#274 榛名山でヒルクライム!ハルヒルコースの難易度ってどれくらい?

今回紹介するのは、ハルヒルで有名な榛名山ヒルクライムでも使用されている定番コース、安中榛名湖線-渋川松井田線についてだ。
このルート、大会に使われるだけあって変化に富む面白いコースになっている。
また、頑張れば初心者でもなんとか登れるかもしれないと思わせる、思わせぶりなコースプロファイルも中々だ。

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・峠スペック

坂バカ度:★★★★★★★☆☆☆
景観:  ★★★☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★★★☆

距離
14.8km
最大標高差
909m
平均斜度
全体:6.1%
上り:6.1%
下り:0%
獲得標高
上り:909m
下り:5m

・補給ポイントについて

スタート地点は、レースでのスタート地点とほぼ同じ室田の交差点からとする。
コース全長は、14.8㎞と比較的長めの設定だ。

・ラストコンビニ

コンビニは、室田交差点の手前にあるローソンが最後となる。
ただ、コース中盤の榛名神社付近には食事処がいくつかあるので、補給には困らない。

・ラスト自販機

自販機についても、榛名神社付近にあるものが最後となる。
スタート地点から榛名神社までも自販機は点在しているが、中盤以降は存在していないので、スタート前か榛名神社での補給をお勧めする。

・実走レビュー

スタートして最初の5㎞は、平均5%程度の勾配で推移する。
所々勾配が増すポイントはあるが、長く続くことはなく、比較的淡々と進んでいけるはずだ。
レースとなれば、それなりのスピードのトレインが形成されることが想像できる。

5㎞程進んだところで分岐を伴ったカーブが現れるが、これは道なりに進めば問題ない。
このカーブから1㎞強の区間は、引き続き5%前後の勾配が続く。
榛名神社一の鳥居が見えたら、6㎞地点を過ぎた証だ。

鳥居を過ぎてからは短いながら緩やかな下り区間となるので、、一旦脚を休めることができるはずだ。
下り区間を過ぎてからは、1㎞程は6%強の登り返しとなり、その後は8.5㎞地点まで緩やかなアップダウンを繰り返す。
8.5㎞地点からが本格的な登り区間となる。
まだゴール地点までは6㎞以上の距離があるので、登りはじめから無理をしないようにしたい。

県道33号線との交差点が見えたら、9㎞地点だ。

ここから榛名神社までの2.3㎞区間に渡って、平均7%弱の勾配が続くことになる。
この区間は階段式の登りとなっているため、勾配の強弱がはっきりしている。
足つき無しの登りを目指すなら、脚を休めることのできるポイントは多いが、一方で勾配のきついポイントは10%前後となるので、注意が必要だ。

大きな鳥居が現れれば、スタートから11.5㎞程の距離を進んできたことになる。
ゴール地点までは残り3.2㎞だ。

この鳥居から勾配は一段ときつくなる。
特に鳥居を超えてからの300m程は13%前後まで勾配が上がるので、覚悟しておこう。
その後400m程は10%弱まで勾配が緩まるが、再度13%強の勾配区間が現れる。
個人的には、このダブルパンチの1㎞強の区間が最も辛い区間だと感じる。

前述の辛い区間を抜けると、ここから1.5㎞程の区間は九十九折れとなり、平均勾配も7%弱に下がる。
ただし、この区間も階段式なので、実際には100~200m程の間隔で勾配に強弱がある。

左側に男根岩が見えれば、ゴールまでは350m程だ。

最後の区間は勾配も6%前後になるので、タイムを狙う場合には最後のスパート区間になる。
ただし、男根岩を見てもう終わりだと思うと、精神的に終わってしまうので、「まだもう少し!」というくらいの感覚でいたほうが良い。

・頂上施設について

頂上は交差点になっており、交通量もあるので榛名湖畔に移動して休憩すると良いだろう。

湖畔には、食事処や自販機、公衆トイレもあるので、休憩には困らない。

・路面状況について

路面は至って良好だ。
全線2車線となっているので、登り下り共に非常に走りやすい。
舗装のひび割れなどが一部に見られるものの、走行にはほとんど支障はない。
ただし、終盤のきつい勾配での蛇行運転や下りでの飛ばし過ぎには注意しよう。
もし事故が増えるようなら、ハルヒル自体の開催が見直される可能性もあるからだ。

・その他

ハルヒルがメジャーになってからゴール地点までの距離看板が立てられた。
チャレンジする際には、体力と相談する目安にすると良いだろう。