今回紹介するのは、高知県の西部に位置する風の里公園へのルートだ。
風の里公園は、尾根沿いに風力発電設備が設置された施設で、わざわざここに登ろうという人は多くないかもしれないが、なかなか難易度の高いコースとなっているので、紹介したい。
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・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★★★☆☆
景観: ★★★★★☆☆☆☆☆
路面状況:★★★☆☆☆☆☆☆☆
距離
10.1km
最大標高差
879m
平均斜度
全体:8.7%
上り:9%
下り:2%
獲得標高
上り:867m
下り:4m
・補給ポイントについて
スタート地点は、国道197号線の大谷トンネル手前の交差点からとする。
頂上までの全長は10.1㎞となる。
・ラストコンビニ
スタート地点付近にコンビニはない。
最寄りのコンビニまでは7㎞弱離れている。
コンビニからスタート地点までの間やスタート地点そばに飲食店はあるので、食事の心配はしなくても大丈夫だ。
・ラスト自販機
自販機は、スタート地点から500m程離れたクオール薬局にある物が最後となる。
・実走レビュー
スタートして最初の500mは、5%程度の緩やかな登りで始まる。
この500mを越えると、ここから勾配は一気にきつくなる。
2.8㎞区間にある分岐までの2.2㎞区間で、平均勾配は9%を超える。
もちろん場所によっては10%を超えて、13%程度になる箇所もある。
分岐の手前200m程は勾配が一気に緩むので、ここで呼吸を整えておこう。
ちなみに分岐は右折(登っている方)だ。
2.8㎞区間の分岐を越えると、次の4.2㎞地点にある分岐まではいくぶん勾配が緩み、平均で7%程度になる。
なおこの区間は路面が荒れていおり、落石と湧水があるので走行には注意したい。
というのも私はこの区間の落石で、サイドカットのパンクをしてしまった。
2度目の分岐は左折(登っている方)しよう。
分岐から最初のヘアピンカーブがある5.5㎞地点までは、平均8.1%の勾配となる。
ただし分岐地点からの300mは、15%超が300m続く区間となっているので覚悟しておこう。
またこの区間の途中に再度分岐が現れるが、これは左(登っている方)に進もう。
この区間は階段式になっているので、登りの勾配がきつい。
5.5㎞地点のヘアピンを抜けると、すぐに200m程の20%勾配が現れる。
この区間も急勾配と暖勾配を繰り返し、次のヘアピンカーブまでの1.6㎞区間で平均勾配は9%強となる。
更に次のヘアピンカーブまでの1.3㎞区間は、コンスタントに10%強の勾配が続く。
意外とこういう区間の方が、マイペースに走れて体力の消耗は少ないだろう(楽に走れるとは言っていない)
次のヘアピンは勾配がきつい。
20%超の勾配が200m続き、このルートで最もきついポイントと言えるだろう。
この急勾配区間を越えると、若干勾配は緩む。
次で最後となるヘアピンカーブまでの800m区間で、7%強の登りだ。
ヘアピンカーブを抜けると目の前に風車が見え、ゴールが近いことを知らせてくれる。
ここから500mは勾配がさらに緩んで5%強となり、これを越えればゴールはすぐだ。
・頂上施設について
頂上となる1号風車から、尾根沿いに数十基の風車があり、尾根沿いの道を進むことで様々な景色を見ることができる。
また14号機には展望台があり、走ってきた道を見下ろすことができる。
・路面状況について
路面については、全体を通してあまり良くない。
特に中盤の落石はかなりひどいので、注意が必要だ。