2023年買ってよかったサイクリング&スポーツアイテム!

まだ2023年を振り返るには少し早いが、今年移住した北海道は早くもロードシーズンが終了してしまいそうなので振り返っておこうと思う。
購入したアイテムは定番品が多いが、個人的な感想も踏まえて紹介していければと思う。

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・自転車製品

まずは本命となる自転車用品から紹介していこう。
個人的には振り返って記事にしてみると、結構保守的な製品を購入してるなという気がしないでもないが、少しでも多くの方の参考になれば幸いだ。

Shokz OpenRun Mini

最初に紹介するのは、サイクリストにはもはや定番の骨伝導イヤホンShokzだ。
ただし、今回紹介するのは通常モデルではなく、Miniモデルとなる。
Miniモデルの最大の特徴はネックバンドの部分が通常モデルより短くなっていることにある。
ネックバンドが短いことで頭部へのフィット感が上がり快適性が増すほか固定力も通常モデルより高く、また横から見た時もバンドが飛び出さず見た目にもスッキリする。

自転車とは直接関係ないのだが、ソファやチェアのヘッドレストに頭をもたれた時のもネックバンドが干渉することがないので、部屋の中はもちろん飛行機や電車での移動中もつけっぱなしで使用できるのが非常に快適だ。
通常モデルも所持しているが、通常モデルでは頭をもたれるとネックバンドが干渉してイヤホンが動いてしまうので、これが解消できればと思っていたので個人的には非常に満足度が高い。
またMiniサイズとはいえ女性サイズというようなことはなく、日本人の頭のサイズだとほとんどの人は男女問わずMiniモデルをお勧めできるだろう。

OGKカブト AERO-R2

これもサイクリストには定番のアイテムだが、エアロヘルメットの定番AERO-R2はおススメだ。
結論から言うと、このヘルメットは速い。
個人的な感覚で申し訳ないが、ショートテールでありながらKASKのUTOPIAの同程度のエアロ性能を持ち合わせているのではないかと思う。

個人的にはOGKのヘルメットの型が変わった8年くらい前から頭の形に合わなくなったので避けていたのだが、IZANAGI以降からはまた型が変わったのかジャストフィットするようになったので購入してみた。
KASKのヘルメットが合う人には同様にAERO-R2はフィットするはずだ。
またエアロヘルメットでありながら通気性が良く、ヘルメット内部のパーツを脱着することで通気量(冷却力)を調整することができるので、一年を通して使用が可能だ。
さらにショートテールであるため、下を向いても大きな抵抗になりづらく正しくかぶらないと抵抗が削減できないロングテールのエアロヘルメットのようなシビアな装着が不要だ。

唯一の欠点は、デザインではまだヨーロッパブランドに劣る部分がありデザイン的に少し幅広に見えてしまう。
しかし、それを差し置いても被る価値があるあるくらいには高性能なヘルメットだといえるだろう。
機能に対して価格も実売で2万円弱とお手頃なのも非常に評価が高いポイントだ。

FLR ロード ビンディングシューズ F-XX KNIT WT

このシューズはホワイトカラーのニットモデルという見た目だけで買ってしまったシューズなのだが、非常に満足度が高い製品だった。
ソールの剛性指数が14とシマノのRC9(剛性指数13)と比べても高い(高剛性)のだが、実際に使用すると数字ほどの硬さを感じさせずロングライドでもRC9よりも疲れづらいシューズで快適だった。
もちろんこの感想は個人的な足の形などもあるので万人に当てはまる話ではないと思うが、もしシューズの硬さで足の疲れを感じている人がいれば試してみてほしい。
FLRは居住地によっては実店舗で触れる機会が少ないのでネットでの購入が主になってしまうかもしれないが、サイズ感としてはシマノのワイドサイズにかなり近いので、今シマノのワイドを履いている人は同じサイズで問題ないと思われる。

このシューズの良くない点を挙げるとすれば、最初に付属しているインソールが薄いのでアーチが高いことの多い日本人にはフィット感がいまいちと感じるかもしれないので、その時は別途販売しているFLRエリートパフォーマンスインソールを使用することをお勧めする。
私もローアーチサポートを購入して使用しているが、付属のインソールと比べてかなりフィット感が上がる(もちろんパワーも上がる)のでFLRシューズを使用するならお勧めのアイテムだ。

