今回は、前回に引き続き日塩有料道路(通称もみじライン)の塩原側からの登りについて紹介しよう。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★☆☆☆☆☆
景観: ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★☆☆☆☆
距離
13.3km
最大標高差
645m
平均斜度
全体:4.9%
上り:5.6%
下り:2.9%
獲得標高
上り:654m
下り:13m
・補給ポイントについて
塩原側のスタート地点はもみじライン入口交差点で、全長は13.3㎞となる。
・ラストコンビニ
ラストコンビニはスタート地点そばのファミリーマートとなる。
・ラスト自販機
自販機は峠途中に温泉街や売店があるので、補給可能だ。
ラスト自販機としては料金所手前のキノコ汁を売っている売店となる。
・実走レビュー
登り始めると、すぐに10%程度のウェルカム登坂が待っている。
ウェルカム登坂自体はそれほど長く続くわけではないが、その後も7~9%ほどの斜度で進むことになる。
こちらは日光側と比べるとカーブは少なく、直線的な部分が多い。
スタートから4.5㎞ほど進むと、温泉の香りとともに奥塩原温泉が見えてくる。
温泉街を越えるあたりから斜度は落ち着き、そのまま料金所まで進むことになる。
ちなみにこちら側の料金所は丁度ルートの真ん中あたりにあるので、料金所を越えたら半分は登ってきたと思ってよい。
そのまま進んでいくと3㎞ほどでハンターマウンテン那須塩原が見えてくる。
スキー場近辺はまた斜度は上がり7%程度となる。カーブの内側では10%程度の部分もあるだろう。
ただ、斜度が上がるのはスキー場近辺だけなので、全体的にみると前半がきつく、後半になると勾配は緩くなるタイプだ。
タイムを狙う場合には、温泉街のあたりまではペースを抑えて、料金所からペースを上げ始めると良いかもしれない。
さらに2㎞ほど進むと、エーデルワイススキー場が見えてくる。
これが見えてくれば、ゴールまではあとわずか1㎞ほどだ。
ちなみにハンターマウンテンを過ぎて、エーデルワイスまでの途中に日光市を示す看板があり、峠感を醸し出しているが、ここはゴールではない。
・頂上施設について
ゴール地点は前回同様、山の斜面にある地味な石碑だ。
・路面状況について
路面状況としては、日光側と比べるとひび割れ箇所が多く、道端には砂が散らばっている個所もある。
また温泉街付近では自動車の出入りもあるので、下りの際はスピードの出しすぎに注意してほしい。