今回紹介する峠は、愛知県の東部三河地方に位置する本宮山だ。
本宮山は新城市と岡崎市に跨っており、登り口も2か所存在する。
まずは新城市側からの登りについて紹介したい。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★★☆☆☆
景観: ★★★☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★☆☆☆☆
距離
11.3km
最大標高差
707m
平均斜度
全体:6.2%
上り:7.2%
下り:7.3%
獲得標高
上り:710m
下り:11m
・補給ポイントについて
スタート地点は、国道151号線と登りルートとなる国道301号線が交差する杉山北の交差点からとする。
コースの全長は11.3㎞だ。
アクセスは電車ならJR飯田線の新城駅だ。
名古屋からなら自走も可能だろう。
・ラストコンビニ
ラストコンビニは交差点にあるセブンイレブンが最後だ。
・ラスト自販機
ラスト自販機はコース中唯一の信号機がある和田交差点にあるものとなる。
・実走レビュー
スタートすると、最初はのどかな道を1.5㎞程進んでいく。
勾配は1%程度なので、アップだと思って走ると良い。
1.5㎞進んだところで交差点がある。
この交差点の先からは比較的勾配が増すので、気合を入れるポイントにしよう。
ここから1.3㎞は平均6%程度の勾配で登っていく。
新東名高速の高架を抜ける少し変わったルートだ。
高架を抜けるとそこから1㎞の区間は勾配がきつくなり、平均で9%になる。
新東名高速を見下ろせる大きなカーブを過ぎたら、その少し先から勾配はいったん落ち着く。
ここから700mほどは平均5%台となるので脚を休めることができる。
大きな2連カーブを過ぎて、ここから先2㎞も平均は5%後半で推移する。
この2㎞区間の最初の400mは直線基調になっているが、その先は九十九折れとなっているので場所によっては10%になる箇所もあり、緩急がある登りだ。
またこの区間は前半がきつく、後半になるにしたがって勾配は緩くなっていく。
最後の200mほどはほぼ平坦に近い。
勾配の緩い区間が終わると再度勾配は10%まで上がり、本宮山スカイラインの入り口となる和田交差点までの500mほどは平均で9%になる。
交差点は左折して本宮山スカイラインへと入ろう。
ここから後半戦へ突入する。
ちなみに和田交差点で、スタートから7㎞を過ぎたことになる。
交差点から700mほどは9%前後の勾配で登っていく。
700m地点を越えると、頭上に橋が見えて道がループする。
このループ部分は勾配も緩やかなので、脚を休めておこう。
ループを過ぎると1.2㎞の区間で再び平均9%の勾配となる。
またこの区間の前半500mは11%ほどの勾配があるので、脚に応える。
きつめの登坂区間を越えると、唯一の下り区間が現れる。
200mほどではあるが、かなりありがたい。
その先は再度登りに転じる。
ここからはゴールまでの1.6㎞区間でまたまた平均9%の登りだ。
大きな急カーブを越えれば、ラスト1㎞となる。
ラスト1㎞は、場所によって12%ほどの勾配になる箇所もあるきつい登りだ。
特に最後の500mは10%を下回ることがなく、サイコン上は11~12%を行き来する。
道の上に歩道橋が見えてくればゴールはすぐそこだ。
勾配も若干緩むので、最後のスパートといきたい。
タイムを狙う場合には、平均勾配の緩い和田交差点までの前半区間でタイムを稼ぎ、後半は勾配がきつく距離もあるのでタレないようにペースを作って登ると良いだろう。
・頂上施設について
頂上は駐車場と広場になっており、ベンチで座って休むこともできる。
また山の頂上まで道があるので自転車で登ることもできるが、勾配が30%以上あるので無理はしないように。
頂上からは三河湾・豊橋・蒲郡方面を一望できる。
・路面状況について
路面状況は和田交差点までの国道区間は良好だが、本宮山スカイラインに入ってからはガタガタしている。
凹凸があるわけではないのでタイヤが取られるようなことはないのだが、路面の舗装が荒いので振動が不快だ。
また、国道区間は交通量もそれなりにあるので後続車には注意しよう。