今回紹介する峠は、香川県と徳島県にまたがる大滝山だ。
大滝山の頂上には、四国別格二十霊場に選ばれている大滝寺と大滝山西照神社があり、元々は西照大権現として同じ信仰対象であったが、明治初期の神仏分離令によって分離したという歴史を持つ。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観: ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★☆☆☆☆☆☆☆
距離
14km
最大標高差
725m
平均斜度
全体:5.2%
上り:6.6%
下り:3.1%
獲得標高
上り:754m
下り:36m
・補給ポイントについて
スタート地点は、道の駅しおのえ横の交差点からとする。
コース全長は14㎞だ。
・ラストコンビニ
スタート地点そばにコンビニはない。
道の駅でもあまり食品の取り扱いはない様だったので、補給食は持参しておくのが無難だ。
なお道の駅のソフトクリームは、近くの牧場の生乳を使用したもので、美味しくお薦めだ。
・ラスト自販機
自販機は、スタート地点から4㎞程進んだところにある物が最後だ。
・実走レビュー
スタートすると、最初の1.4㎞は平均6%程度の勾配で登っていくことになる。
ダムまでは少し勾配がきつめなので、無理をしない程度のペースで進もう。
ダムを越えて勾配が緩やかになってくれば、ここから5.3㎞地点までは緩やかなアップダウン繰り返しながら進んでいく。
前半3㎞地点までが下り基調で、後半は登り基調に転じる。
ちなみに途中には食事処もあるので、特産のアマゴ料理を楽しむのも良いだろう。
5.3㎞地点まで来ると分岐があるので、これを左に進もう。
右に進むと、次回紹介予定の竜王山に進む。
分岐から1㎞程は緩やかな登りで、勾配は4%弱で推移する。
1㎞進むと、一旦勾配のきつい区間が現れるがすぐに勾配は緩くなり、そのままキャンプ場のある8.5㎞地点までは緩やかな勾配が続くことになる。
キャンプ場を越えると分岐が現れるので、小さな橋のある右に進もう。
橋を渡って200m程進むと、ここから勾配はきつくなる。
勾配がきつくなってからの最初の1㎞は、平均10%だ。
この区間は清流と並走して登る区間なので、坂はきつくともとても気持ちが良い。
最初の1㎞を過ぎると、ここからは山道らしく何度もカーブを繰り返す。
勾配は相変わらず10%前後を行き来する。
11㎞地点にはベンチが設置されているの、疲れたら一服することもできる。
11㎞地点からの1㎞は若干勾配が緩くなり、平均7%となる。
この後の区間は再度勾配が厳しくなるので、この区間で呼吸を落ち着けたい。
この区間は道幅が細く、くねくねとして先が見通せないので、対向車には注意したい。
所々に残り距離を示す標識があるので、参考にしたい。
(残り○○㎞とは書いていないが、頂上に向かって数字が減っていくので参考にできる)
12㎞地点から勾配は再び10%となり、この区間は1.5㎞に渡って続く。
コーナーの内側では20%程度まで勾配が上がることもあるので、辛ければ外側を進もう。
13.3㎞地点までくると、交差点がある。
別ルートからの合流ポイントとなるので、ここはそのまま直進しよう。
合流してくる106号線から登っても面白いルートになっているようだ。
このポイントを過ぎれば、頂上までは残り600m程だ。
ラスト区間は、300mに渡って13%程度の勾配が続くポイントがあるので、最後まで気を抜いてはいけない。
・頂上施設について
頂上は県境になっている。
頂上横に神社の入り口があり、お寺は徳島側に100m程下ったところにある。
せっかくここまで来たら参拝していこう。
・路面状況について
路面状況は前半は良好だが、竜王山との分岐を過ぎてから悪化する。
枝の散乱や舗装の剥がれが目立ち、湧水の流れる箇所もあるので、下りは注意して下ろう。
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