#122 椿ライン(大観山)でヒルクライム!自転車には走りやすい斜度の定番ルート!

今回も前回に引き続き箱根だが、今回は頂上が大観山へと続く椿ラインを紹介する。
伊豆半島のメインルートは、基本的に有料道路になっており自転車での走行はできないことが多いが、椿ラインは大観山まで自転車で登ることのできる唯一のルートだ。

今回紹介する峠は、全国的に知らない人はいないであろう箱根峠だ。 箱根というと年始の箱根駅伝が有名だが、箱根峠には3か所の登りがあり...

・峠スペック

坂バカ度:★★★★★☆☆☆☆☆
景観:  ★★★★★★★☆☆☆
路面状況:★★★★★★★☆☆☆

距離
16.5km
最大標高差
919m
平均斜度
全体:5.6%
上り:5.8%
下り:0%
獲得標高
上り:915m
下り:0m

・補給ポイントについて

スタート地点は、湯河原温泉の入り口付近に位置する湯河原パッキーボウルの前の交差点とする。
頂上の大観山までは16.5㎞だ。

・ラストコンビニ

ラストコンビニは、スタート地点から800mほど進んだとことにあるコミュニティ・ストア湯河原むろさだ店だ。
メジャーコンビニが良い場合は、スタート地点より手前にある。

・ラスト自販機

ラスト自販機は湯河原養蜂園にあるものが最後となる。

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・実走レビュー

スタートすると最初の2.8㎞は湯河原温泉の中を抜けて登って行く。
平均勾配は5.6%程度で最大勾配も10%程度なので、きついと言う程ではないだろう。

温泉街の中は道が狭いところもあるので、対向車と後続車に注意しよう。

また湯河原温泉を抜けると、交差点を右折して椿ラインへと入っていくのだが、その手前も似たような交差点があるが、ここを右に行ってしまうと熱海へ抜けてしまうので、間違えないようにしてほしい。

椿ラインへの正しい入り口は、写真の地点となる。
ちなみに、右折せずに直進すると湯河原パークウェイ有料道路の料金所が現れるので、道を間違えたことには気づくだろう。

ここから先は今までと風景が一転して、峠道感のある登りとなる。




この先3㎞の平均勾配は5%と、激しい登りとなることはなく、カーブの内側であっても最大勾配が10%を超えることはない。

景色も大きく変わることはないが、山間を走るので日向と日影が交互にやってくる。

その先の区間も3.6㎞で平均勾配は5.6%と、勾配変化は少ない。

3.6㎞区間を越えると、しとどのいわやという景勝地が現れる。
この地点でスタートから概ね10㎞地点だ。
ここまで分かりやすい目印が出てこないので、一つの目安にすると良いだろう。

しとどのいわやから2.1㎞は勾配が落ち付き、平均3.9%となる。
平坦に近い区間もあるので、ここでしっかり脚を休めておこう。

勾配の緩い区間が終わると、ここから国土交通省のレーダーサイトがある尾根までの2.7㎞区間で、平均7.5%と勾配は急に厳しくなる。

全体を通して急な登りは少ないが、峠の距離は比較的長く、ここまで来るのにそれなりに足を使っているはずなので、ここが頑張りどころと言えるだろう。

またここからは景色も開けてきて、伊豆半島の山々を望むことができるようになる。

レーダーサイトまでくると、頂上までは残り2㎞強だ。

勾配は数字で見ると6%程度になるが、脚を使っているとあまり緩くなったようには感じないかもしれない。

また今までと比べると直線的な道になり、先が見えてしまうので精神的に辛い。

箱根ターンパイクの看板がある交差点が現れたらゴールだ。
タイムを狙う場合には、勾配変化が少なく距離が長いので、とにかくペースを作って走ることだろう。
またレーダーサイト手前の勾配のきつい区間からは、どこまで耐えられるかという精神的な部分も大きくなるだろう。

・頂上施設について

頂上には大観山スカイラウンジがあり、食事や休憩をとることができる。
また晴れていれば芦ノ湖越しに富士山を一望することができ、峠を登ってきたと実感できるだろう。

・路面状況について

路面状況は舗装し直された綺麗なところと、直されていないところがあり、直されていないところはひび割れや剥がれがある。
また紅葉の時期は落ち葉が積もっている個所もあるので、スリップにも注意だ。
ただこのルートは箱根の峠として自動車やバイクが少ないので、自転車にとっては走りやすいと言えるだろう。