今回紹介するのは、和歌山県と大阪府の県境に位置する、三国山だ。
三国山へ到達するには、鍋谷峠(これも県境峠)という別の峠を経由する必要があるので、併せて紹介したいと思う。
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・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観: ★★★★☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★☆☆☆☆☆☆☆
距離
11km
最大標高差
714m
平均斜度
全体:6.5%
上り:7.4%
下り:2.3%
獲得標高
上り:710m
下り:9m
・補給ポイントについて
スタート地点は、道の駅くしがきの里そばの旧道の交差点からとする。
鍋谷峠へのルートは、新道と旧道があるが、新道はバイパスの様になっており交通量が多いので、旧道を進むことをお勧めする。
なお、今スタート地点まで来るのも、登り勾配を進んでくることになる。
三国山までの全長は11㎞だ。
・ラストコンビニ
コンビニは近くにはないので、道の駅で済ませるか、かつらぎ町の街中のコンビニまで降りる必要がある。
・ラスト自販機
自販機は、スタートして1㎞強進んだところにある、窪田商店にある物が最後となる。
・実走レビュー
スタートして国道と並走する最初の1.5㎞程は、勾配も4%弱とそれほどきついものではない。
その後勾配は増していき、新道に合流する3㎞地点までの1.5㎞は、7%程まで勾配が上がる。
新道と合流(正確には交差)する地点は、鍋谷トンネルの入り口になっており、交通量も多く車速も速い。
新道を横断する必要があるので、横断の際はしっかりと左右の確認をしよう。
新道を渡ると、ここから本格的な峠道になる。
新道を越えてから最初の2.5㎞は、平均6%の勾配が待っている。
最初は集落と柿畑の中を抜けて行き、徐々に山の中へ入っていく。
勾配は所々で変化するが、10%を超えるようなことはない。
その後1㎞程は、鉄塔のある急カーブまで8%の勾配が続く。
更にその後、2㎞弱に渡って8%強の勾配が続く。
左側に石碑が見えれば、頂上までは700mだ。
この区間を登り切れば、鍋谷峠へ到達する。
鍋谷峠は大阪側に下る事もできるルートだが、私が登った際は倒木の影響で全面通行止めとなっていた。
ルートを計画する際には、情報確認をしておきたい。
三国山へは、この鍋谷峠の少し手前の分岐を右に進む。
ここから路面は悪化するので、注意してほしい。
分岐から1.5㎞は、平均8%強の勾配となるが、実際には10%超の勾配と、5%前後の暖勾配が階段式に続く区間だ。
1.5㎞進むと分岐があるので、これを左折しよう。
分岐から頂上までは、残り1.5㎞となる。
この区間は一旦短い下りがあり、その後10%強の勾配で800m程登る。
ここも実際には、もっときつい勾配になっている。
このきつい勾配を超えると、頂上の様な施設が現れるが、七越峠という別の峠だ。
三国山の頂上は、そこから500m程緩い登りを進んだところなので、間違えないようにしたい。
・頂上施設について
頂上には、立ち入りのできない電波塔の様な施設と、三国山を示す看板があるだけだ。
標高の書かれた看板は、登坂の証となるので、忘れずに写真に収めておきたい。
・路面状況について
路面状況は、鍋谷峠までは良好だ。
ただし三国山へ向かう分岐からは、散乱物が多いので注意したい。
しかし、舗装自体は林道としては悪いというほどではないので、不安になるほどではないだろう。
・その他
山から下りてきたら、ご褒美に美味しいものはいかがだろうか。
美味しさと見た目のインパクトが欲しいなら、二軒目飯店がお薦めだ。
五目そばは、想像する見た目を大きく逸脱していて、インパクトは十分だ。
しかし味は、野菜の出汁がしっかり効いたスープで非常に美味しい。
また、その見た目に反して半分以上は野菜で、麺は一般的なのラーメンより少ないので、女性にもお薦めのメニューと言えるだろう。
ただし、店内は常連で殺伐としているので、是非男性と一緒に訪れることをお勧めする笑