【2019年最新版】宮古島トライアスロンSTRONGMAN・バイクパート完全攻略法!(前編)

前回の記事更新からだいぶ時間が空いてしまったが、久しぶりの今回は坂の記事ではなく、宮古島トライアスロンSTRONGMANのバイクパート攻略についてだ。
なぜ坂ではなくトライアスロン関連の記事を書くかと言えば、昨年同様に私が宮古島に滞在しているからという単純な理由からだ。

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・宮古島トライアスロンのコースについて

宮古島トライアスロンのバイクパートは157㎞となる。
スイム会場となる東急リゾート前の前浜から上がり、トランジションエリアを抜けてスタートし、宮古島を1週半して宮古島陸上競技場までの157㎞がバイクコースだ。
公式コースマップはこちら

距離
158km
最大標高差
547m
平均斜度
全体:0%
上り:3.7%
下り:4.1%
獲得標高
上り:1377m
下り:1343m

・エイドステーションについて

大会当日、バイクコース上には10か所のエイドステーションが設けられる予定だ。
エイドステーションにはドリンクの他、食べ物も用意される。
ジェル等の補給食だけだと飽きてしまったり、胃が受け付けなくなったりすることもあるので、エイドステーションで固形物の摂取を心掛けたい。

・その他の補給について

大会当日が暑くなれば、エイドステーションだけでは足りず、別途水分を必要とすることもあるだろう。
そんな時に重宝するのが自動販売機だ。
人口の少ない宮古島とはいえ、自販機はコース上に5㎞~10㎞事には点在しており、万一の際も心配するようなことはない。
唯一、10㎞以上自販機の存在しない区間が東平安名崎からシギラリゾート間だ。(東平安名崎を出てすぐの海宝館内には自販機はある)
この区間で困ることのないよう、東平安名崎のエイドステーションを通過する前にドリンクなどは確認しておこう。

また島内には自販機の他、コンビニや商店が点在している。
もし補給食を落としてしまったり、不足した場合には躊躇なく利用したいところだ。
各店舗位置については、コース紹介文中にて紹介する。

・コース特性について

コース上には小さなアップダウンはあるものの、距離を考えれば比較的なフラットなコースと言えるだろう。
コース上の最高標高地点は比嘉ロードバークで、標高は100mだ。
それ以外は、登っては下っての文字通りアップダウンで、1㎞以上続く様な登りはほとんど存在しない。

また、大会当日も島特有の強風が吹くことが予想される。
大会時期の風は南風であることが多く、その場合は池間島から東平安名崎間は向かい風となるので、精神的に辛い区間となるはずだ。
また、まともな南風だと伊良部大橋は横風となるため、バイクのスキルが低いと大きくハンドルを振られることになるだろう。
大まかには、この辺をどうクリアするかが大きなポイントとなる。
今回は更に区間ごとのポイントをまとめたので、それぞれ見ていこう。

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・東急リゾート~市街地

スタートして3㎞弱の地点にある上地の交差点までは平坦基調となっている。
バイクスタート時は飛ばしたくなるものだが、先は長いのでここは落ち付いて助走の区間としよう。

上地の交差点を越えると、ここから市街地までの5㎞区間は緩い登り基調となっている。
スイムの疲れもあるだろうが、登り基調なのでペースが上がらなくても焦る必要はない。

また路側帯は砂が浮いていたり、落下物や舗装の段差なども見受けられる。
コースの左に寄る際は十分に注意しよう。
また、2周目にはこの区間のファミリーマートでエイドステーションが開設されている。
トイレなど必要があれば、用を足させてもらおう。

市街地の入り口の交差点では白線上にキャットアイが存在している。
一週目はまだしも、2周目には疲れから集中力が落ちているので、落車に注意しよう。

・市街地~伊良部大橋

市街地に入ると、登り勾配から解放されペースも上がり始めるだろう。
ただし、市街地は交通量が多いため舗装が波打っている箇所が多い。
見えずらい凹凸もあるので、エアロポジションの際は注意が必要だ。

