#256 乗鞍エコーラインでヒルクライム!自転車で登りたい絶景ヒルクライムコース!




今回紹介するのは、日本の車道の頂点にしてサイクリストの憧れの頂点、峠の王(ある意味KOM?)こと乗鞍エコーラインについてだ。
「ノリクラ」と言えば、サイクリストなら「ヤビツ」ばりに一度は耳にしたことの有る単語ではないだろうか。
乗鞍がなぜサイクリストの間でここまで有名かと言えば、日本で一番高い車道(2,720m)であり、現在は自家用車での走行が禁止された、まさに自転車乗りのために存在しているかのうようなヒルクライムスポットだからだ。
またご存知の通り、年に一度開催されるマウンテンサイクリングin乗鞍はヒルクライマー憧れの大会となっており、ここから乗鞍でのヒルクライムが神格化されたともいえるだろう。
ちなみに日本三大峠は、車道最高峰の乗鞍(2,720m)、国道最高峰の渋峠(2,172m)マイカーで到達できる最高峰の大弛峠(2,360m)となっており、並べてみても乗鞍が頭一つ高い標高であることが分かるだろう。

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・峠スペック

坂バカ度:★★★★★★★★☆☆
景観:  ★★★★★★★★★★
路面状況:★★★★★★☆☆☆☆

距離
19.3km
最大標高差
1263m
平均斜度
全体:6.5%
上り:6.5%
下り:2%
獲得標高
上り:1254m
下り:1m

・補給ポイントについて

スタート地点は、乗鞍自然保護センターの駐車場からとする。
大会と同じルートで、全長は20㎞程になる。
スタート地点までは、長野方面から自走で来ることも可能だが、道中は路肩が狭く交通量が多い上、トンネルも多数ありとても走りやすいとは言えないので、スタート地点までは自動車での輪行を強くお薦めする。
自然保護センター周辺には駐車場が多く用意されているので、ハイシーズンでも止められなくなることはないだろう。

・ラストコンビニ

コンビニは近辺に存在していないが、食事処は駐車場に隣接する店を含めていくつかある。
補給食となるようなパン等も買うことはできるが、できれば補給食は事前に用意しておいた方が良いだろう。

・ラスト自販機

自販機も駐車場にあるものが最後だ。
コース上のスキー場のロッジに見かけたが、動いている様子がなかった。
また水分の補給ということであれば、コース後半にある位ヶ原山荘の向かいで湧き水を汲むことが可能だ。

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・実走レビュー

スタートして7㎞弱の地点にある三本滝駐車場までは、平均5%前後の登りやすい勾配が続く。
基本的に乗鞍は、勾配が著しくきつくなるポイントというのは余りなく、勾配変化も穏やかなルートとなっている。

休暇村が見えてくれば、スタートから2km程進んできたことになる。
乗鞍のヒルクライムでは、スタート地点まで自動車で来た場合、基本的にはアップ無して走り出すことになる。(スタート地点から白骨温泉等別方向に走ってアップをするという手はある)
そのため、休暇村辺りまではアップを含めてゆっくり走ると良いだろう。
ちなみに、スタート地点で標高は1400mを超えているため、人によっては走り出しから息苦しさを感じる場合もあるかもしれない。

休暇村を過ぎてゲートが現れれば、ここから本格的な山岳ルートとなっていく。
とはいえ区間全体を通して勾配が上がるわけではないので、心配は不要だ。

スタートから7㎞弱にある三本滝駐車場から一般車両の通行は規制されて、自転車以外はバスとタクシーだけとなり、更に走りやすくなる。

三本滝から4.5㎞程の区間は、平均6.5%となり、少し勾配がきつくなる。
九十九折れの区間も現れるようになり、コーナーでは必然的に勾配はきつくなるが、10%を超えることはほとんどない。

区間の前半はスキー場のゲレンデを横切る形となり、早速登ってきたルートを見下ろすことができる。
まだ半分も登ってきていないが、現素晴らしい景色に早くも感動するはずだ。

三本滝から4.5㎞進んでくると、ここから間隔の短い九十九折れ区間となる。
この九十九折れ区間は、14.6㎞地点にある位ヶ原山荘まで3㎞に渡って続き、この区間は平均勾配も8%程度になる。

特に区間の前半は、九十九折れの間隔が短く勾配もきついため、カーブの内側では15%程度になることがあるので、できれば内側を通り過ぎないように走行したい。(一般車が規制されているため、こういった時は外寄りのラインを取りやすく助かる)

冷泉小屋が見えてきたあたりから、勾配は区間前半よりも少し緩くなってくる。
余談だが、冷泉小屋の横にある滝からはしっかりと温泉の香りが漂ってきて、少し心穏やかになる。

位ヶ原山荘を越えると、乗鞍の頂上付近の道まで見通すことができる。
頂上を捉えたと感じるか、まだあそこまで行かなければいけないのかと思うかは、人によって分かれるところだろう笑

位ヶ原山荘から3㎞の区間も、平均7.6%の勾配が続く。
また位ヶ原山荘の時点で、標高は2,300mを超えており、この区間は誰もが息苦しさや出力の低下を実感するはずだ。

この区間は、上を見ても下を見ても素晴らしい景色になっている。
タイムを狙っていれば別だろうが、サイクリングなら存分に景色を楽しみたい区間だ。

位ヶ原山荘から最初の500m程は勾配が緩いが、そこから1㎞程は10%前後の勾配が続く。
特別きつい勾配という訳ではないが、空気が薄くなることで想像以上にきつい区間だ。

17.4㎞地点の急コーナーを抜ければ、乗鞍と聞いて多くのサイクリストが想像する岩肌がむき出しになった区間だ。
最高標高地点までは残り2㎞となる。

バス停の小屋が見えたら、ラスト500mだ。

この区間は平均7%強の勾配となっているが、最後の300mほどは10%近い勾配となるので、最後まで気を抜かないように走り切りたい。

岐阜県の看板が見えれば、この先は短い下りでゴールとなる。

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・頂上施設について

頂上には池があり、晴れていれば青い湖面がとても美しい。

池の向こう側にはいくつかの山小屋があり、食事や水分補給が可能だ。

・路面状況について

前半から中盤にかけてはそれほどの問題はないが、終盤の区間はアスファルトの剥がれや凹凸が見られる。
つい景色に目が行きがちになるが、登り下り共にしっかりと路面を確認して走行しよう。

・その他

乗鞍はとにかく標高が高く、気温が低い。
私が走った日は、下の駐車場で日中30度の快晴であったが、頂上付近では20℃以下の気温となっていた。
晴れていれば陽の光でそれなりに暖かいが、天候は非常に変わりやすく、雲が出てくると一気に体感気温は下がる。
また風が吹けば、夏でも体感気温10℃以下となることもあるようなので、登坂後に備えた防寒装備はしっかりと整えておきたい。

なおスタート地点には、湯けむり館という温泉があり、寒い日には冷えた身体を温めるには最適だ。
また通常の入浴料は720円だが、クーポンを見せることで520円で入浴が可能だ。