GARMIN(ガーミン)Forerunner 255

元々Garminウォッチを使用していたので買い換えということになるが、これはアクティビティを計測するだけでなくQOLを計測するのにも非常に役に立っている。
特にボディバッテリの精度が思ったよりも高く、購入後常に装着して活動の良い指標になっている。
個人的にはお酒もそこそこ飲むので、いかに飲酒後の睡眠スコアを低下させないようにするか等も試行錯誤できるので、ちょっとした楽しみを見出しているほどだ。
また旧製品と比べるとGPSだけでなくみちびきにも対応したため現在位置の捕捉が格段に早くなっており、すぐにアクティビティに移ることができるのでかなりストレスフリーになった。
ちなみに現在では後継機種のForerunner265も登場している。

大きな違いは画面が液晶から有機ELに変更になって昼間でも見やすくなったことだが、それ以外はほぼ変わっていないので価格重視なら255、見やすさ重視なら265を選択するといいだろう。

ゴルフなどもやる場合は上位機種のForerunner965を選択すると良い。

Magene EXAR TPUチューブ 700C 36g

TPUチューブはトラブルが多いことを聞いて個人的に食わず嫌いで導入していなかったのだが、トラブルも減り価格も手ごろになってきたのでつい最近導入したアイテムだ。
RideNowなどの中華製品がメジャーだが、私は購入のしやすさと安心を求めてグロータックが展開するブランド「マージーン」が販売するEXAR TPUチューブにしてみた。
チューブ交換後に走り始めると体感でわかる漕ぎだしの軽さで、やはりホイール外周の軽量化は非常に有用であることが分かると同時に今後は緊急時を除けばブチルチューブを使用することはなくなりそうだなと思うほどだった。
またこの製品の特長として36gと軽量ながらリムブレーキにも使える耐熱性を謳っており、まだまだ機材がディスクブレーキに置き換わっていないユーザーでも安心して使用できるようになっている。

私も実際にカーボンホイールのリムブレーキ車に装着してみたが、今までと同じようなブレーキングをしてもなんら問題なく、チューブ交換についてはブチルチューブよりもやりやすいほどだ。
乗り味については既に各所で言われている通りブチルと比べて少し突き上げなどを感じやす硬めの感触だ。
これはTPUチューブがブチルチューブよりも薄いため、ブチルと同圧にするとエアボリュームが過多になるためではないかと思う。
私は体重60㎏前後なのだが、走ってみた感覚としては概ね4.5bar~5.0barでの運用が良さそうだなと思っている。
ホイール交換となると財布と要相談だが、TPUチューブ交換であれば数千円で体感できるほどの軽量化を実現できるのですぐにやった方がいいだろう。

Trustfire 450ルーメン自転車用ヘッドライト

あまり聞き馴染みのないメーカーかもしれないが、みんな大好き中華メーカーのライトブランドである。
とはいえ、最近の中華製品は侮れないクオリティを発揮しており、この製品も同様に非常にコスパの高い製品になっている。
フロントライトとしては90g以下と小型のボディで全体がアルミで構成されており、造りにチープさはない。

Type-Cの電源ポートもしっかりとしたキャップで覆われており防水性能も高く、ライトはGoProマウントを介してバイクに装着することになるが、脱着は容易で落下を未然に防ぐ構造になっており抜かりがない。
コンパクトで四角い筐体なのでランニングの際も使用しており、先日追加購入してしまったほどだ。
小型ゆえにランタイムは大型の製品と比べると劣るが、軽さとコンパクトさ、高性能を追求するサイクリストにはお勧めだ。

RAVEMEN FR160 フロントライト

最近は自転車事故も増えてきているのでデイライトが欲しいと思って導入したのがRAVEMENのFR160だ。
これは製品名の通り最大輝度160LMと夕方以降に単独で使用するには少々役不足であるが、デイライトとしては非常に優秀だ。
この製品の最大のメリットはサイクルコンピューターマウントとサイクルコンピューターの間に挟み込むように設置できることで、デイライトを追加しながらもハンドル周りをスマートにすることができる点だろう。

点灯や点滅といった6種類のモードがありランタイムもデイライトとして十分だ。
また防水性が高く製品保証も2年あるため、雨天時の使用でも安心できる。
デイライトを使用したいが、ハンドル周りはなるべくスッキリさせたいという人には確実におススメできる製品と言える。

