今回は、風張峠の奥多摩町(奥多摩湖)側について説明する。
スタートは三頭橋からでこちらは全長12.6㎞の登りとなっている。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★☆☆☆☆☆☆
景観: ★★★★★★☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★★★★
距離
12.6km
最大標高差
610m
平均斜度
全体:4.8%
上り:7.2%
下り:3.2%
獲得標高
上り:653m
下り:55m
・補給ポイントについて
・ラストコンビニ
ラストコンビニはないので、補給は用意しておこう。近くに食事処はあるので、お腹がすく場合にはしっかりと食事をとるのもありだろう。
・ラスト自販機
また自販機はスタート地点そばにある。
こちらの自販機にはSOYJOYとカロリーメイトを売っているので、小腹を満たす程度であればこちらでも済ませることはできる。
なお登り始めると補給するポイントはないので、ここでしっかり補給してこう。
・実走レビュー
登りについては全線を通して体感で7%程度で、あまり変化のない登りやすい道と言えるだろう。
最初の1㎞ほどは緩めの2~5%程度で始まり、山のふるさと村入り口の交差点を過ぎたところからは頂上まで7~10%の間で推移することになる。(10%の区間はあまりなく、大部分は7%前後だ)
全長が長く常に上り続けており、平坦区間や下り区間は存在しない。
厳しい勾配がないからと言って前半を飛ばしすぎ、スタミナ切れで失速しないように常に残り距離を考えながら登る必要がある。
その際は参考として道路わきの距離標識を見ながら進むと良いだろう。
また初めてこの坂を上登る場合は、いつまで経っても減らない距離と、変わらない勾配にだんだん疲弊してくると思う。
そんな時には顔を上げて景色を見て脚を休めよう。
というのも、こちら側の道は開けた場所が多く、奥多摩湖や奥多摩の山々を眺めることができるので、「ここまで登ってこれた」という気持ちが湧いてまた登りに気合が入ることだろう。
月夜見山の駐車場を過ぎたころに12㎞という標識が見えてきたらラストスパートである。
ここからは若干の下りと平坦基調が増え、スピードを乗せることができる。
最後の力でペダルを踏みこんでほしい。
タイムをねらう場合には常に一定の出力を維持して淡々と登り、最後の1㎞を全力で飛ばすというのが最も良い方法だと思われる。
・路面状況について
路面状況についてはこちらも非常に良く、舗装は完璧な状態である。
いつ行っても路面の整備が行き届いて、おり落ち葉や木の枝が散乱しているような状況もない。
ただし、ドリフト防止用のバンプやRのきついコーナーも多いので、飛ばしすぎでのオーバーランや落車をしないよう余裕をもった速度で下ってほしい。