今回紹介する峠は、以前紹介した城岱牧場(城岱スカイライン)の七飯側からの登りについてだ。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★☆☆☆☆☆☆
景観: ★★★★★★★☆☆☆
路面状況:★★★★★★★★★★
距離
7.6km
最大標高差
420m
平均斜度
全体:5.5%
上り:6.2%
下り:4%
獲得標高
上り:428m
下り:10m
・補給ポイントについて
スタート地点は函館新道の高架下にある交差点からとする。
城岱牧場展望台までの全長は7.7㎞となる。
アクセスは、函館なら誰でも自走で来られる距離だ。
こちらもおすすめ
・ラストコンビニ
ラストコンビニは、峠とは反対方向へ下っていくと、役所のそばにローソン、セイコーマート、セブンイレブンとそろっている。
コンビニからスタート地点までの間に自販機は見かけなかったので、飲み物はコンビニで合わせて補給しておこう。
・実走レビュー
スタートすると最初から登り始める。
とはいえ10%とかにはならないので、心配はいらない。
大沼側と比べると、全体的に勾配が緩めで一定勾配なのが特徴だ。
スタートから500mほど進むと交通規制用のゲートが現れる。
冬季は通行止めとなるので、通行止め期間には注意してほしい。
門から先、一旦登りが始まるように見えるがすぐに勾配が緩んで、一旦下りが入る。
この下りはありがたく頂戴して、次の登りへの勢いにつなげよう。
ちなみにこの道には下りになる箇所が2か所あり、後半に現れる下りは呼吸を整えるために使いたい。
下りが終わると登り返しとなり、ここから先は基本的にゴールまで一定勾配に近い形で登っていく。
平均では6%程度だが、体感的には7%程度だと思っておくと覚悟がしやすい。
スタートから2.5㎞ほど進むと景色が開けて、函館方面を望むことができる。
大沼側と比べると勾配も落ち着いており、景色も良いので、初心者にはお薦めの登りと言えるだろう。
ここから先もカーブとストレートを繰り返しながら登っていく。
場所によっては9%という場所もあったが、距離は長くないので、無理をせずに乗り切りたい。
また道の端に、展望台までの距離が書かれた看板が立てられているので、残り距離の目安としたい。
4㎞地点前後に直線区間が現れるので、この区間が現れたら全体の半分は過ぎたと思って良い。
その後はくねくねとした道に変わるが、この区間が長く感じる。
精神的に辛いのはこのあたりだろうか。
これを乗り越えると、短いながら前述した下り区間が現れる。
ここまでくれば残りは1㎞強となるので、しっかり呼吸を整えて最後の登りに備えよう。
6.5㎞地点を過ぎると直線の登りが現れ、奥に駐車場が見えてくる。
しかしゴールはこの駐車場ではないので、注意が必要だ。
駐車場から直角カーブを曲がったら最後のストレートとなる。
残りは500mほどなので、最後の力でロングスプリントといこう。
なおこちら側は最後まで勾配が変わらないので、最後まで体力のコントロールをしっかりとしよう。
タイムを狙う場合は、一定ペースを崩さずに登ることが重要だ。
また、できるだけ景色を眺めながらつらい気持ちを紛らわせるのもいいだろう。
・頂上施設について
頂上の展望台からは函館や隣のきじひき高原まで一望することができる。
趣向を変えてサンセットヒルクライムとくれば、日没後のマジックアワーから夜景に変わる景色を眺めることもできる。
・路面状況について
路面状況は良好で、道幅も広いので安心して下ることができるだろう。
ただし、バイクの走り屋が多いので登りの際にふらついて接触などしないように注意してほしい。