SELLE ITALIA WATT S.FLOW KIT CARBON

私はTTバイクにも乗るのだが、今まではTNIのLiteFlyサドルを使用していた。
おおむね満足していたのだが、100㎞を超えたあたりから若干違和感を感じる部分があったのでより快適に走れるサドルはないものかと探していたところ見つけたのがSELLE ITALIA WATT S.FLOW KIT CARBONサドルだ。
このサドルの特徴としてはショートサドルながら座面が広くお尻の全体で体重を分散できる点だ。
国内レビューが少ないので、海外レビューを見ていても長距離走行に向いたサドルだということがうかがえる。

またサドルのボリューム感の割に200gと軽量なので、TTバイクのみならずロードバイクでも快適に使用できそうだ。
ブルベやロングを主戦場にするトライアスリートにはぜひ試してみてほしいサドルだ。

Morethan サイクルジャージ

個人的に迷彩柄が好きなので探していたところ、主張の強すぎないジャージがMorethanから発売されたので購入した。
デザインについては好みの問題もあるのでこの場では置いておくが、ジャージの機能性という点では非常にコストパフォーマンスに優れている。
ジャージの生地は伸縮性に優れており速乾性も高く安物にありがちなテラテラ感や機能性の低さは感じられない。

個人的にはジャージで一番気になる裾や袖の末端処理もよく出来ており、耐久性こそまだ未知数な部分はあるが洗濯して使用している感じでは少なくとも1シーズン以上はしっかり使えそうである。
ちなみにサイズ感としては他のメーカーと違いはなく、163㎝60㎏前後の私でSサイズでジャストだった。

仮にサイズを間違えても交換対応してもらえるので安心して購入できるのもMorethanのおすすめポイントだ。

サンティック メンズ サイクルビブショーツ

こちらもMorethanと同様にコスパの高い製品になっている。
私はビブパンツは消耗品だと思っているので、練習やサイクリング、ローラーで使うものはパッドの形状が股に合えばお手頃なもので良いと思っている。(もちろんデザイン的に好みのものは高くても買うが)
Santicのビブショーツはこの点でちょうど良く、お手頃価格でありながらパッドの厚さや生地の柔らかさもあり、おまけに大腿部に最近流行のポケットも付いている。
とりあえず1枚買って数回使ってみたがパッドはもちろん、大腿部の締め付けが自然でロングライドでも痛くなるような箇所がなかったのでさらに追加で2枚購入した次第だ。
お手頃なビブを探している人やビブパンツを試してみたい人にはピッタリだ。

Morethan サイクルグローブ ハーフフィンガー

またまたMorethan製品になるが、夏用のハーフフィンガーグローブもおすすめだ。
こちらの製品は価格こそ一般的な中華ブランドと同程度だが、使い勝手や耐久性に優れている。
生地の伸びが良くフィット感も高く、パッドが無駄に厚くないので素手に近い感覚で自転車に乗ることができる。
また、ライド後に汗で張り付いた状態でも指の間のループを引っ張ることで簡単に着脱が可能になっている。
ループ自体も縫製がしっかりしており、1シーズン使用しても切れたり千切れたりしたことはない。
私は最初に1組買ってから気にったので2組追加で購入した。
グローブは自転車ウェアの中でも消耗が激しい部類の製品なので、お気に入りの製品を見つけたらラインナップから消える前に多めに買っておくことをお勧めする。

・自転車製品以外

おたふく手袋 オールシーズンインナー ノースリーブ

これは今年買ったというより今年「も」買った製品なのだが、日常生活からスポーツまで夏も冬も使える万能アイテムだ。
調べてみて自分でもびっくりしたのだが、今年だけでストック分も含めて13枚も購入していた笑
これをベースレイヤーとして一枚着るだけで夏は汗の放出を助けて体温を下げてくれるし、夏の汗冷え対策としてもかなり有用だ。
冬は空気の層を作って冷えから守ってくれるし、夏同様に汗冷え対策としても頼もしいアイテムだ。
しかも実売で1,000円/枚程度で購入できるので、用途を選ばず使えることを考えると非常にコスパが高い。
繊細なメッシュ生地なので洗濯をする際はネットに入れることが推奨される点は手間にはなるが、ほつれなどを防げて長く使用できるので可能な限り洗濯ネットは使用したいところだ。
とにかくこの製品は自転車に乗る乗らずいつでも使えるアイテムなので、身体を動かすのが好きな人全員にお勧めしたい。

