今回紹介するのは、兵庫県の宍粟市に位置するちくさ高原のヒルクライムルートについてだ。
ちくさ高原では小規模ながらヒルクライムレースも行われており、この地域のサイクリストにとっては練習コースの一つになっているルートだ。
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・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観: ★★★☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★★★☆
距離
16.2km
最大標高差
716m
平均斜度
全体:4.4%
上り:4.5%
下り:0.1%
獲得標高
上り:733m
下り:22m
・補給ポイントについて
スタート地点は、国道429号線からちくさ高原方面へ分岐する室橋東詰交差点からとする。
コース全長は16.2㎞と比較的長い。
ただし、コース前半は緩やかな登りなので、あまり恐れる必要はない。
・ラストコンビニ
コンビニは、スタート地点の交差点そばにあるローソンが最後だ。
一応町の中なので、コンビニ以外にも飲食店などは点在している。
・ラスト自販機
自販機は、スタート地点から9㎞程進んだところにあるものが最後だ。
ちくさ高原頂上付近のスキー場にも自販機があるので、水分補給についてはそれほどの心配はいらないだろう。
・実走レビュー
スタートして最初の5.6㎞は緩やかな登りが続く。
多少の勾配変化はあるものの、川沿いを進む気持ちの良いルートだ。
5.6㎞進んだところで交差点が現れるので、道なりに左へと進もう。
ここから先は一本道なので、迷うことはない。
交差点から9㎞地点までの3.5㎞程の区間も、勾配は大きく変わることなく進んでいく。
この区間ものどかな気持ちの良いルートだ。
また道幅も広く交通量も少ないので、走りやすい。
9㎞地点を辺りで民家が増えて集落が現れる。
この辺りから勾配が少しずつ上がっていき、10㎞地点までは4%弱で推移する。
集落から抜け始める10㎞地点辺りから勾配は更に上がり、山道へと入っていくことを実感させられる。
10㎞地点からの2㎞区間は平均7%となり、今までとは明らかに様相が異なる。
左側に神社が見えてきたら11㎞地点となるが、この付近は9%前後の勾配が続くきつい区間だ。
神社を越えて少し進んだところでいくらか勾配が緩くなるが、それでも7%程度はあるため、休める様な感じではない。
タイムを狙っている場合には、神社前後区間を頑張りすぎずに、後半につなげる必要がある。
12㎞地点からの2㎞も平均6%強の勾配が続く。
ただ、13.6㎞地点辺りから勾配が緩み始めるので、それまでは7%強の勾配ということになる。
この区間では、右側に駐車帯がある緩い右カーブのあるポイント付近がきつい。
まだ先はあるので、自分のペースを崩さずに進みたい。
14㎞地点に近づくと、一旦勾配は3%以下まで緩まる。
ここは終盤に備えた脚休め区間だと考えておこう。
右側に池や建物があるので、14㎞地点の目安にすると良い。
頂上までは残り2㎞ほどになる。
14㎞地点からの1㎞区間は、スキー場までの直線的な登りだ。
平均勾配は6%弱なのでそこまできつくはないが、後半の脚を考えるとそれなりのダメージ力がある。
なんとなくちくさ高原スキー場が見えてゴールのように感じられるが、最後に1㎞弱の10%区間が待ち受けている。
初見だと、確実にここでタレる様な区間だ。
特に前述の通り、スキー場で終わった感があるので、気持ちが途切れやすい。
タイムを狙うなら、県境の看板まで踏みやめてはいけない。
・頂上施設について
頂上は県境を示す看板があるのみだ。
休憩をするなら、スキー場まで降りよう。
スキー場には自販機やサイクルラック、トイレもあるので一通りの休憩が可能だ。
・路面状況について
路面は至って良好だ。
道幅御も広く、走行に支障をきたすようなポイントは見られない。
ただ、路面のひび割れや凹凸がある箇所もあるので、路面が綺麗とはいえ注意して走行しよう。