#214 国道425号線でヒルクライム!十津川からの酷道は走行できるのか?




今回紹介するルートは、奈良県の南部に位置する十津川村から下北山村へ抜ける、国道425号線についてだ。
国道425号線と言えば、日本3大酷道の一つとされ、ネットで検索すれば国道とは思えないような写真が続々出てくる。
自動車には酷道でも、自転車(ロードバイク)ならどうであろうか、ということで実際の路面状況等を紹介していこうと思う。

今回紹介するのは、前回紹介した国道425号線の下北山村側からの登りについてだ。 この区間の酷道425号線は、山を越えると市町村が変...




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・峠スペック

坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観:  ★★★★☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★☆☆☆☆☆☆☆

距離
22.7km
最大標高差
716m
平均斜度
全体:3.1%
上り:7.5%
下り:5.5%
獲得標高
上り:953m
下り:246m

・補給ポイントについて

スタート地点は、国道168号線と国道425号線が分岐する交差点からとする。
頂上までのコース全長は、22.7㎞と長めだ。
五條市方面から自走してくることも可能だが、この区間を走りたいなら道の駅十津川郷まで自動車で輪行すると良い。
ちなみに道の駅の駐車場は狭いので、土日に車を止めるなら隣の市役所が良いだろう。
また、近くにはヌメっとしたアルカリ性の素晴らしい泉質を持った温泉地温泉もあるので、ライド後の疲れを癒すのにも最適だ。

・ラストコンビニ

本当に奥深い山の中なので、コンビニは存在しない。
前述の道の駅で食料調達は可能だが、朝が早いなら来る途中のコンビニで買い物は済ませておきたい。
なお道の駅には蕎麦屋もあり、戻ってきてからの補給にはちょうど良い。

・ラスト自販機

ラスト自販機は、この地点にある物が最後だ。
道の駅からは、トンネルのある新道ではなく旧道を走ってくれば、この自販機を見つけることができる。
425号線に合流しやすい上、安全のためにも旧道を進むことをお薦めする。

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・実走レビュー

スタートすると、6㎞地点過ぎにある橋までは、なだらかな登り区間となる。

途中には豪快な滝がいくつもあり、非常に気持ちの良い道になっている。
この区間だけを見れば、道は細いものの酷道といった感じは一切受けない。

橋を越えると、ここからは一気に勾配がきつくなる。

2.5㎞に渡って平均10%弱の勾配が続く。
特にこの区間の前半1㎞ほどはきつく、平均11%強の勾配となっている。
この先も長いので、無理に乗り越えようとせず、一定パワーを保った方が良いだろう。

このきつめの区間を過ぎて9㎞地点まで来ると、短い下りと植物園の入り口が見えてくる。
植物園の脇を進んでいこう。

植物園を過ぎてからは、階段式の登りが続く区間になる。
この区間は15㎞地点まで、5.5㎞に渡って続き、少しずつ脚を削ってくる。

きつい登りもあるが、1㎞以上続くような区間はなく、概ね登りが500m、暖勾配が1㎞くらいの感覚で繰り返す。

15㎞地点からは、6㎞に渡って下り勾配(場所によっては急な下りを含む)だ。
前半の3.5㎞程はほぼ平坦に近く、後半になると下り勾配がキツくなる。

この下り区間が終わると、左側にゴロゴロした石が積もった広場が現れ、登りに変わる。

ここから頂上までは、約2㎞に渡って平均10%の登りだ。
今までが下りだったので、脚的にはさほどきつく感じないだろうが、瞬間的な勾配はきつい箇所もあるので、ペース配分はしっかりとしておこう。

またこの区間は一気に路面が悪くなるので、注意してほしい。
落石、湧水、散乱物と頂上への登坂を妨害してくる。

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・頂上施設について

頂上はトンネルになっており、見晴らしは効かない。
それ以外の設備もないので、涼む以外の長居をする場所という感じではない。

・路面状況について

全体を通して舗装の痛みが見られる。
また、私が走ったのが秋雨の続くタイミングだったのもあって、散乱物や湧水箇所が多かった。
下ってくる際に、携帯ポンプが壊れてパンク修理ができず途方に暮れている自転車乗りがいたのでポンプを貸したが、この辺りでは携帯も通じず、メカトラブルに襲われるとどうにもならなくなる。
走る際にはしっかりと装備を確認しておこう。
ただし、酷道と言われる割には交通量があり、最悪通りがかりの自動車に助けを求めることはできるかもしれない。
逆に道が細いので、スピードオーバーでの対向車との衝突などには注意してほしい。

・その他

この辺りは水が非常に綺麗なことに驚いた。(写真は何の変哲もない側溝にたまった水)
四国の山中も綺麗だったが、個人的には紀伊半島の方が綺麗な気がする。
そのため湧水箇所を自転車で越えても、あまり自転車が汚れない。
道はひどいが、自然には間違いなく癒されるコースだ。