今回紹介するのは、前回紹介した国道425号線の下北山村側からの登りについてだ。
この区間の酷道425号線は、山を越えると市町村が変わることからか、十津川村側とは路面状況等大きく違った。
どのように違うか細かく見ていこう。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観: ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★☆☆☆☆☆
距離
8.7km
最大標高差
582m
平均斜度
全体:6.5%
上り:7.8%
下り:2%
獲得標高
上り:567m
下り:8m
・補給ポイントについて
スタート地点は、下北山村役場そばの交差点からとする。
コース全長は8.7㎞と比較的短い。
・ラストコンビニ
この村にはコンビニがない。
スタート地点そばには個人商店がある様なのだが、私が行ったときには開いていなかった。
補給には気を付けたい。
・ラスト自販機
自販機は、スタート地点の交差点にある物が最後となる。
また、スタートして少し行ったところには公衆トイレがあるので、もし必要なら使わせてもらおう。
・実走レビュー
スタートして最初の2㎞は、2%強の緩やかな登りで始まる。
下北山村側は、路面は比較的綺麗だが、グレーチングに隙間があったので注意してほしい。
2㎞地点を過ぎた辺りから、徐々に勾配が上がっていく。
とはいえ、3.5㎞地点辺りまで3~4%程度の勾配なので、それほど体力を使うこともないだろう。
3.5㎞地点を過ぎると、ここからはカーブが連続する。
勾配も今までとは明らかに違う登りとなるので、ここからが本番だと思っておこう。
5㎞地点までは平均10%弱の勾配が続くことになる。
この区間は、一定勾配という訳ではなく、きつい勾配と緩い勾配が繰り返す不規則な構成なので、脚に応えるだろう。
5㎞地点からは、6.5㎞地点まで10%勾配になる。
勾配は比較的一定になるので、手前の区間よりはペースが掴みやすく登りやすい。
なお、途中にはトンネルがあるので、対向車や後続車に気を付けたい。
6.5㎞地点を過ぎると、ここからは勾配が緩くなり始める。
7.8㎞地点辺りからは、さらに勾配が緩む。
ただしゴールまでのラスト700m程は、再度7%程度の勾配となり、スパートのタイミングを間違えるとタレるので、注意が必要だ。
・頂上施設について
頂上はトンネルがあるだけだ。
駐車スペースはあるので、座って休むのもありだろう。
また、景色を見るなら、頂上から少し下のポイントから山々を望める。
・路面状況について
十津川村側と比べると、路面はかなりまともと言える。
ただし、タイヤが嵌りそうなポイントは2,3か所あったので、ある程度の注意は必要だ。