今回紹介するのは、北海道の北、日本海側に位置するオロロンラインだ。
オロロンラインは、広義では日本海沿いを小樽から稚内まで結ぶルートである。
そのルート中、天塩からノシャップ岬までのサロベツ原野を貫く区間は最高に気持ちが良いので、紹介したい。
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ちなみにこのブログのテーマと私の好きなものは「坂」であるが、オロロンラインは平坦路である。
しかし、この道は初めてバイクツーリングで走った時から、自転車で走ってみたいと思っていた。
そして遂にブログでこうして紹介できることを嬉しく思う。(わざわざこのためにTTバイクを持参して、ブログには平地カテゴリーまで作ったほどだ!)
いかに美しく自転車で走りたくなる道か、動画として編集したので、説明はさておき、まずは見ていただきたい。
・コーススペック
爽快感: ★★★★★★★★★★
景観: ★★★★★★★★★★
路面状況:★★★★★★★★★★
距離
70.3km
最大標高差
129m
平均斜度
全体:-0.2%
上り:1.4%
下り:1.6%
獲得標高
上り:39m
下り:30m
・補給ポイントについて
スタート地点は、道の駅てしおとする。
コース全長は70㎞だ。
道の駅てしおは、自動車輪行するにはちょうど良い場所だ。
ちなみに稚内空港発着なら、都心から弾丸オロロンTTも可能だろう。
・ラストコンビニ
ラストコンビニは最寄りのセイコーマートだ。
このセイコーマートを過ぎると、ゴールまで何もない。
・ラスト自販機
自販機は唯一、「こうほねの家」という休憩施設にあるが、スタートから50㎞ほど進んだ場所なので補給は道の駅、またはセイコーマートで万全にしておこう。
また、自販機のごみは持ち帰りなので、できるだけ利用は避けたいところだ。
とにかく何もないので、舐めてかかると本当に生き倒れるので、注意してほしい。
・実走レビュー
天塩町を出て6㎞ほど進み橋を渡ると、オトンルイ風力発電所の風車群が見えてくる。
ここから先はとにかく平坦の直線路だ。
25㎞ほど進むと、唯一の信号があり、その先はガードレールや標識さえもなくなる。
晴れていれば、オロロンラインを北上していくと、だんだんと利尻富士が大きくなっていくのを楽しめる。
スタートから38㎞を越えたあたりで唯一のアップダウンが出てくる。
全力TTや向かい風の場合は結構脚にくる。
おおよそ60㎞進んだ地点に坂の下という交差点があり、稚内方面への上り坂とノシャップ岬方面への分岐があるので、ノシャップ岬方面へ進もう。
稚内方面へ進むと、写真の様な6%ほどの坂を登らされることになる。
交差点からは、10㎞でゴールとなる。
この10㎞区間はこれといった景色はないが、崖側が綺麗だ。
自衛隊のメロンの様なレーダードームが見えてきたら、ゴールはもうすぐだ。
・ゴール地点の施設について
ノシャップ岬にはかわいらしいイルカのモニュメントがあるので、自転車を止めて写真を撮ろう。
カモメも置物のように休んでいる。
・その他
ノシャップ岬まで来たら、少し足を伸ばして稚内まで行こう。
稚内駅前にはたからやという人気のラーメン屋があるほか、チャーメン(炒麺)というローカルフードもある。
どちらもとてもおいしいので、汗をかいた後の塩分補給にお薦めだ。
たからやは、メニューがラーメン(醤油・塩)とライスしかない。今回は塩をチョイスした。
私が食べたチャーメンは味の大王で、左が普通、右が大盛だ。
・路面状況について
路面は比較的綺麗だ。風の強い日(ほとんどの日が強い)は向かい風や横風になると吹き曝しなので辛い。
自動車やトラックがそれなりの頻度で通り、80㎞前後で飛ばしているので、注意してほしい。
また、スピード違反を捕まえる覆面も頻繁に行き来しているので、追尾しているところを見たら生易しく見守っておこう。