自転車写真と動画撮影にはどのような機材が必要か。




実は最近、自転車協会様から連載のお話を頂き、サイトに連載を書かせていただいている。
連載のテーマは、「自転車をカッコ良く撮ろう」だ。
この連載でも後で取り上げる予定だが、自転車撮影にはどのような機材が必要(又は便利)だろうか。
そこで今回は、自転車を撮影する機材についての説明と、それらを使ってどのような映像ができるかを見ていきたい。

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・一番使い勝手がよく、誰でも使えるスマホ

私のブログの記事の9割以上の写真は、スマホで撮影されている。
大事なのは構図や景色であって、撮影する機材は実はそれほど重要ではないと、最近は思っている。
特にSNS主流の現在は、写真というもの自体が我々一般人に親和性の高いものとなり、細かなピント調整や光の加減と言った専門的なことよりも直感的な評価の方が重視されている。
また最新のスマートフォンでは写真だけでなく、動画を撮っても非常に強力な手振れ補正で綺麗な動画を作成できるので、SNSやYoutubeと言ったメディアで扱う分には十分なクオリティだ。
何よりも手軽に持ち運べるうえに、邪魔にならないサイズなのはサイクリストとしてはうれしい限りだろう。(そもそもスマホを持たずに自転車に乗る事が余り状況としてはあり得ないくらいだろうが)
ただし、やはりスマホのカメラは多機能の内の一つであり、過剰な期待をしてはいけない。
ポスターやガイドブックに載っている様な写真と同じようには撮れないので、逆にスマホだからできる画を見つける方が面白いだろう。
また自撮りをするなら、スマホ用のミニ三脚を背中ポケットに忍ばせておくと、更に撮影の幅が広がって楽しい。

・こだわるならば是非考えておきたい一眼レフカメラ

表現力を重視したいなら、選択肢として考えるべきだろう。
どんなにスマホが優秀になっても、一眼レフカメラの表現力にはかなわない。
スマホがなんでも揃うデパートなら、一眼レフカメラはそれ一筋の専門店だと考えれば、その差が大きいことはよく分かる。
レンズが交換できるので、広角レンズを使って景色と自転車をダイナミックに表現したり、望遠レンズの圧縮効果を使用した迫力のある一枚も可能だ。
ただし、一眼レフカメラを使用するには、それなりの知識は必要になってくる。
せっかく持っていてもフルオートで撮影するくらいなら、正直iPhoneで撮影したほうが良い写真になる。
また自転車で持ち運ぶことを考えると、別途リュックやバッグを使って持ち運ぶ必要があり、少々煩わしいのが難点だ。
ガジェット好きであれば、多少の不便を考慮してでも一眼レフカメラを持ち運ぶだろうが、多くのサイクリストにとっては「大は小を兼ねる」とはならないかもしれない。

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・自転車との親和性抜群、最新ガジェットのドローン

私も何か面白い画が撮れたらいいなくらいで始めたドローンだが、思いのほか自転車(やバイク)との親和性が高く、今では仕事として撮影をするようになってしまったほどだ。
特に最近では、小型で高性能のドローンも増えてきており、バイクジャージの背中ポケットに収まるサイズの物でも十分な性能を持っており、写真や動画を撮るにはクオリティは十分だ。
また、値段も依然と比べると小慣れてきており、アンダー10万円以下でも十分な性能を有している。
ドローンを使うことで、今まで走っていた道や坂が全く違う物に見え、とても新鮮に感じることだろう。
また自撮りをしたり、グループ全員で写真を撮りたいといった時にも最適のツールと言える。
ただしほとんどのドローンは防水ではないし、誤って墜落すれば破損する。
首都圏では飛行制限区域も多く(禁止区域では、ドローンによっては自動で飛行できない状態となる)、観光地などでは独自に飛行を禁止している地域もあるので、飛行前には事前の情報収集が必要だ。
お薦めとしては、DJI製のMAVIC AIRMAVIC2あたりがコンパクト高性能で自転車との親和性が高い。(名前もMAVICだしね!)

・自転車やライダー目線を手軽に撮れるアクションカメラ

実は私自身はGoProの様なアクションカメラは最近使用していないのだが、自転車に乗る人からすると最も手軽な撮影機材の一つかもしれない。
広角のレンズは景色やライダー自身を一つの画角に収めてくれるので、自撮りには最適なガジェットだ。
また、ハンドル下やヘルメットに装着することで、あたかも自転車に乗っているような目線での撮影ができるので、レースやイベントシーンなどでも有効。
最近では360度を撮影できる製品も増えており、GPSデータと連動させることでVR環境での仮想ローラー練習もできるとか。
ただし、映像としてはピントが中距離に固定されているため、メリハリが足りない映像になりやすいので、編集を工夫する必要はあるかもしれない。

実際どれくらいの映像が撮れるのか

さて、ではこれらの機材を使ってどれほどの映像が撮れるだろうか。
いくつかの例をあげていきたい。
なお事前に言い訳しておくと、編集のクオリティも映像には大きく係わってくるので、あくまで参考程度に見てほしい。
編集は全てフリーソフトを使用しており、グレーディング等は行っていない。(編集PCのスペックが低く、そこまで手が回らないのが現状なのだが)

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全部自撮りした場合

この映像は、DJIのMAVICPRO(先代モデル)とCanonEOS8000Dを使って撮影した映像。
撮影場所は、北海道のナイタイ高原牧場で、テーマはヒルクライム。
撮影は一日で完了。
空撮部分は、ドローンのインテリジェントフライトモード(追尾機能)を使用。

全部自撮りした場合2

この映像は、DJIのMAVICPRO(先代モデル)とスマートフォン(P9Lite)を使って撮影した映像。
撮影場所は、熊本県の阿蘇市周辺で、テーマはファンライド。
撮影は2日に分けて撮影。
空撮部分は、ドローンのインテリジェントフライトモードを一部で使用。
スマホの手振れ補正機能がなかったので、強風によって映像が見にくい。
新しいスマホであれば、この辺りは解決できるだろう。

他人を撮影した場合

この映像は、DJIのMAVIC2PROとCanonEOS8000Dを使って撮影した映像。
撮影場所は、北海道の穂別で、トライアスロン合宿の撮影依頼にて撮影したもの。
撮影日数は3日。
空撮部分は、マニュアル操作を使用。
ドローンを手持ちしての撮影部分も多く、飛ばして使用する以外の方法も有効である。

自転車以外の撮影

この映像は、DJIのMAVIC2PROとCanonEOS8000Dを使って撮影した映像。
撮影場所は、鳥取県の若桜町周辺で、バイク乗りの友人とノリで一日で撮影したもの。
空撮部分は、マニュアル操作を使用。
基本的にスピード以外はバイクも自転車も被写体としては共通している部分が多い。

最後に

このように、いくつかの機材を組み合わせることでそれっぽい映像は、十分に作ることができる。
もちろんスマホ単体でも、アイディアさえあれば面白い映像や写真を撮ることができるだろう。
もしこの記事に少しでも感化されたなら、自分にとっての自転車写真や映像を撮りに出かけてみてほしい。