#132 畑薙湖(おまけ:寸又峡&富士見峠)へヒルクライム!静岡最北部を攻める!







今回紹介するのは、いつもの峠と違って畑薙湖という湖だ。
もちろんこのブログで普通の湖を紹介するはずもなく、湖と言っても山の奥にあるダム湖だ。
またここはロードバイクで行くことのできる静岡最北部となる。
なお今回は、畑薙湖への途中から分岐する寸又峡富士見峠についても併せて紹介しておこう。

スタート地点は大井川鐡道の終点となる千頭駅からとする。
輪行であれば千頭駅スタートでよいが、ここまで自走の場合は国道1号線からは40kmほどある。
千頭駅から畑薙湖までは50㎞弱の道のりとなるので、長距離ライドとなることを覚悟しておこう。

ちなみにスタート地点の千頭駅では、SLを見ることができる。
迫力のある姿は一見の価値がある。
(たまにイベントでトーマスになっていることもある)

近くにコンビニはないが、駅に道の駅が併設されており、周りには商店などもある。
ちなみに最寄りのコンビニまでは7㎞弱南下する必要がある。

ラスト自販機は、田代温泉ふるさとという民宿の向かいにあるものが最後だ。

スタートすると5㎞程アップダウンを繰り返しながら進んでいく。
平均勾配は2%弱だが登りは10%程度になる箇所もあるので、あまり油断してはいけない。
基本的にコース全体を通してアップダウンが続き脚を削られるので、マイペースで進んでいきたい。

コースは終始川沿いを進んでいくことになるので、気持ちが良い。
冬は風の強いことも多いが、夏は気持ちが良いことだろう。

5㎞進んだところで、分岐が現れるので接阻峡温泉方面に進もう。

道なりに寸又峡(すまたきょう)方面に進むと、ちょっときつめのヒルクライムの後、気持ち良いダウンヒルを挟んで寸又峡温泉郷に行くことができる。

温泉街を抜けるとそのまま寸又峡夢の吊り橋まで行くことができる。
エメラルドグリーンの湖面の上に架かる吊り橋は非常に美しい。

なお、寸又峡温泉郷から夢の大橋までは自動車の通行は禁止されているが、自転車での通行はできるのすぐに行くことができる。

つり橋までは自転車を止めて200mほど階段を下る必要があるが、注意すればビンディングシューズのままでも行くことができる。

ルートがそれてしまったので、分岐を右折するところまで話を戻す。
右折すると2㎞ほどで長島ダムが現れる。
長島ダムの上は道になっており、渡ることができるのでダムの上を抜けて行こう。

ダムを抜けると長島ダム駅という、大井川アプト線の駅が現れる。

駅から先は2.5㎞に渡って平均5%の登りとなる。
ここも場所によっては10%程度になる。

登りが終わると、接岨峡(せっそきょう)温泉までの2.5㎞は下りだ。
勾配が10%を超える箇所もありスピードが出やすいので、出し過ぎには注意しよう。

ちなみに下り区間の途中にアプト線の奥大井湖上駅という駅を見ることのできる箇所があり、湖上に掛かる橋の上を走る列車の景色が美しい。

接阻峡温泉乗り口には大きなつり橋があるので、目印にすると良いだろう。(渡るわけではない)

また接岨峡温泉は日帰り入浴ができ、食事(のみ)も可能なので、補給ポイントとしてやちょっとしたサイクリングならここをゴールにするのも良いだろう。

接岨峡温泉から先8㎞弱は再度登りとなる。

この辺も場所によっては10%程度になる箇所があるが、大体は5%ほどが多い。
また道が狭いので、対向車には注意してほしい。

アプト線と並走している個所があり、運が良ければ列車と並走できるかもしれない。

交差点が現れたら直進しよう。
右に進むと前回紹介した百畳峠の途中にある富士見峠にアクセスできる。

富士見峠方面にアクセスすると、最初は井川ダムまでの1㎞強で下りとなる。
下り坂の途中には井川駅があり、アプト列車を見ることもできる。
また駅に隣接した売店では食事や飲み物の購入も可能だ。

