第3回勝手に峠ランキング(7,8月編)







本来は単月で集計する予定の峠ランキングだが、8月の登坂が少なかったので、7月8月分をまとめて紹介したいと思う。(すっかり夏休みモードで、7月の峠ランキングを忘れてしまっていたなんて今更言えない)
さて、では気を取り直してランキングを発表していこう。

第10位:龍泊ライン

本州の日本海側最北端に位置するワインディングロードである。
ワインディングルートからイメージされる道よりは傾斜が厳しく、登り甲斐のある峠であるが、その分景色も素晴らしい。
また場所柄、なかなか自転車で走ることが難しい立地であるが、走り切った後には哀愁漂う竜飛崎から津軽海峡を望むことができるので、行ってみる価値は十分にある。

第9位:花輪越(西ルート)

地元のおばちゃんも推薦する厳しい上り坂だ。
距離は7.6㎞と短いながらも、平均勾配は7.9%となかなかに強敵である。
また傾斜も去ることながら、休む区間が非常に少ないこと、そして峠としてマイナーであり、頂上にも峠を示す標識などがない謙虚さ(?)という点で9位にランクインした。

第8位:美幌峠(屈斜路湖側)

この峠は、本来であれば私のブログに取り上げられる条件の一つとなる1000m超、又はその前後の標高があるという条件に合致した峠ではない。
しかしながら、標高や傾斜を考慮したとしても紹介してよかった峠である。
その素晴らしさは景色だ。ただ登るだけではなく、晴天という条件をクリアした時にだけ見ることのできる景色は、何度も足を運ぶ理由には十分だ。

第7位:オロロンライン(サロベツ原野)

なんと峠のランキングに平地がランクインしてしまった。
北海道マジックに掛かれば、平地さえも峠道を覆す魅力を発揮してしまうのだ。
この道は日本でも唯一無二の景色を見せてくれる。
また何もない海沿いの道は、サイクリストに「風」という平地を上り坂にも下り坂にもしてしまう魔法を掛けてくる。
景色だけではない魅力がこの道にはある。

第6位:ナイタイ高原牧場

この道もまた、北海道を想像したときに誰もがイメージするような素敵な景色を持っている。
しかもその素敵な景色が最初から最後まで続く、日本でも稀有な道と言えるだろう。
素敵な道の先にある頂上から見る景色は、これまた素敵な景色であり、日常を忘れるには十分だ。
ただし大雪山系のそばにあるため天候の変化が激しい。天候の安定しやすい早めの時間に訪れることをお勧めする。(私は晴れるまで1週間待たされた)




第5位:津別峠(津別側)

北海道では珍しく景色を抜きにして楽しい峠だ。
勾配もポイントにはなっているが、交通量がほとんどないにもかかわらず大量の道路標識があり、その様子は標識銀座とでも形容しようか。
また邪魔するものがないので、登るということに集中しやすく、自分を追い込みやすい環境である。
地元の方によると、晴れていれば展望台から見える景色は美幌峠を凌ぐとのことなので、ぜひ晴れた日に登りたいものだ。

第4位:知床峠(ウトロ側)

日本で最も東端に位置する本格的な峠であり、また世界遺産に登録されているその環境と美しさは格別である。
峠自体は一定勾配なので、初心者でも無理をしなければ登り切ることができる峠だ。
景色も路面も褒めるところしかないこの峠唯一の注意点は、熊だけだろう。

第3位:早池峰山(西ルート)

この峠、緑の中を走るという意味では素敵ではあるが、決して素敵な下界の景色が広がるような道ではない。
この順位にランクインした理由は、その傾斜にある。
8.2㎞の距離を平均8.9%という、グランツールに肩を並べるような傾斜で登っていくことになるのだ。
景色が良くなくても登りたくなる、坂バカ冥利に尽きる峠の一つと言えるだろう。

第2位:十勝岳(上富良野側)

舗装された道としては、北海道で最も標高の高いところまで登れる道だ。
この峠のハイライトは、最後の2.5㎞に凝縮された平均勾配10%の坂だ。
初心者の心と脚を打ち砕くには十分と言えるこのラスト2.5㎞区間は、上級者をも苦労させることだろう。
また頂上からの景色も素晴らしく、北海道では一番楽しい峠であった。

第1位:八幡平見返峠(アスピーテライン経由)岩手側

魅力あふれる北海道の峠を抑えて1位に入ったのは、岩手県が誇る峠道「八幡平アスピーテライン」だ。
距離、勾配、景色を兼ね備えたこの道は、何度登っても飽きることはないだろう。
また登りの途中にある旧松尾鉱山は、東の軍艦島と呼ばれるほど廃墟マニアには有名なので、ぜひ立ち寄ってそのロマン溢れる佇まいに想いを馳せてほしい。
というわけで、自転車乗りであれば一度は登ることをお勧めしたい峠だ。