今回紹介するのは、オロフレ峠の洞爺湖側とは反対側の登別からの登りだ。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★★☆☆☆
景観: ★★★★★☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★☆☆☆☆
距離
20.5km
最大標高差
777m
平均斜度
全体:3.8%
上り:6.1%
下り:4.8%
獲得標高
上り:884m
下り:115m
・補給ポイントについて
スタート地点は登別温泉のそばにあるこの交差点からとする。
ゴールとなるオロフレ峠展望台までの全長は20.5㎞となる。
・ラストコンビニ
ラストコンビニはスタート地点から500mほど離れたファミリーマートとなる。
道中自販機はないので、ファミマでしっかり補給しておこう。
・実走レビュー
スタートすると、最初から登り始める。
おおよそ3㎞の区間で6%程度の登りが続く。
登り終わると勾配は落ち付いて、3㎞ほど2%程度の緩い道となる。
その先は1㎞以上の長い下りを含むアップダウン区間が2.3㎞続く。
下りは最初が長く、登り返しがあり再度短く下る。
登り返しは9%前後の登りが500mほど続くので、できるだけ下りの勢いを使って登ると良いだろう。
短い下りが終わると、カルルス温泉スキー場の看板が見えて、交通規制用の門がついた登り返しが現れる。
ここからがこの峠のハイライトとなるので、今までの区間は足馴らしと思って無理はしないようにしよう。
ここからは6㎞以上に渡って平均7%強の坂が待ち受けている。
前半の2㎞ほどは5%台とそこまできつい登りではないが、登るにつれて勾配は増していくことになるので無理は禁物だ。
ちなみに勾配がきつくなるあたりが、コース全体の折り返しとなる大体10㎞地点だ。
前半区間は森の中を進んでいくので、夏でも比較的涼しく登ることができるはずだ。
徐々に頭上の木が減ってくると、勾配も増していくことになる。
また、勾配がきつくなってきたあたりから路面もグルービング加工が施されるようになる。
後半は常に体感的に10%程度の勾配が続くイメージだ。
あまり勾配が緩む箇所というのがないので、ダンシングを織り交ぜつつ体全体を使って、一か所の筋肉だけが疲れないようにして登っていきたい。
景色が開けてきたころに覆道が現れるようになる。
覆道は全部で5本あり、最後だけは1㎞弱の長いトンネルとなっている。
覆道の区間までくると若干勾配の緩くなる区間があるので、脚を休めることができるだろう。
もちろんタイムをねらう場合には加速して行きたい。
最後のトンネルは最初だけ8%ほどで登っているが、大部分は1%程度になるので、危険回避のためにもサクッと越えてしまおう。
トンネルをぬけると羊蹄山が見えるようになり、抜けた先の右側に駐車場とトイレ、飲み水の水道もある。
頂上のトイレは荒れているので、利用する場合にはこちらが良いだろう。
トンネルから先は、2㎞に渡って平均5%弱の階段式の登りが続く。
今までと比べれば緩やかな登りなので、ここまで来てしまえば足つき無しゴールも問題ないだろう。
可能であればラストスパートといきたいところだ。
この区間が終わると、前回紹介した展望台までの分岐となるので、ここから先は省略する。
・路面状況について
路面状況は悪くはないが、後半のグルービング加工区間とひび割れがそれなりに見られる。
道幅は片道1車線確保されているので安心だが、それゆえにスピードを出しすぎてひび割れに突っ込むようなことにならないように注意してほしい。