どこかで聞いたことがあるようなタイトルだが、皆さんは坂を上った時に「この坂はこんなにきつかった!」という感想と共にSNSなどに写真をアップした(又はアップしようと思った)ことはないだろうか。
しかし肝心の坂の写真が余りうまく撮れていない、という経験をしたことがある人も多いはずだ。
そしてその失敗としてはブレていたり、ピントがずれているといった初歩的な問題もあるが、最も多いミスは「激坂のはずなのに激坂感がない」写真になってしまうことではないだろうか。
そこで今回は、私がブログ用に写真を撮りまくって得た、坂道の写真の撮り方について解説したいと思う。
写真の撮り方
このブログに上がっている写真は、基本的にすべてスマホで撮った写真であり、特別な機材は使用していない。
また特殊な加工なども加えていない、ほとんど撮って出しの写真である。
つまり撮り方さえ分かってしまえば、だれでも坂道感の溢れた写真を撮ることは難しくないということだ。
自撮りの方法については別記事にまとめてあるので、こちらを参照してほしい。
カメラ位置について
まずカメラを構える位置について考えてみよう。
スマホで写真を撮るときには、何も意識をしないで構えると自分の目線より下(胸の前あたり)で撮りがちだ。
しかし坂を撮るときには、目線より5㎝位高い位置に構えて撮ると良い。
こうすることでより路面を広く映すことができ、実際の視点に近い写真が撮れる。
構図について
そして坂道を撮る上で最も大切なのは構図だ。
構図で坂道感は大きく変わる。
例として10%の坂の写真を並べてみよう。
どちらも10%の坂であるが、下の写真の方が何となく勾配がきつそうに見えないだろうか。
実は下の写真は上の写真と比較して、道路の写っている面積が大きい。
坂を撮るときに坂の傾斜だけを伝えたいなら、できるだけ路面を写そう。
写真全体の3分の2が道路になるくらいが理想だ。
そして先が見通せる緩いカーブならカーブの内側から撮ると良い。
ただ急なカーブの場合は、画角的に路面しか入らなくなってしまうので注意しよう。
もしこれでも自分の撮りたい写真にならない時は少しカメラを傾けてみよう。
こうすることで意図的に路面を斜めにすることができる。
対比をさせるのも有効な手段だ。
例えば構造物と坂を対比することでその勾配を強調できる。
構造物があることで、この写真のように路面を多く写さなくても坂を認識させることもできる。
以上が基本となるが、興味が出てきたらさまざまなアングルや機材での撮影を試してみよう。
例えばドローンを使えばこんな写真も撮れる。
番外編
また番外編だが、映像にしようと思えば一人でもこれくらいの映像は作ることができる。
最も大切なこと
そして最後に大切なのは、自分を入れること。
やはり頑張っている自分を入れなければ、激坂と言えど「この坂はすごい辛いです!」感が出ない。
めっちゃ頑張ってる感を出して、今まで教えたテクニックを駆使すればインスタ映え間違いなしだ!