今回紹介するのは、高知県と愛媛県に跨る四国カルストで有名な、天狗高原までのルートだ。
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・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★★★☆☆
景観: ★★★★★★★★☆☆
路面状況:★★★★★★☆☆☆☆
距離
10.3km
最大標高差
850m
平均斜度
全体:8.3%
上り:8.5%
下り:2%
獲得標高
上り:844m
下り:1m
・補給ポイントについて
スタート地点は、国道439号線から天狗高原へ登る県道48号線が分岐する交差点からとする。
ゴールとなる天狗荘までのコース全長は10.3㎞となる。
・ラストコンビニ
コンビニはスタート地点そばにはない。
もっとも近いコンビニでも、9㎞離れている。
・ラスト自販機
自販機は、スタート地点から100m程離れたところにある物が最後だ。
・実走レビュー
スタートするとすぐに登り始め、1.8㎞地点にある通行規制区間の看板まで平均5%強の登りとなる。
この区間は、集落の中を通り抜ける他、カーブが連続し見通しが悪いので、対向車などに注意したい。
交通規制区間から勾配は上がり、カーブが連続する区間が落ち付く3㎞地点までは平均7.4%となる。
3㎞地点を過ぎると、400m程は緩やかなカーブの道となるが、その後は6㎞地点まで再度カーブが連続する。
勾配はさらにきつくなり、3㎞地点から6㎞地点までの平均勾配は9%となる。
平均なので、実際には10%前後の登りが続いているような感覚と言える。
またとにかく何度もカーブを繰り返し、景色も大きく変わらないので、自分がどの辺を走っているのかという感覚は失われるだろう。
もちろんカーブの内側は勾配がきつくなるので、疲労を貯めないためにも積極的にシッティングとダンシングを切り替えて走りたい。
所々に天狗荘までの距離を示す看板があるので、それを参考にして走ると良いだろう。
場所によっては景色が開ける箇所もあるので、登ってきていることは実感できる。
6㎞地点を過ぎると、きついカーブは少なくなる。
走っていてもカーブが少なくなったことは分かり、頭上も開けてくるので、精神的には少し楽になるかもしれない。
とはいえ勾配は平均でも10%あるので、身体的な辛さはより厳しくなる。
7.5㎞地点にある折り返しのカーブを過ぎると、別の道が合流する交差点が現れる。
この交差点まで来れば、頂上までは残り2.5㎞となるが、勾配はこの先も平均10%弱あり、辛さは変わらない。
コースは更に直線的になる。
先が見えてしまうので、勾配と合わせて精神的にきつくなる。(さっき楽になったと思ったのに、とかの苦情は受け付けない)
残り1㎞の看板が現れれば、ゴールまでもう少しだ。
最後は右手に山々を望みながらのストレートだ。
・頂上施設について
頂上の天狗荘にはトイレ、自販機、食堂まであるので、登ってからの補給は心配いらない。
・路面状況について
全体を通して比較的良好と言える。
ただ道幅が細い区間が多いことと、所々荒れた箇所やコケの生した箇所がある点には注意したい。
・その他
ここまで来たらせっかくなので、四国カルストに足を延ばそう。
四国カルストは日本三大カルストの一つで、全て行った私の中では一番素敵な場所だ。
天狗荘から4㎞程走った姫鶴平のレストハウスでは、美しい景色を見ながら、美味しいソフトクリームを食べることができるのでお薦めだ。
またカルスト内には細い道が何本も続いているので、お気に入りの景色を見つけてみるのも面白いだろう。