今回紹介する峠は、釜石と大船渡の間にまたがる五葉山を走る、赤阪峠である。
釜石、大船渡からは共にアクセスが良く、練習にはお勧めの峠である。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★☆☆☆☆☆
景観: ★★★☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★☆☆☆☆
距離
13km
最大標高差
704m
平均斜度
全体:5.4%
上り:5.8%
下り:0%
獲得標高
上り:701m
下り:0m
・補給ポイントについて
スタート地点は南リアス線の高架下からとする。
峠頂上までのコース全長は13㎞だ。
・ラストコンビニ
コンビニは近くにないので、釜石市内で補給を済ませておこう。
・ラスト自販機
スタート地点そばには45号線に自販機があるほか、スタートから少し進んだ工事事務所の横にもある。
・実走レビュー
ちなみに私は釜石市街から45号線を走ってきたが、路側帯が狭い上にトンネルが多く、復興工事のダンプが多いためとても走りづらく、怖かった。
遠回りにはなるが、できるだけ海岸線の県道を走ることをお勧めする。
スタートすると、最初の5㎞ほどは3~4%ほどで緩く登り始める。
標高60mあたりのところに津波到達の石碑があるが、こんなところまで津波が来たのかと驚くばかりだ。
そのままのどかな風景の中を進んでいくと、少しづつ森の中に入っていく。
5㎞を越えると一度くねる箇所がある。
この前後だけ勾配が少しきつい。
とはいえ、6%前後が1㎞続くくらいではあるが。。
そこからさらに3㎞ほどは5~6%前後の登りが続く。
このあたりは川と並走して進み、景色が大きく変わることはない。
ここで赤い交通規制用の門が現れる。(このブログではお馴染みになってきた感がある。。)
ここからが本格的な登りといった感じになる。
暫くは緑のトンネルと川のせせらぎを聞きながらのクライムだ。
とはいえ、勾配は8%程度まで上がる。
その先に九十九折れがあり、この区間は不思議なことに、見た目の勾配と実際の勾配が逆転するという変な場所だった。
この九十九折れ区間は、その先のきつい直線も含めると1.3㎞ほどで、平均勾配は9%弱まで上がる。
これを過ぎると、1㎞ほどは階段式の登りが続くので、平坦部分で脚をしっかりと休めよう。
ここまでくれば、ゴールは間近だ。
スパートと行きたいところだが、ラスト1㎞もそれなりに登っている。
自分の脚を見極めながらスパートをかけてほしい。
タイムを狙う場合は、前半の緩い部分でタイムを稼ぎたい。
それから後半の階段式の登りで、どこまで勢いを殺さずに登れるかも重要になってくるだろう。
・頂上施設について
頂上は五葉山への登頂口となっており、駐車場とトイレ、トイレの奥に手洗い場(飲めない)がある。
頭から水をかぶってクールダウンといこう。
・路面状況について
路面状況は、山の中の県道としては標準的だ。
多少のひび割れなどは見られるが、震災以降に整備し直したのか、そこまで荒れているようなとこはない。
・その他
ちなみに釜石(含む三陸)はホタテやウニ、アワビなどの海産物がおいしいので、登ったらぜひ海の幸で補給と行きたいところだ。
釜石のお土産は海宝漬で決まりだ!
またラーメン好きには、新日鐵住金の男たちの胃を満たすために生まれたとされる、釜石ラーメン巡りも良いだろう。