今回紹介するのは、前回に引き続き森山峠の秋田側からの登りとなる。
こちら側は、岩手側と比べると、峠らしい登りで距離は長くない。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★☆☆☆☆☆☆
景観: ★★★☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★★★★
距離
8.9km
最大標高差
557m
平均斜度
全体:6.3%
上り:6.7%
下り:0%
獲得標高
上り:548m
下り:0m
・補給ポイントについて
スタート地点は、なるせ温泉の交差点とする。
大森峠の頂上までは全長8.9㎞となる。
・ラストコンビニ
ラストコンビニは、前回の栗駒山で紹介したヤマザキデイリーとなる。
・ラスト自販機
ラスト自販機は、スタートして2㎞ほど進んだところにある、お山の大将というペンションの横にあるものが最後だ。
・実走レビュー
スタートすると、最初の1㎞ほどは緩やかな登りで進んでいく。
しかし、そのあとは急に傾斜がきつくなって、1.2㎞ほどは平均で9%を超えることになる。
とはいえ、この道も階段式の登りになっているので、急な区間を越えれば、500mほどはほぼ平坦になる。
その先には、スノーシェードが立体交差するかのような光景が現れる。(シェルター自体は全部で5個ある)
あまり見たことのない光景なのでちょっとうれしくなる。
一つ目のスノーシェードの中は6%ほどの傾斜となっているが、2つ目のスノーシェードから抜けた先まではほぼ平坦だ。
その先は、また傾斜がきつくなり、1.3㎞区間で平均9%ととなる。
場所によっては11%程度になることもあるので、ダンシングも駆使しつつ乗り越えよう。
その先は100mほどではあるが、下り基調になる。
その先は頂上までの3.8㎞に平坦や下りになる区間はない。
平均勾配は6.4%だ。
この区間が始まってすぐのところに、ジュネス栗駒パークゴルフ場という施設があるのだが、この周辺が平均7%程度で、場所に寄っては10%の箇所もある。
しかし、ここを抜けてしまえば、後は淡々とコーナーをクリアしながら頂上を目指すだけだ。
コーナーごとに番号が振ってあり、全部で13(だったと思う)あるが、なぜかコーナーの看板は9までで終わっていた。
・頂上施設について
最後の直線の登りを終えれば、仙人の看板とトンネルが見えてゴールとなる。
タイムを狙う場合には、リズムを作って登ることが大切だ。
前半の勾配が緩い区間はスピード重視で、急勾配の部分は勢いで行けそうなら行ってしまおう。
急坂の後は必ず平坦区間があるので、そこで脚を休めればいい。
後半部分は大きな変化が少ないので、リズムを作れればそれなりのスピードで登ることができるだろう。
・路面状況について
路面状況は、岩手側よりさらに良好で何も心配はいらない。
ただし、頂上付近にはスピード出し過ぎを抑制する凹凸があるので、下りの際はスピードを落として通り越してほしい。