市街地を抜けて伊良部大橋までは下り基調になる。
橋の手前だけは一旦登るので、下りの勢いをうまく生かして省エネで走ろう。

さて、伊良部大橋に入ると横風が襲い掛かって来る。
前述したとおり、横風になる事が予想され、橋の中央に向かうほどに風は強くなる。
また橋の中央付近は300m程の登り区間となっており、横風の中登ることを強いられる。

また、伊良部大橋の登りは2か所あり、本島側から行くと2つ目の登りは小さい。
1つ目の大きな坂の下りの勢いを生かすことで、無駄足を使わずに済む。
ちなみに横風の中を走るときは、風に対してハンドルで舵を取ってまっすぐ走ろうとするのではなく、風に軽く体重を預けるようにすることで力むことなくまっすぐ走ることができるので、試してみてほしい。(本番でいきなり試すのは危険なのでおやめください笑)

なお伊良部大橋に路側帯が整備されているが、車道と路側帯を分ける白線上にキャットアイが存在している。
橋が完成した直後は等間隔で設置されていたが、現在は劣化等でほとんど取れてしまっているのだが、未だに一部のキャットアイは取れずに残っているので、注意を怠らないようにしたい。

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・伊良部島

伊良部大橋を渡ると、宮古まもる君がいる交差点を左折する。
ここで風向きが変わり、向かい風となる可能性が高い。
伊良部大橋を渡って一旦落ち着きたいところだが、あまり楽をすることはできないだろう。

また、道端には砂が浮いているので、ここにも注意が必要だ。

2㎞程進んだところで右折する交差点が現れる。

このカーブは下り基調からの90度カーブとなっており、路面上には浮き砂と段差があるので落車には十分注意しよう。

カーブを越えると、集落を抜ける5㎞ほどの平坦基調な道が続く。
集落入口の交差点だけクランクとなっているが、それ以外は直線だ。
路面は綺麗だが、多少凹凸があるのか走っているとボコボコする。

5㎞進むと90度の右折カーブとなり、長い登りが現れる。
この登りは平均勾配3%強程度ではあるものの、1㎞弱あり予想以上に長くダラダラと登るため、前半を頑張りすぎると後半が失速しやすい。
あくまでマイペースの走りを心掛けよう。

登り切ってしまえば、ここから4㎞程、伊良部島のファミリーマートまで大きな登りはない。
ただし、伊良部高校とファイミリーマート手前に小さな登りがあるので、できるだけ平坦区間でのスピードをキープして、勢いを使ってクリアしたい。

また伊良部高校手前のポイントで、工事による段差があるので注意しよう。
(3月31日現在の情報で、大会前には補修が完了している可能性あり)

ファミリーマートを過ぎると、ここからは伊良部大橋までは下り基調となる。
実際にはアップダウンが連続するので、下りのスピードを維持しながら惰性で登りをクリアしていこう。

最後の下りを下っていると、ヤマトブー大岩と海が見えてくるが、この海に面したポイントでは突風が吹いていることが多い。
地形の関係で風が巻いているのか、スピードが出ているとバイクが振られるので、頭を低くして重心を低くした状態にしておこう。

・伊良部大橋復路~ファミリーマート久貝店

再度伊良部大橋に差し掛かると、今度は先に小さな坂があってその先に大きな坂という構成となるので、2度頑張る必要がある。
一気に「おりゃっ」と行くよりは、一つ目の坂は惰性を使いつつ、二つ目の大きな坂はマイペースで進もう。
坂を下り切ってからも、橋を渡り切るまでの横風区間は長く続く。

また、橋を越えてからファミリーマート久貝店までは登り基調なので、想像以上に疲れる区間だ。
もし伊良部大橋の坂で頑張りすぎてしまうと、そのままつらい状態でファミリーマートまで戻ってこなければならないので、その後の区間にも影響を及ぼしかねない。

今回の記事はここまでだ。
書いていたら思いのほか伸びてしまったので、3部構成にして引き続き紹介していこうと思う。

今回も前回に引き続き、宮古島トライアスロンSTROGMANのバイクパート攻略について解説したいと思う。 前回の記事 ...