自転車をカッコよく撮影するなら、めだたんぼーを使うべし!




最近(といっても少し前からだが)Twitter界隈で話題のめだたんぼーをご存じだろうか。
名前だけ聞くと、「なんだそりゃ」と思う様な製品名だが、これがまた自転車乗りの欲求を刺激する製品になっている。
この製品、簡単に言えば自転車版の自撮り棒だ。
使い方はとっても簡単で、めだたんぼーを自転車のクランクシャフトに差し込んで自立させるだけだ。
これだけで、いとも簡単に自転車の自立写真が撮れるという寸法だ。


りょうちん(Ryochinn) めだたんぼー 自転車撮影用携帯フォトスタンド




スポンサーリンク


・めだたんぼーが必要な理由

私は、全国の峠を走って写真を撮りまくっていることもあって、以前自転車協会様で「自転車をカッコ良く撮ろう」という連載をさせていただいたことがあった。
この時、自転車を自立させる方法としてヘルメットを使った方法を紹介したことがあったのだが、昔から使われている方法である一方、安定感に欠けるという欠点がある。
このポイントで自転車の写真が撮れたらなと思うことはあっても、自転車写真を撮ろうとしてバイクが倒れたらそれどころではなくなるので、諦めたという経験を持っている方も多いのではないだろうか。
かくいう私も、撮影中に何度もバイクを倒してエンドをダメにさせてきた(フレームが逝ってしまったことがないのは不幸中の幸いである。)
街中などではいざ知らず、山の中でバイクを倒してしまうと帰宅困難になりかねないので、なかなかリスクのある方法なのだ。
そんな時こそ、このめだたんぼーは安全にバイクを自立させる際に活躍してくれるわけだ。

ヘルメットで支えるのは、結構至難の業

・使い方

使い方はいたって簡単だ。
1.分割されためだたんぼーを繋げる
2.付属のマジックテープでブレーキを固定する
3.好きな位置に置いた自転車のクランクシャフトにめだたんぼーを差し込む
この3工程を踏むだけで使用できる。

めだたんぼーを組み立てた状態。背景との同化具合が良くわかる

工程2のブレーキを固定する工程は、車体が前後することを防ぐために行うが、場合によっては車輪の下に車止めのように石などを挟むのも有効だ。
また、画角によってブレーキがテープで固定されているのが見えてしまうので、それが嫌なら画角を調整して撮影しよう。

画角次第でブレーキレバーを固定しているのが気にならなくなる

・イイ感じに自転車を撮る方法

準備ができたら早速写真を撮るのだが、ちょっとカメラの設定を見直すだけでよい写真になるので、紹介しておこう。
それは、「アバーチャ」機能を使うことだ。
私はAndroid端末なので、「アバーチャ」と呼ばれるが、iPhoneだとポートレートモードと呼ばれるモードを指す。
この機能を使うことで、一眼カメラで撮った様なボケみのある写真が撮れるようになる。
もちろん一眼カメラを持っていれば、それを使うに越したことはないのだが、ライドの際に毎回カメラを持ち歩いている人はそこまで多くない。そこでスマホの撮影機能が活躍するという訳だ。

下から煽ると、めだたんぼーが写りやすい

最近発売された光学式の望遠レンズを搭載しているスマホを使用している方は、撮影の際に望遠を利用すると良い。
光学式の望遠には圧縮効果と呼ばれる、背景を大きく写す効果がある。
普通の画角だと小さく映ってしまう背景の対象物も、圧縮効果を利用することで強調することができる。
また望遠レンズを使用することで、背景を自然にボケさせることができるので、バイクを綺麗に撮りたい時にも重宝する。
ただし、望遠では写真がブレやすくなるので、できるだけ明るい環境で撮影するようにしよう。

ポートレート機能で背景をボケさせるとバイクが際立つ

・気を付けるべき点

非常に便利なめだたんぼーだが、注意すべき点もある。
それは下記の2点だ。

風に弱い

自転車を支える支点がクランクにあるため、経験上風速が3mを超える環境ではバイクが倒れやすい。
これは自転車による部分もあり、エアロバイクやディープリムホイールの車体ではより倒れやすくなる。
草原や砂浜であれば、倒れたところでバイクへのダメージは軽微であるが、アスファルト路面や後ろが崖の場合は目も当てられない状況になる可能性もあるので、撮影環境には注意が必要だ。
また、自動車が横を通るような環境では、走行風で倒れる可能性もある。
とはいえ、ヘルメットでバイクを支えるのとは段違いの安定感を誇るので、圧倒的に利便性が勝ることは言うまでもない。
個人的には、バイクをめだたんぼーで自立させてから10秒はバイクから軽く手を離した状況で様子を見て、特に問題がないことを確認してから撮影に移るようにしている。
また、地面によってはスタンドがめり込んだり、めだたんぼーが滑ってしまうことがあるので、立ちやすい地面を把握しておくと良い。

山や海では風が抜けるため、撮影中にバイクが風に煽られることも

シマノ以外での使用は、公式で確認していない

クランクに10mm以上の穴があれば利用できるとしているため、そのままではシマノ以外ではカンパしか利用できない。
しかし、差し込む部分を削って細く加工すればSRAMにも使用は可能だ。
また私はQringsを使用しているが、Qringsの場合もクランクに直接差し込むことは出来ない。
ただし、ダイレクトマウントクランクでないモデルに限っては、チェーンリングの取り付け用の穴に丁度ハマるので、無加工での使用が可能になっている。


りょうちん(Ryochinn) めだたんぼー 自転車撮影用携帯フォトスタンド

・まとめ

めだたんぼーは、とりあえず持っていると何かと写真を撮る際に役に立つ。
重量も数十グラムと軽量で、ツール缶はもちろん背中のポケットにもすっぽりと収まるサイズになっているため、持っていることによるデメリットもほとんどない。
また、人と映るバイクという構図は一般的だが、自転車単体が自立した写真というのは目にすることは少ないし、撮ることも難しかった。
それを簡単に行うことができるというのは、ちょっとした革命ではないかと思う。
出先で写真を撮る機会が多いユーザーや自分の自転車を愛してやまないユーザーは、是非持っておくことをお勧めしたい製品だ。