#223 国見峠(岐阜側)でヒルクライム!ロードバイクで登れる?

今回紹介する峠は、岐阜県と滋賀県の県境に跨る国見峠だ。
この周辺地域のヒルクライムスポットとしては、伊吹山ヒルクライム(通常時は自転車走行不可)が有名だが、裏に隠れた国見峠も素敵なヒルクライムスポットだ。
そんな国見峠の、岐阜側からの登りを紹介しよう。

・峠スペック

坂バカ度:★★★★★★★★☆☆
景観:  ★★★★★☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★☆☆☆☆☆

距離
11.1km
最大標高差
702m
平均斜度
全体:6.3%
上り:7.7%
下り:4%
獲得標高
上り:724m
下り:28m

・補給ポイントについて

スタート地点は、揖斐川町春日振興事務所からとする。
この峠は、前半に緩い登りが続くので、スタート地点があいまいだ。
登る人によって、スタート地点は異なるだろう。
コース全長は、11.1㎞だ。

・ラストコンビニ

コース上にコンビニはない。
最寄りのコンビニまでは、スタート地点から6㎞程岐阜市方面に戻る必要がある。

・ラスト自販機

自販機は、スタートして2㎞程進んだところにある、勇美屋本店にあるものが最後となる

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・実走レビュー

スタートすると、ラスト自販機のある勇美屋本店まで、2%程のゆるやかな登りが続く。

2㎞地点を過ぎた辺りで勾配は徐々に増していき、そこから2.5㎞先まで平均6%強の勾配となる。
この区間は淡々と登るので、ペースを作って登ると良いだろう。

登り切ったところで短い下りと登りを500mほど走ると、交差点が現れる。
これを左折しよう。
国見岳方面に矢印があるので、間違えることはないだろう。

交差点を曲がってからは、今までよりも道が細く悪くなり、山道感が増してくる。
少し進んで橋を渡ると勾配が増して、10%前後の勾配が1㎞弱続く。
因みに橋を渡った辺りが、丁度コースの中間となる。

きつめの登りが終わると一旦勾配が緩くなるものの、「国見岳右折」の看板がある交差点を曲がると、ここから頂上までは約5㎞に渡って9%強の登りだ。

もちろん、この区間がこのルートのハイライト区間となる。
前半も急坂はあるが、全体としては後半になるほど勾配が増していく構成だ。

特に、国見岳スキー場の入り口を過ぎてからの2㎞強の区間は、平均11%の斜度となり、その激坂ぶりをうかがい知ることができる。

くねくねとした道とは言え、スキー場の横を登っていく道は、なかなかに新鮮で面白い。

スキー場入口から1.3㎞進むと、そこから300m程は9%程度まで勾配が緩むが、その先は再度15%を超える厳しい登りが待ち構えている。

この厳しい登りを乗り越えると、徐々に勾配は緩くなっていき、国見峠の頂上へと至る。

・頂上施設について

頂上は、峠の碑と小さな駐車場があるだけだ。

景色は岐阜、滋賀側どちらも望むことができるが、見通しが良いというほどではない。

・路面状況について

5㎞地点までは道も広めで舗装も良好だが、道が細くなると少し路面は荒れる。
ただし、路面の荒れよりも散乱物による路面への注意の方が必要となるだろう。
また一般的な林道と比べれば、比較的良好な状態と言えるだろう。