今回紹介するのは、前回に引き続き地蔵峠の群馬県側からのヒルクライムルートについてだ。
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・峠スペック
坂バカ度:★★★★☆☆☆☆☆☆
景観: ★★★★★☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★★☆☆
距離
7.6km
最大標高差
544m
平均斜度
全体:7.1%
上り:7.2%
下り:0%
獲得標高
上り:540m
下り:0m
・補給ポイントについて
スタート地点は、嬬恋パノラマラインと交差する鹿沢温泉口交差点からとする。
頂上までは7.6㎞と、長野側とも比べると距離も短く獲得標高も小さいので、比較的優しいルートと言える。
ただし、この交差点に来るまでには登りとなるので、その点には注意が必要だ。
・ラストコンビニ
コンビニは近くにはない。
最も近いコンビニでも、8㎞近く離れている。
また飲食店なども近くにはないので、補給は事前にしっかりと行っておきたい。
・ラスト自販機
自販機は、スタートしてすぐの新鹿沢温泉にあるものが最後となる。
この先は頂上まで自販機は存在しないが、途中の鹿沢温泉には道沿いに湧き水が汲めるポイントがあるので、水分補給で困ることはないだろう。
・実走レビュー
スタートして2㎞強は、6%弱の勾配となる。
2.5㎞地点を過ぎた辺りで国民休暇村の看板が現れ、ここから1.5㎞ほどは平均8%強まで勾配がきつくなる。
この区間は4㎞地点過ぎまで続く。
特に、たまだれの滝という看板が見える辺りから9%程度の勾配が続いている。
その後、勾配は若干落ち着きを見せて7%台で推移する。
実際には6~9%の間で推移するが、そこまできつい勾配が続く区間はない。
4.8㎞地点にある鹿沢温泉紅葉館という宿の向かいに、湧き水が湧いているので必要ならボトルを満たしておこう。
なお、紅葉館ではそばや軽食を頂くことができるようだ。
紅葉館前後だけは勾配がきついが、その後5.7㎞地点にある民宿わたらせまでは比較的緩めの勾配で推移する。
わたらせを過ぎて500mほど進むと、2連ヘアピンカーブが現れる。
内側こそ勾配はきつめだが、全体の勾配はそれほどではない。
スピードをキープするなら、できるだけ外側を通ると良い。
ヘアピン区間を抜けると道幅が広くなり、300m程は勾配の緩い区間が続く。
この区間が終わると、ここから頂上までは1㎞程なので、この区間でラストスパートに向けてパワーを貯めておこう。
ラスト1㎞区間は、8%前後の勾配になっている。
この区間はコーナーが連続しているが、コーナー区間はそれほど勾配はきつくなく、むしろコーナー区間が終わった頂上までの300m強の区間が9%強の勾配になっている。
最後までタレないように、コーナー区間の後もしっかりと踏んでいくようにしよう。
ちなみにこの連続コーナー区間は、見晴らしが良く気持ちの良いビュースポットだ。
サイクリングなら、一度止まって写真を撮ったり、景色を眺めるのも良いだろう。
・頂上施設について
頂上施設は、前回紹介したとおりだ。
・路面状況について
路面は非常に良好で、問題になる部分はない。
ただ前半の国民休暇村付近までは、多少のひび割れもあるので、注意するに越したことはないだろう。
・その他
スタート地点となる交差点は、嬬恋パノラマラインと交差している。
この嬬恋パノラマラインは、キャベツ畑の中を通り抜けており、関東ではなかなか見ることのできない雄大な景色を見ることができる。
嬬恋パノラマラインは南北にルートが分かれており、自転車で走るなら北ルートがお薦めだ。
吾妻線で大前駅まで輪行して、パノラマラインを通って地蔵峠に登り、長野側に下って浅間サンラインで軽井沢まで抜けて輪行して帰るというのも、ルートとしては面白いだろう。