今回紹介する峠は、前回に引き続き早池峰山の東側からの登りについてである。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観: ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★☆☆☆☆☆☆
距離
10.9km
最大標高差
770m
平均斜度
全体:7.1%
上り:7.3%
下り:0%
獲得標高
上り:765m
下り:0m
・補給ポイントについて
スタート地点はタイマグラキャンプ場からとする。
山頂までの全長は10.9㎞となる。
西ルートと比べれば、全長が長くなる分、勾配も若干緩やかだ。
・ラストコンビニ
こちらも近い場所にコンビニは存在しない。
最寄りのコンビニでも20㎞ほど離れている。
・ラスト自販機
自販機はキャンプ場にあるものが最後だ。また、キャンプ場の炊事場で水を補給することもできる。
(キャンプ場の方に聞けば、快く教えてくれるので、利用する前に一声かけてほしい)
・実走レビュー
スタートすると、最初の2㎞ほどは2~5%程度の比較的穏やかな登りで始まる。
少し進むと、おなじみの交通規制用の門が現れる。
ここから徐々に勾配が増していくことになる。
2㎞を過ぎると、自家用車交通規制のエリアが現れる。
規制時期は午前中であれば、ここから先はバスとバイクだけしか気にする必要はないが、午後1時を過ぎると一般車も通行可能になるので、覚えておいてほしい。
景色としては大きく変わることはなく、西側ルート同様に森の中を進んでいく。
途中で森に埋もれた放置自動車などもあり、雰囲気はある。
また、ここから先で大きく勾配が変わることは少なく、基本的には8%前後をうろうろしながら登っていくことになる。
とはいえ、登り続けるわけではなく、部分的に脚を休めることのできる区間もちょこちょこ現れるので、この脚休め区間をうまく利用しながら登っていきたい。
中盤以降は道もカーブが増えてきて、内側はきつい箇所も出てくる。
九十九折れというわけでもないので、テンポはいまいち掴みづらいかもしれない。
バス停が現れたら、ここから頂上までは2.7㎞ほどとなる。
また勾配も、今までより若干ではあるが緩くなる。
しかしながらここまで登ってきた疲れもあってか、体感的には楽になるとは感じられなかった。
ただ、後半になると滝も出てくるので、水の流れる音に多少ながら癒される。
バス停を越えて、2㎞ほど進んだところで180度の大きなカーブがある。
これを越えて、左側に駐車スペースが見えてくれば、ゴールはすぐそこだ。
ラスト30mほどは勾配も5%弱まで落ちるので、踏み込んでいこう。
・頂上施設について
頂上は、前回の通り山小屋があるだけだ。
・路面状況について
路面状況は、場所によって木くずの散乱などはあるものの、それ以外には特筆して悪い箇所はない。
こちら側はコケもはえていないので滑ることもないだろうが、道幅は広くないので、飛ばしすぎには注意してほしい。