今回紹介するのは、四国はうどん県のうどん山脈もとい、香川県の讃岐山脈に位置する大川山だ。
四国というと、四国山脈という大本命の険しい山々をを想像するかもしれないが、大川山もある讃岐山脈にも1000m級の山々が鎮座しており、高松などからも近いことから、アクセスしやすい本格ヒルクライムスポットと言えるだろう。
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・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★★★☆☆
景観: ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★☆☆☆☆☆☆
距離
8.5km
最大標高差
761m
平均斜度
全体:8.9%
上り:9.2%
下り:2%
獲得標高
上り:758m
下り:2m
・補給ポイントについて
スタート地点は、国道438号線から大川山へ分岐する交差点からとする。
全長は8.5㎞となる。
頂上がキャンプ場となっているので、交差点入り口にもキャンプ場を示す看板があり、目印として分かりやすいだろう。
・ラストコンビニ
ラストコンビニは、スタート地点から600m程離れたところにあるヤマザキショップだ。
スタート地点のそばには食品を扱っている酒屋もあるが、補給食となるようなものがあるかは不明だ。
・ラスト自販機
自販機は、スタート地点100m程のところにある物が最後となる。
・実走レビュー
スタートすると、すぐに登り始める。
最初の400m程こそ5%程度だが、その後は10%程度まで勾配は上がる。
この登りは1㎞地点を過ぎるまで続く。
1㎞地点で一旦勾配が緩むが、その後勾配はすぐに10%前後まで持ち直す。
1.3㎞地点で、このコース初めての急カーブが現れる。
コーナーのRが大きいので、勾配変化は小さい。
勾配のきつい区間は3㎞地点の前まで続くことになる。
いくつか分岐が現れるが、看板があるので迷うことはないだろう。
2.9㎞地点まで来ると、一気に勾配が緩んでほぼ平坦になる。
この区間は300m程あるので、ここで前半の疲れを少しでも取り除きたい。
平坦区間を過ぎると折り返しのカーブがある。
まっすぐ進むと行き止まりなので、看板通り左に曲がろう。
ここから勾配は再度きつくなる。
このコーナーから早速この登りだ。
5㎞地点までの平均勾配は8%だ。
平均勾配だけで見るとそれほどの坂ではないかもしれないが、所々で上がる勾配は確実に脚を削ってくる。
なおここから先は、基本的に景色が望めない代わりに日影を走ることができるので、暑い時期には走りやすいといえる。
またコースの所々には、残り距離を示す看板があるので、参考にすると良いだろう。
5㎞地点からは3㎞に渡って平均10%の勾配となる。
平均10%なので、サイコンの表示が10%を切ることは稀で、大体11%前後をうろうろしていることが多い。
前半より後半の方が傾斜が厳しくなるので、自分の体力と相談しながら登ろう。
場所によっては15%程度になる箇所もある。
6.5㎞地点には、このコース唯一の展望ポイントがある。
厳しい場合には、一服着くのも悪くないだろう。
条件が良ければ、瀬戸内の島々を見晴らすことができるそうだ。
この交差点まで来れば、残りは1㎞となる。
300m程は10%程度の勾配が続くが、その後は一旦緩くなる。
もう一度きつい勾配を登って天文台が見えてくれば、ゴールはすぐそこだ。
・頂上施設について
頂上はキャンプ場になっており、讃岐山脈の山々を見通すことができる。
なお天文台の脇には自販機があるので、冷たい飲み物をグビグビすると最高に気持ちがいい。
反対側から登ってくるルートがありそうだったので進んでみたのだが、途中に未舗装区間を含むほか、徳島県側に抜けるルートは工事で通行止めとなっていたので、グラベルを楽しむ以外での通行はお勧めしない。
・路面状況について
路面状況について、前半は綺麗だが、後半はあまりよくない。
舗装の剥がれや散乱物があるので、上り下り共に注意が必要だ。
・その他
最後においしい情報を追加しておこう。
スタート地点から徳島方向におおよそ4㎞進んだところに、谷川米穀店といううどん屋さんがある。
本場の讃岐うどんを安価に楽しむことができ、エネルギー補給にも最適だろう。
山の中にあるが人気店なので、閉店前に麺が終わってしまうこともある。
食事を予定する場合には、早めの訪問が吉だ。