今回は前回に引き続き、旧天上山林道の南コースについて紹介したい。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★☆☆☆☆☆
景観: ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★☆☆☆☆☆
距離
9.9km
最大標高差
580m
平均斜度
全体:5.8%
上り:6.9%
下り:5.8%
獲得標高
上り:618m
下り:46m
・補給ポイントについて
この南コースは、湯来ヒルクライムというローカルヒルクライム大会のコースとしても利用されており、ネットなどで検索しても出てくる比較的有名なコースのようだ。
しかし残念なことに、2018年度の大会は開催されない様である。
スタート地点は、国道433号線から林道に分岐する交差点からとする。
コースの全長は、北コースと比べると長めの9.9㎞だ。
・ラストコンビニ
スタート地点そばにコンビニはないので、補給については事前に準備を済ませておく必要がある。
自販機は、スタート地点そばの工場にある物が最後だ。(工場の敷地内ではないので、出入り口を邪魔しなければ特に問題なく利用可能だ。)
・実走レビュー
スタート後は早速登り始めることになるが、勾配は比較的緩めで、最初の1㎞は平均6%弱となる。
ちなみに道はすぐに森の中へ消えていき、寂しい雰囲気の林道を進んでいくことになる。
2㎞地点までの1㎞区間も6%程度の勾配で、大きな変化はほとんどない。
2㎞地点を過ぎたあたりで長い直線となる。
直線は600m程あり、勾配も8%と少しきつめだ。
3㎞地点まで来ると、右側に廃れたお堂が見える。
距離の目安にすると良いだろう。
3㎞地点から6.5㎞地点までの3.5㎞に渡って、グネグネとした区間が続く。
この区間はとにかく細かなカーブが多く、先を見通すことができない。
勾配も緩くなったりきつくなったりを繰り返す。
この3.5㎞区間を通して見ると、前半は勾配が緩く、後半に徐々に勾配がきつくなっていく傾向がある。
前半は5%程度で推移するが、後半5.5㎞地点からの500m程は10%程度まで勾配はきつくなる。
6.5㎞地点から先も、勾配は比較的高めに推移し、ここから1.7㎞に渡って9%弱の勾配が続く。
特に後半の1㎞程は10%程度の勾配が続くので、辛いポイントと言えるだろう。
この区間を乗り越え8.2㎞地点まで来ると、下り勾配に変化する。
ここがゴールではないので、間違えないでほしい。
1㎞に渡って5%弱の下りが続く。
途中に微妙な登り返しはあるが、下りの勢いで乗り越えられるだろう。
ただ、下りの途中には急なカーブもあるので、そこは注意してほしい。
下り切ると、登り返しが400m程続く。
この登り返しは10%ほどの勾配があるので、勢いだけでは登り切れない。
ここから頂上まではもう少しなので、失速しないように注意したい。
登り返しを登り切ると、100m程の短い下りになる。
そして、再度7%ほどの登り返しを200m進んだところが頂上だ。
・頂上施設について
頂上は前回説明した通り、石碑があるだけだ。
タイムを狙う場合には、中盤の勾配が緩くなる区間と下り区間で如何にスピードを稼ぐかが大切になってくるだろう。
・路面状況について
路面状況については、舗装はそこまで荒れていないが、散乱物や落石箇所、倒木がある。
またこちらも動物の気配を感じるルートだったので、野生動物には注意したい。