#254 高ボッチ高原でヒルクライム!「君の名は。」とゆるキャン△の聖地に登ろう!

今回紹介するのは、長野県の丁度真ん中に位置する塩尻市に位置する、高ボッチ高原の塩尻市側からのヒルクライムルートについてだ。
高ボッチ高原は、頂上から360度の景観を楽しむことができ、富士山の撮影スポットとして有名だ。
また、最近では高ボッチ高原からみた諏訪湖が、映画「君の名は。」の劇中のモデルになっているとされているほか、アニメ「ゆるキャン△」でも取り上げられた高ボッチ高原キャンプ場があるなど、見所満載の観光スポットとなっている。
ただ、自転車で登るにはそれなりに過酷なコースとなっているので、そのあたりを詳しく解説していきたい。

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・峠スペック

坂バカ度:★★★★★☆☆☆☆☆
景観:  ★★★☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★☆☆☆☆☆

距離
9.4km
最大標高差
705m
平均斜度
全体:7.5%
上り:7.9%
下り:0%
獲得標高
上り:696m
下り:0m

・補給ポイントについて

スタート地点は、国道20号線から高ボッチ高原へ分岐する交差点からとする。
コース全長は9.4㎞と比較的短い。
スタート地点がある国道20号線は、非常に交通量の多い道路だ。
このポイントまで来る場合には、20号線ではなく脇道を利用するのが安全だ。

・ラストコンビニ

コンビニはスタート地点そばにはないので、岡谷又は塩尻の市街地で補給を済ませておきたい。

・ラスト自販機

自販機はコース上に存在しないので、20号線を塩尻方面に200m程行ったところにあるものを利用しよう。

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・実走レビュー

スタートすぐの100m程は10%超の登りが突然現れるが、短いので心配はいらない。
坂を超えて400m超は、高ボッチスカイラインの入り口まで5%強の勾配となる。
スカイラインの入り口で折り返すように曲がるので、直進してしまわないように気を付けよう。

スカイラインに入ってからは3㎞地点付近までは5%前後の緩い坂が続く。
ここまでは特段きつさを感じることもないだろう。

3㎞地点付近まで来ると、規制用のゲートが現れる。
ここから勾配は増していく。

ゲートからは頂上近くの8㎞地点まで、5㎞強に渡って平均10%の登りが待っている。

この区間は階段式の登りになっており、常に10%という訳ではない。
長めの10%を超える区間と、短い7%前後の区間が交互にやってくる。

コンクリで覆われた、この特徴的なカーブまで来ればスタートから5.5㎞を進んできたことになり、区間の半分を越えたことになる。

前述のカーブを過ぎてからの後半コースは、カーブが連続する構成になっている。
コーナーの内側では15%程度まで勾配が上がることもある。

6.5㎞地点から800m程は、一旦勾配が8%程度まで緩む直線的な区間が現れるので、ここは少し足を休ませることができる。

7㎞地点過ぎの短い九十九折れ区間を過ぎれば、再度道は直線的になる。

この直線区間は最初こそ12%強の勾配だが、徐々に勾配が緩くなると同時に景色が開ける。
景色が開ければ、頂上までは1㎞強は緩い勾配区間となるので、タイムを狙う場合は、ラストスパートだ。

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・頂上施設について

車道の頂上は駐車場とキャンプ場になっており、展望台からは松本市方面を望むことができる。

また400mほど自転車を押すことにはなるが、高ボッチ高原の頂上からは、「君の名は。」のモデルになったと言われる諏訪湖という雄大な景色を望むことができるので、ヒルクライムをした後には必ず寄ってほしいお薦めスポットだ。(晴れていれば、バックに富士山も見える)

・路面状況について

路面は全体を通して、可もなく不可もなくといったところだ。
後半区間には、舗装の補修をしてある箇所が多く、振動が大きい。
また道幅が狭く勾配が急なので、下りでの対向車との事故には十分気を付けてほしい。