今回紹介するのは、前回に引き続き五葉山赤阪峠の大船渡側からの登りである。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★☆☆☆☆☆
景観: ★★★☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★☆☆☆☆☆☆☆
距離
12.2km
最大標高差
652m
平均斜度
全体:5.3%
上り:5.7%
下り:2%
獲得標高
上り:653m
下り:4m
・補給ポイントについて
スタート地点は国道107号と県道が交わる交差点とする。
峠の頂上までの全長は12.2㎞だ。
・ラストコンビニ
ラストコンビニは、スタート地点から4㎞ほど大船渡方面に下りたところにあるローソンだ。
自販機は、スタート地点の向かいにあるリサイクルショップにあるほか、スタート直後は点在している。
・ラスト自販機
ラストの自販機は鷹生ダムの手前にものが最後だ。
・実走レビュー
スタートすると、最初の2㎞ほどは多少のアップを入れながら、集落の中を3%前後で緩く進んでいく。
石灰の鉱区があるため、ダンプの往来があるので、注意してほしい。
緩い区間を越えると、今度は6%ほどでダラダラと3㎞ほど登っていくことになる。
このダラダラしながらも6%というのは、結構脚に響くので、無理は禁物だ。
この区間の終わりには鷹生ダムの施設があり、橋が架かっているので、わかりやすいだろう。
また、ダム湖付近は下り勾配なので、脚を休めよう。
疲れたら、ダム見学もおすすめだ。
道端に赤阪峠までの残り距離6.5㎞の看板が現れたら本格的な登りのスタートとなる。
看板から1.7㎞は直線気味に登り区間が存在し、その平均勾配は6.5%となる。
ここでおなじみの交通規制用の門が現れる。
この門を越えると、メガソーラー発電施設が現れ、この中を進んでいくことになる。
木がないので、直射日光にさらされるが、パネルからの照り返しなどはないので、安心してほしい。
メガソーラー区間は2.5㎞ほど続き、その平均勾配は7%を超える。
場所によっては12%ほどの勾配も現れるので、無理をせずに確実に登っていこう。
ダム方向を見渡すこともできる。
メガソーラー区間を越えると、一転して緑のトンネルの中を進んでいくことになる。
また勾配もゆるむので、山場は越えたといってよい。
頂上までは2.3㎞となり、平均勾配も5%ほどとなる。
人によってはこの地点からスパートをかけ始めてしまっても良いかもしれない。
脚に自信がない人もこの区間まで来てしまえば、とても気持ちの良い中を走ることができる。
特に山側の切り立った岩が何とも言えない味を醸し出している。
特にこの区間で厳しいという部分はないが、道が曲がりくねっているので、自然とカーブの内側は傾斜がきつくなる。
緑のトンネルから景色が開ければ、頂上は目前だ。
・頂上施設について
頂上は、釜石川同様だ。
タイムを狙う場合には、前半の勾配の緩い区間とメガソーラーを越えた先の区間でいかに頑張れるかが、重要だ。
・路面状況について
こちらは、緑のトンネ(2.3㎞)区間は路面状況が悪い。
一部路肩の崩壊している個所もあるので、注意してほしい。
スタートからダムの先までは、綺麗に整備されており、問題はない。