#64 栗駒山(湯沢側)でヒルクライム!湯沢方面からの登りルートを解説!

今回紹介するのは、前回に引き続き栗駒山で、秋田県湯沢市側からの登りとなる。

今回紹介する峠は前回に引き続き栗駒山だ。 ルートとしては岩手県一関市から栗駒山の須川温泉までの登りとなる。 ・峠スペ...

・峠スペック

坂バカ度:★★★★★☆☆☆☆☆
景観:  ★★★★★☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★★★★

距離
16.6km
最大標高差
738m
平均斜度
全体:4.3%
上り:6.4%
下り:5.3%
獲得標高
上り:835m
下り:117m

・補給ポイントについて

スタート地点は交通規制用の門があるこの位置からとする。
ゴールとなる須川温泉までの全長は16.6㎞だ。

・ラストコンビニ

こちらのスタート地点も山の中なので、コンビニは近くにない。最寄りのデイリーヤマザキまで20㎞近い。(一応その手前のガソリンスタンドも、コンビニの様な商店になっているが、どちらにしても遠い。)

・ラスト自販機

自販機はスタート地点から3㎞ほど離れたこの位置にあるものが最後だ。

・実走レビュー

スタートすると最初はかなりゆるゆるとした登りで始まる。
このスタート地点はすでに坂を登ってきた位置にあるので、スタート後は緩いというわけだ。

スタートして最初の2.5㎞程は2~5%ほどで登っていく。
この付近では、成瀬ダムというダムを建設中のため、道は整備されている。
その代わり建設関係の車両も良く通る。

最初の2.5㎞が終わると長いトンネルが現れる。
トンネルは1.5㎞あり、中は5%ほどで登っている。
一応歩道はあったが、一段高いところにあり、一度自転車を降りる必要がある上、人がすれ違えるほどの広さしかないので、あくまで歩行者用の歩道だ。(なぜ日本のトンネルとはこうも自転車に厳しいのか。。)

トンネルを越えると、次は橋が現れる。

橋からは建設中の現場を見渡すことができるが、あと数年もすればここは水の底になるのだろう。

橋を越えるとその先はいったん下りとなる。
橋の先でトンネルの掘削工事を行っていたので、ダム工事が終わるとこの道は使われない道となり、更に長い2.1㎞のトンネルで繋がれるようだ。

1㎞ほどの下りを終えると、そこから先は基本的に登り勾配が頂上まで続くことになる。
特に下り終わってから4㎞ほどは平均勾配8%となり、長く厳しい。

しかし、この登りを過ぎてしまえば、ところどころの登りはあるものの、2㎞ほどは緩やかな登りが待っている。
ここでしっかりと脚を休ませてゴールまでのスタミナを回復させておこう。

ここから先はゴールまでひたすら登っていく。
前述の区間から傾斜がきつくなってからの2㎞は7%超の登りとなる。体感的には8~9%ほどである。
ここも例に漏れず、カーブの内側が他と比べると傾斜がきつい傾向にあるので、自動車が少ない様なら大回りするのも手だ。

また傾斜のきつい区間は、登坂車線が整備されているので、登りに集中できるのはありがたい。

もしきつい場合には、この区間の途中に仙人水というカフェ(湧き水)があるので、とても冷たい水でリフレッシュしよう。
特にこのコースは、朝でない限り日影が少ないので、体が熱くなりやすい。
これからの時期、辛いと思ったら無理は禁物なので、しっかり体を中と外から冷却しよう。
ちなみに、この仙人水がある区間がこの坂の中では体感的に最も厳しい区間となる。

仙人水から頂上までは3.3㎞となるので、一つの目安としても良いだろう。
また、道中の標識には県境(須川温泉)までの距離表示がるので、併せて目安としたい。

栗駒山が見えてくれば、頂上までは遠くない。
8%の直線を600mほど進むと、丁字路にぶつかるので、ここを左折だ。

そこからゴールまでは700mほどとなるので、最後の踏ん張りで登り切ろう。

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・頂上施設について

こちらから登ると、頂上は岩手県となる。

頂上は前回紹介したように、補給や食事が可能だ。
登り終わりのスプライトが旨い!

タイムを狙う場合には、勾配の緩い区間でスピードを落とさないことが大切だ。
特に下り区間は、スピードを乗せておけば、登り返しで少しでも長い時間楽をすることができる。

・路面状況について

路面状況は登り下り共に良好でいうことはない。
ただ、ダム工事付近では砂ぼこりや、それを抑制するための水が路面に撒かれているので、工事車両との出会い頭の事故防止も兼ねて、工事現場付近では徐行しておくと良いだろう。