#161 五家原岳でヒルクライム!コース後半の激坂に悶えよう!

今回は、激坂はあれど高い山と言われると名前の出てこない長崎県から、五家原岳を紹介する。
五家原岳は、長崎県の南東部に位置する山で、頂上部分は大村市と諫早市にまたがる。
標高は1057mで、頂上直下まで車道があるので、自転車でも登ることができる。

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・峠スペック

坂バカ度:★★★★★★★★☆☆
景観:  ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★☆☆☆☆

距離
14.2km
最大標高差
1044m
平均斜度
全体:7.4%
上り:7.5%
下り:0%
獲得標高
上り:1034m
下り:0m

・補給ポイントについて

スタート地点は、国道207号線から分岐した、五家原岳へ続く県道184号線の最初の交差点からとする。
コースの全長は14.2㎞となり、獲得標高も1000m超えとなる長丁場だ。
またアクセスも良好で、熊本・長崎方面どちらからでも来やすい。
自動車なら道の駅長崎街道鈴田峠からのスタートがアップの距離としても丁度良い。

・ラストコンビニ

コンビニは、国道と県道の交差点にあるローソンが最後だ。

・ラスト自販機

ラスト自販機は、スタート地点から6㎞程進んだところにあるこどもの城の駐車場にある物が最後となっている。(トイレもある)

・実走レビュー

スタートすると4.7㎞地点までは平均5%の登りで、山に向かって一直線に登っていく。

所々で勾配は変化するものの、大きな変化は少なく、概ね4~7%の間で推移する。

周りは畑になっているので、見晴らしは良好だ。

4.7㎞を過ぎると、ここから先1㎞は勾配が少しきつくなる。

丁度こどもの城の入り口までがこの1㎞区間なので、目安にすると良い。

こどもの城から次の目安となる諫早自然少年の家までの2.4㎞区間は、階段式の登りとなっている。

平均勾配は7%弱だが、5%前後の登りと9%前後の登りを2度ほど繰り返す。

この区間を乗り越えれば、スタートから8㎞進んだことになる。

しかし五家原岳のメインディッシュは、この少年の家を過ぎたところから始まる。
ここから頂上までの6㎞強の区間で平均勾配は9%になる。

少年の家から最初の1㎞は平均9%強の勾配となるが、特に前半の500mは11%を超える勾配なので、今までよりレベルがぐっと上がる。

9㎞地点に丁度交差点が現れるので、目安にすると良いだろう。
交差点はそのまま直進だ。

交差点前後は勾配がいったん落ち着くので、回復に充てておこう。

また10㎞地点までは10%未満で推移するので、無理せずにペースを刻んで進んでいきたい。

10km地点を越えると、ここから道は細くくねくねとうねり始める。
この先1㎞は平均勾配10%だ。

勾配は所々で20%程度まで上がる。
この急勾配はカーブの内側という訳ではなく、道の傾斜そのものがきつめに設定されている。

カーブの内側となれば、20%以上になる。

とはいえ、急勾配で登りっぱなしという訳ではなく、5%程度まで勾配が緩む箇所もあったりするので、こういう区間は上手く脚を休めたい。
11㎞地点から200mほどではあるが、休める区間が現れる。

また11㎞地点を過ぎると、珍しく直線基調の道が現れるが、勾配は10%を超えており、先が見えていることもあって精神的に辛い。

11.7㎞地点からは、1㎞以上に渡って何度もカーブを折り返しながら進んでいくことになる。
平均勾配は10%弱で推移するものの、後半に入ってからのカーブの連続攻撃による勾配変化は、確実に脚にダメージを蓄積していく。

場所によっては錯覚の様な勾配のカーブもあるが、実際に登ってもきつい。
できれば外側を走ってダメージを軽減したい。

連続カーブ攻撃区間を抜けて13㎞地点まで来ると、頂上らしき電波塔が見えてくる。
しかしこれはフェイクで、その先に頂上となる別の電波塔が見えてくる。
私もしっかりと騙されてしまい、この後はゾンビになってしまった。

最初の電波塔を越えてから頂上までは700m強となる。

最初の500m程は10%前後の勾配なので問題ないのだが、最後の200mほどがきつく20%強の勾配で登ることになる。

最後の最後にやってくる激坂に悶えることは必至だ。

またここは路面が悪いので、しっかりと路面を見ながら登らないと、舗装の割れ目にはまって落車することになるので注意したい。

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・頂上施設について

頂上からは諫早や大村市街を一望できるが、展望台の周りに電波塔がいくつもあるため、パノラマビューとならないのが残念だ。

・路面状況について

路面状況について、前半中盤は良好であるが、後半は落ち葉や路面のひび割れがあるので注意だ。
特に下りは急勾配でスピードが出がちになると思うが、上記に加えて対向車もあるので、正面衝突など起こさぬように気を付けたい。

・その他

最後に、このブログでは初となる自転車屋さんの紹介をしたい。
前述した道の駅から大村方面に5㎞程行った大村市街に、サイクルフレンドタカタという自転車屋さんがある。

街の自転車屋さんという佇まいながら、実業団チーム「NEST nagasaki」を持った本格的なサイクルショップで、軽快車だけでなくロードやTTバイクまで取り扱いを行っている。
また店長さんが女性ということもあってか、店内は明るくキレイだ。

たまたま知り合った方からお聞きして訪れてみたのだが、お店はまったりとした雰囲気で、男性女性問わず一見さんでも入りやすいだろう。

「実業団チームを持った自転車店」というと身構えてしまうかもしれないが、可愛い黒猫の副社長とワンコ社長が出迎えてくれるアットホーム感を持っており、スタッフだけでなくチームメンバーや常連さんも笑顔で接してくれる。

私も訪れたその日のうちに、悶絶マッサージを施術され、その後お店の常連さんとスナックに飲みに行ってしまったほどだ(これはお店は関係ないか?)

全てとはいかないが、持ち込みでも可能な限り対応してくれるようなので、旅の途中や転勤等で困ったときには頼ってみると良いだろう。(なにより動物好きサイクリストにはお薦めだ!)

コメント

  1. 加島 清治 より:

    昨日、山茶花高原ピクニックパークから、五家原岳まで、E-BIKEですが走ってきました。
    途中で2人のサイクリストとすれ違いましたが、ここヒルクライムでは有名のようですね。
    E-BIKEでも、けっこうキツかったです。
    http://e-bike.blog.jp/archives/34126118.html

    • wpmaster より:

      地元の自転車乗りには、有名なヒルクライムスポットですね。
      特に後半と最後の登りがきついので、それなりの実力は必要になるコースです。
      E-BIKEだとこういった坂も楽しく登れるのが良いですね。

    • wpmaster より:

      地元の自転車乗りには、有名なヒルクライムスポットですね。
      特に後半と最後の登りがきついので、それなりの実力は必要になるコースです。
      E-BIKEだとこういった坂も楽しく登れるのが良いですね。