今回は、前回に引き続き土須峠の南ルートについて紹介したい。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★★☆☆☆
景観: ★★★★☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★☆☆☆☆☆☆☆☆
距離
15km
最大標高差
738m
平均斜度
全体:4.9%
上り:6.6%
下り:1.9%
獲得標高
上り:733m
下り:18m
・補給ポイントについて
スタート地点は、ラストコンビニとなるヤマザキショップからとする。
頂上までの全長は15㎞となる。
こんな山の中にコンビニがあるだけでありがたいことで、これ以外には補給地点は皆無だ。
・ラストコンビニ
自販機は、スタート地点から4㎞進んだところにある物が最後だ。
・実走レビュー
ヤマザキショップから走り始めて、5㎞地点にある交差点までは平均2%程度の緩い登りとなる。
途中には1㎞以上の長いトンネルがあるので、前後ライトの点灯を忘れないようにしよう。
5㎞地点の交差点は右折だ。
ここから勾配は上がり始め、6.9㎞地点までの2㎞区間の平均勾配は7%となる。
途中には大轟の滝という景勝ポイントがあり、豪快な滝を見ることができる。
6.5㎞地点には分岐があるが、これはそのまま直進しよう。
なお交差点を越えてから400m程の区間は、勾配が増して10%強になる。
この区間を抜けると勾配は緩くなり、9㎞地点まで2.1㎞に渡って3%の登りとなる。
9㎞地点には分岐のあるヘアピンカーブがあるので、目安にすると良いだろう。
ヘアピンカーブを越えてから800m程は、階段式の登りが続く。
場所によっては勾配が15%になることもあるので、油断は禁物だ。
またこの区間には素掘りの隧道があり、中は真っ暗なので、サングラスをしたままだとかなり走りづらい。
その後勾配は緩くなり、11㎞地点までは4%程度の勾配となる。
勾配が再度上がり始めたら、ここから1.5㎞は川を右手に見ながら9%弱の坂を登っていく。
12.5㎞地点まで来ると、勾配は5%前後まで緩くなり、13㎞地点にある橋を渡り切るまで緩い登りが続く。
橋を渡ると、頂上までは残り1.7㎞だ。
なおこの区間の平均勾配は10%まで上がるので、今まで進んできた脚を考えると辛い区間だ。
橋から350m進むと、剣山スーパー林道の入り口が現れる。
残念ながらスーパー林道は未舗装路なので、ロードバイクでの進入は厳しい。
スーパー林道の入り口を越えて、200m程進むと勾配の緩む区間が現れるので、ここで最後の回復を図ろう。
その後頂上までは、10%強の勾配が800m程続く。
最後の気力で乗り越えよう。
・頂上施設について
頂上は前回の説明通りトンネルとなっており、こちら側の景色は一切開けていない。
タイムを狙う場合には、勾配の緩い区間をいかに高速で乗り越えられるか、ということが大切だ。
ただし道幅の狭い区間もあるので、無理をしてタイムを狙うようなことは避けよう。
・路面状況について
5㎞地点の交差点を越えてからは落石や湧水箇所が複数存在し、道幅も細い。
トンネルも複数あり、登り下り共に十分注意が必要だ。