#60 泉ヶ岳(スプリングバレースキー場)でヒルクライム!仙台の自転車乗りの定番コース!初心者には少しきつい?

今回紹介する峠は、仙台のローディたちにとってポピュラーな峠、泉ヶ岳を紹介する。
ネットの情報や現地で出会った方によると、関東でいうところのヤビツ峠の様な脚試し的TT(タイムトライアル)峠らしい。

・峠スペック

坂バカ度:★★★★★☆☆☆☆☆
景観:  ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★☆☆☆

距離
11.4km
最大標高差
589m
平均斜度
全体:5.2%
上り:6.1%
下り:3.5%
獲得標高
上り:597m
下り:14m

・補給ポイントについて

スタート地点はこの交差点で、泉ヶ岳の看板があるのでわかりやすいだろう。
ゴールまでの全長は11.4㎞となる。
アクセスとしては、仙台市街よりスタート地点まで15㎞ほどの距離となるので、比較的容易にアクセスできる。

・ラストコンビニ

ラストコンビニは、スタート地点の交差点にあるミニストップだ。
自動販売機は道中に見当たらなかったので、コンビニで済ませておこう。(ゴール地点のスキー場にはある)

・実走レビュー

スタートすると、最初はかなり緩めに始まる。
最初の3㎞ほどは平均斜度3%程度だ。

一か所だけ7~8%で登る区間があるが、それ以外は緩い。

ピザ&パスタの看板が橋の先に見えてきたらここから本格的な登り区間となる。
ここから中間地点の泉ヶ岳スキー場までの4.5㎞区間は平均勾配7.4%となかなかにハードで、概ね9~10%ほどの体感斜度だ。

ちなみに看板のある橋から少し行ったところに、スパ泉ヶ岳という温泉施設もあるので、帰りに一風呂パターンも可能だ。

その施設を越えると、デデーンと坂が待ち構える。
この区間は2㎞ほど続き平均斜度9.4%となるので、耐えどころだ。

振り返ると、仙台市街が良く見える。

この区間が終わるとスノーシェードが見えてくるので、これを越えて少し進んだところが泉ヶ岳スキー場だ。

スキー場を越えると勾配は穏やかになり、階段式の登りが8~10回ほど続くことになる。

中には下りになる箇所もあるので、ここまで登り続けてきた脚を休めることもできるだろう。

残りの距離は4㎞ほどで、平均勾配も4%と穏やかだ。
もちろんアップダウンをしながらの4%なので、登り部分だけで見れば、8%前後の部分が多い。

ラスト300mは9%ほどの登りとなるので、出し切って登り切ろう。

スキー場の看板が見えたら左だ。

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・頂上施設について

ゴールのスキー場には自販機があり、下界と比べると30円ほど割高だが、仙台の街を見下ろしながら飲むカルピスソーダは最高だ。

タイムをねらう場合には、前半の緩い区間でスピードを乗せ、中盤からのきつい区間はマイペースで進むと良い。
後半もできるだけ休まないほうが良いが、脚が厳しい場合には下り区間でペダルを回して血流を促そう。

実はスキー場から先も道があり、スキー場の中を突っ切って登っていくことができる。
ジロ・デ・イタリアごっこも捗るぞ。

ただし、1.5㎞ほど進んでいくと舗装面が終わってダートとなってしまうので、それより先には進めない。

ちなみにこの道、熊が出そうな雰囲気があるので、進む場合は声を出したり、鈴を鳴らすなりして熊払いをしてほしい。

・路面状況について

路面は比較的良好で、全体を通してあまり気にする部分はない。
ただし、9月いっぱいまで工事中の箇所があったので、信号はちゃんと守ろう。

また道幅も広く、傾斜もあるのでスピードが出やすい。
事前に調べた際も、いくつかのサイトでスピード自慢があったが、関東地方の人気峠の惨状を見れば、その行為がどのような結果を招くかは明白だ。
できるだけ安全運転で下ってほしい。

・その他

ここまで読んでいただいた方に、久しぶりのおいしい情報を紹介しよう。
スタート地点から少し進んだところにというお好み焼き&ラーメンのお店がある。

ここには元祖を名乗るとん汁ラーメンがあったので、注文してみた。
とん汁を味噌ラーメン寄りにしたスープと縮れ麺が良く絡み、とん汁の旨味もスープ溶け込んでいて、とてもおいしかった。

登った後の腹ごしらえとしては最高だろう。
また、グループなら鉄板を囲んでのお好み焼きもいいかもしれない。