井川ダムを越えるとトンネルがあり、そこから11㎞に渡って5%程度の登りが頂上まで続くことになる。

路面は綺麗だが、道が細くなるところもあるので走行には注意が必要だ。

途中には山の中にもかかわらず、じんきちという定食屋さんがある。
残念ながら12~3月までは閉店しており食事はできなかったが、外には自販機があり、冬でも利用できた。

脚に自信がある人は、畑薙ダムに付け加えて登ってみるのも良いだろう。

坂バカ度:★★★★☆☆☆☆☆☆
景観:  ★★★★★☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★☆☆☆

距離
12.7km
最大標高差
526m
平均斜度
全体:3.5%
上り:5.7%
下り:6.3%
獲得標高
上り:523m
下り:88m




さて本来のルートである交差点を直進すると、ここからラスト自販機のある田代温泉ふるさとまでの10㎞弱の区間で下り勾配となる。
アップダウンはあるが、比較的楽に進むことができるだろう。

途中には集落やお茶畑、つり橋があり、休憩ポイントもいくつか存在する。

南アルプスえほんの郷(井川ビジターセンター)では食事も可能だ。

田代温泉ふるさとを抜けると、ヘアピンカーブとトンネルが現れ、その先5㎞弱の区間は3~5%程度の登りが続く。
とはいえ登り続けるわけではないので、安心してよい。

途中には水力発電の水管の下を通ることのできるトンネルがある。
結構貴重な体験かもしれない。

トンネルはいくつか続き、中が暗いこともあるので注意だ。
全部で第7トンネルまである。

登り勾配が終わると、その後5㎞程はほぼ平坦の道が続く。

所々に畑薙第1ダムまでの距離が記された看板があるので、参考にすると良い。

平坦区間が終わり1㎞程進むと白樺荘という温泉が見えてくる。
ここも食事が可能となっている。
温泉自体もとても評判が良いようだ。

白樺荘までくれば、畑薙第1ダムまではもう少しだ。
ダムまでは3.5㎞の登り勾配となる。

もちろんアップダウンのある道なのでそこまで厳しい道ではないが、ダム手前に一か所だけ10%弱の登りがある。

ダムを渡れば、ロードバイクで行くことのできるゴールポイントまでは1.5㎞だ。
ほぼフラットなので景色を楽しみながら進みたい。

ゴール地点は交通規制用のロープが張られており、有人の監視所がある。
監視所のおじさんは気さくな方だったので話を伺うと、自転車ならこの地点から27㎞先にある二軒小屋ロッヂまで行くことができるとのことだった。
舗装がないのでロードでは無理だが、シクロクロスやMTBであればさらに最深部へ行くことができるだろう。

路面状況は場所によって変化はあるが、概ね良好だ。
ただし道幅が狭かったり、落石がある箇所も多いのでそこは注意が必要だろう。
またトンネルが多いので、ライトの装備は必須となる。
ちなみにこのルートは、南アルプスを横断するリニア新幹線の資材搬入道路として使われるとのことで、各所で工事を行っていた。
工事が進めば、今後は路面状況が改善されるだろう。

ここまで読んでいただいた方にグルメ情報をお届けしよう。
千頭駅から8㎞程南下したところに道の駅フォーレなかかわね茶茗舘という道の駅がある。
ここでは300円で、お茶のおいしい飲み方を教えていただきながらお茶を飲むことができる。
このお茶がとてもお茶とは思えない、出汁の様な味なのだ。
淹れ方ひとつでお茶がここまで変わるのかと感心してしまう体験ができるので、是非一度体験してほしい。

坂バカ度:★★★★☆☆☆☆☆☆
景観:  ★★★★★★★★☆☆
路面状況:★★★★★★☆☆☆☆

距離
46.4km
最大標高差
670m
平均斜度
全体:1.4%
上り:5.5%
下り:4.4%
獲得標高
上り:1134m
下り:492m