ちなみに最近では長袖タイプも出たので、アーム部分まで機能的にカバーしたい人は長袖タイプを買うといいだろう。

ヴァーム(VAAM) アスリート 顆粒 栄養ドリンク風味 4.7g×10袋

運動前に空腹の状態だと脂肪燃焼が促進されるという話を聞いたことはないだろうか。
この脂肪燃焼をより促進させるために飲んでいるのがこのVAAMアスリートだ。
私の使い方としては、食事前にVAAMアスリートを摂取して30分~1時間程度の有酸素運動を行うようにしている。(そこからさらに運動する場合は有酸素運動後に食事を摂取するようにしている)
実際にこれで瘦せたのかと言われると数値で示すほどストイックにやっていなのでYESともNOとも言えないのだが、体感として摂取している時に確実に違うと感じるのはスタミナだ。
ロング走や強度の高いインターバルを実施した際に後半のスタミナ持ちが体感でわかる程度には違う。

これが1箱使用した感想ならプラシーボかもしれないが、私は10箱以上購入してシーズンを通して試しているので多分プラシーボではないと思われる。
また後半もタレずに踏めるようになるので、ライド後のアベレージパワーも摂取していない時と比べると2~3Wほど高くなることが多い。
この2~3Wを大きいとみるか誤差と見るかは個人の価値観の問題かもしれないが、私としてはカフェインの次にはおススメしたいサプリだ。

※カフェインは医学的効能が証明されているので、もはや摂取必須の成分と言える。

PHARMA CHOICE 水虫治療薬キルカミンV8水虫液 30mL

これは自転車に直接関係ないのだが、自転車に乗った後に温泉や銭湯に行くとどうしても水虫をもらってきてしまうことがある。
私も数年に1度水虫の症状が出ることがあるのだが、この水虫薬には助けられている。
この製品はドラッグストアで良く売っているブテ〇ロックと同様のブテナフィン塩酸塩が同容量処方されていながら、容量は30mlと大容量(ブ〇ナロック的な奴は大体18ml)でしかも1,000円以下とメーカー品のほぼ1/3以下の単価と爆安なのだ。
水虫は一度かかると最低1か月は薬を塗り続けなければならないらしく薬代もばかにならない。(もちろん皮膚科に行ければそれが一番いいのだろうが)
そんなサイクリストの悩みを解決してくれるのが、このキルカミンV8というわけだ。
お風呂好きなサイクリストは常備薬として保管しておくのもよいかもしれない。

アシックス ランニングシューズ EvoRide SPEED

自転車以外にクロストレーニングの一環として(本当は横腹のお肉を落としたいだけ)ランニングもしてるのだが、このシューズは本当に良い。
速く走るためのシューズではないのだが、足が自然と前に出るしクッション性が高いので次の日へのダメージもかなり少なく連日練習したい人にピッタリだ。
感覚としては歩道や車道を走っているのにトラックを走っている様なクッション性と反発を感じることができ、楽にスピード(4:00/㎞切る人はカーボンシューズの方が早く走れると思う)を乗せることができる。
これはカーボンの入っていない厚底シューズに共通した特徴なのだとは思うが、個人的にはノンカーボンの厚底シューズは初めてだったのでその感覚に感動した。
この手のタイプのシューズを履いたことがない人やストイックに練習を続けたい人にはぜひ試して欲しい製品だ(私が言わなくとも多くの人は使っているかもしれないが)

Insta360 X3

最近ではGOPROと同程度の知名度を誇るようになってきたInsta360の最新モデルがInsta360 X3だ。
X2が発売された際に提供を受けてWebメディアに記事を書いたことがあるのだが、個人的に気に入ったのでX3が発売されて自腹購入した。
この製品の最大の特徴はカメラに2つの魚眼レンズが搭載されており、360度の天球映像が録画できる点にある。
例えばヘルメットに殿様マウントすれば前後左右の景色を録画可能だし、サドルのレールから延長棒で後部に延長して固定すればRPG視点のような映像も撮れる。
ハンドルやステムに取り付ければ前方映像とサイコン画面、選手を3分割にして映像を制作することもできる。

Insta360X3使って近所散策を動画にしてみた

また個人的な感想だが、編集をAIに任せたり、360度映像の中から対象を追跡した平面映像を切り出すことが簡単にできたりとGOPROと比べてアプリの作りこみがされていて使いやすいと思う。
ただし360度映像の場合は元データ容量が大きくなるので、スマホの記憶容量には注意してほしい。(最低でも256GBは欲しいところだ)
ちなみにInsta360X3はバー形状(小さめのリモコンみたいな形)になっているので、自転車に乗っている時に扱いやすいという点も個人的に気に入っている点だ。