#126 戸田峠(修善寺側)でヒルクライム!自転車初心者には少しきつめ?

今回紹介する峠は、伊豆半島の北西に位置する戸田峠だ。
戸田峠は金冠山と達磨山の間に位置する峠となっており、今回は修善寺側からの登りを紹介したい。
前回紹介した仁科峠とは、西伊豆スカイラインを通して繋がっており、峠三昧のルートを組むには最高の立地にある峠と言える。
峠の全長は10.3㎞だ。

今回紹介するのは前回に引き続き戸田峠の戸田側からの登りとなる。 コースの全長は9.1㎞だ。 こちら側の登りは修善寺側と比べて距離...

・峠スペック

坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観:  ★★★☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★☆☆☆

距離
10.3km
最大標高差
637m
平均斜度
全体:6.2%
上り:6.7%
下り:2%
獲得標高
上り:640m
下り:7m

・補給ポイントについて

スタート地点は、修善寺温泉の入り口から少し進んだこの交差点からとする。
西伊豆スカイラインへの案内が出ているので、わかりやすいだろう。
アクセスは電車の場合、修善寺駅が最寄りとなる。
自動車なら道の駅伊豆のへそに駐車が可能だ。

・ラストコンビニ

ラストコンビニはスタート地点から少し下ったところにあるファミリーマートだ。

・ラスト自販機

ラスト自販機はスタートしてから600mほど進んだところにある分岐にあるものが最後だ。

また峠の頂上近くのだるま山高原レストハウスにもあるが、その間にはないので注意してほしい。

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・実走レビュー

スタートすると、最初からそれなりの勾配で登ることになるので、覚悟してほしい。
最初の1.4㎞の平均勾配は7.9%だ。
温泉街の中を抜けて行く道で、路側帯があまり広くないので注意が必要だ。

そのまま進んでいくと勾配が緩くなり、交差点が現れる。
短い距離だが平坦となるので、スタートからいきなりの勾配で上がってしまった心拍を落ち着けたい。

平坦区間を過ぎると400mほどは12%程度の勾配が続く。
400mと微妙な距離だが、その後を考えるとマイペースに進んでいくのが吉だ。

勾配の厳しい区間を過ぎると、虹の郷というレジャースポットを右手に見ながら、2㎞に渡って平均4%程度の坂が続くことになる。

場所によっては10%程度になることもあるが、基本的にはそこまで厳しくはない。

2㎞区間の終りには伊豆国際カントリークラブというゴルフ場が現れる。

ここから1.5㎞はゴルフ場の敷地を縫って進んでいくが、1.5㎞のうち後ろの1㎞は7%程度の勾配になる。
できるだけ手前の区間は脚を回して踏まずに進んでいきたい。

ゴルフ場を抜けて500mほど進むと、伊豆ニットーランドという別荘地の入り口が現れる。
ここから先は勾配がきつくなるので、目安にすると良い。
ちなみにニットーランドまで、スタート地点から6㎞となる。

ニットーランドから先は似たような道がだるま山キャンプ場まで2.6kmに渡って続く。

平均勾配も7.6%と比較的きつめなので、始めて登る場合には体力だけでなく精神的にも辛い区間だ。

特にキャンプ場手前の600mは10%を超えるので、無理をしないように注意してほしい。

キャンプ場を過ぎて200m程度進むと達磨山高原レストハウスがある。
ここでは自販機やトイレのほか、食事を摂ることもできる。

また、晴れていれば富士山を一望することもできるビューポイントだ。

レストハウスを越えて250mほどは8%弱の勾配が続くが、その先は300mに渡って平坦区間となる。

この先ゴールまではラスト1㎞だが、このラスト1㎞区間の勾配がきつい。
平均では9%弱となるが、所々12%程度になる。
また直線なので、先が見えるのも体感の勾配を引き上げる要因になっているだろう。
タイムを狙う場合には、ゴルフ場前後の勾配の緩い区間で如何に速度を上げつつ、後半の勾配がきつい区間で速度を落とさずに走れるかが肝となるので、あまり重いギアで踏むよりは軽いギアで回す方が後半に脚を残すことができるだろう。

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・頂上施設について

頂上は駐車場がある以外は特に設備はない。

また頂上は交差点になっており、反対側に下るだけでなく、西伊豆スカイラインへ進むこともできる。

頂上から戸田側へ100mほど行けば展望台になっており、駿河湾を一望できるのでお薦めだ。

・路面状況について

路面状況は道幅も含めて良好だが、カーブが多くゴルフ場付近は少し荒れている個所もある。
下りは無理をせずに下った方が良いだろう。