マレーシアで走ってきた(4日目~帰国)

今日は1日観光だ!

というのも、南の島に来たのにまだ海で泳いでいないので離島に行って泳ごうという話になったからだ。というわけで愉快な仲間たち一行はコタキナバルの西にあるサピ島という小さな島に行くことになった。市内のJesseltonPointからボートに乗ってサピ島まで15分だ。船乗り場に隣接する売店でお昼ご飯と飲み物を買ったらいざ出発だ。

が、このボート乗り場でチケットを買ってからボートに乗るまでだいぶ放置された。これに痺れを切らしたK氏が確認したところなんと忘れられていたことが判明した。アジアだから時間にルーズなのだろうと思っていたら、ただ忘れて放置されたという予想の斜め上を行く適当さだ!笑


さらに言えば、ホテルからのタクシーはJesseltonPointではない違うところに連れて行かれたりと色々楽しい体験をしている。

サピ島に着くと心が洗われるような透き通る海と青い空が広がり、まさに想像するような南国の島であった。ただ1点やたらと観光客が多いことを除けば。。(我々愉快な仲間たちも観光客なのだから文句は言えないが。)


愉快な仲間たちは浜辺(といっても岩混じり)の一角に陣取り、各々泳ぎ始める。水中の透明度は高い。比較的遠浅のようで100mほど進んでも足がつく。ただし、不用意に足をつくと魚の棲家になっていて足を噛まれることになる。なんとも攻撃的な魚だ。

突然だが、私は海で泳ぐことが苦手だ。小学生の時はスイミングスクールに通っていたので高校生位までは泳ぐことには何の抵抗もなかったのだが、一昨年の12月に宮古島でトライアスロン合宿に参加した際、10年ぶりくらいに海で泳いだところ溺れそうになったのだ。少なくとも私の中では溺れていた。(しかもウェットを着ているにも拘らずだ)そのときの宮古の海は絶好のスイム日和と言って良いほど晴れ渡り凪いでいて透き通っていた。しかし一度パニックになってしまうとどう泳げばいいのか分からなくなってしまい、周りの人たちは溺れかけのフナだと笑っていたが私は必死だった。そんな経緯を経てすっかり海で泳ぐことに自信をなくしていたのだが、昨年はなんやかんやとトライアスロンをやって(やらされて?)何とか溺れずに泳げる程度までには成長した。そんな私でもこの海で泳ぐことはとても楽しかった。足がつくことも精神的な負担を減らすし、泳いでいる間は魚が見えているので追いかけていけば進んでいるといった具合だ。海が苦手という人にはこういう海で泳いで楽しみを知ってほしいと思った。(しかも嬉しいことにスイムでの足つきは坂と違って許される!)

2時間ほど遊び泳ぎ、浜辺で談笑しながら買ってきたお昼ごはんを食べてから島に住む大トカゲを見に行くことになった。これが想像以上に大きく2mはあろうかというトカゲがジャングルから3匹も出てきたのだ。ここまで来るとまるで恐竜ですね。はい。

すっかり島を満喫してコタキナバルに戻ると次に繰り出したのはダウンタウン。

しかも表通りではなく、アメ横的な裏通り。版権も怪しいキャラクターグッズやブランド品が売られているが、何食わぬ顔で颯爽とスルーしていく。まさに紳士である。(さすがに写真はありません)


その後もフルーツや乾物、一般雑貨やらの市場をめぐって面白そうなものを物色する。市場には活気があり、日本では見たことのない食べ物や製品もたくさんあった。

とにかくバナナはどの売店にでも売っている!

乾物屋は干しナマコや魚の開きも売っており、日本に似ている。

織物問屋街はカラフルだ。

色とりどりのフルーツに交じって子供たちがフルーツ剥きを手伝っていた。




ショップの店長はちゃっかり破れたハーパンを職人に直してもらったり、床屋で髪を切っていた。


私はといえば意気込んで大量の脱税ビールを買いだしに。。市中だとRM7.5(約200円)なのがRM4.5(約120円)で買えるチャイニーズスーパーがあり、24本お買い上げ。(隣の免税の島から引っ張ってきているらしい)

ダウンタウンの物色が終わり一旦ホテルに戻り、プールでビールを飲みながらひと泳ぎしたあと再度ダウンタウンに繰り出す。

目的はもちろん中華だ。ここの中華も絶品であった。海老にカニにビールにと飲んで食べておなか一杯詰め込み、それでも一人RM70。安い。安すぎる。
しかもこの店とんでもなくデカイ。街の1ブロック分丸々テーブルが並んでいる。味も規模も桁違いだ。

こうして4日目はお開きとなり、次の日の朝一の便で帰国したのであった。(もちろん帰りの飛行機でもビールをたくさん頂いたのは言うまでもない)

最後に。。。
マレーシアは日本人にとてもフレンドリーで治安も安定しており物価も安い。その上、自転車に乗るには海も山もあり道も比較的きれいで申し分のない環境がある。もし南国で自転車に乗りたいという想いがあれば、マレーシアは一押しであると言えるだろう。おもしろい写真もたくさん撮れる。
また、今回私がこの旅で使ったお金は4泊5日で8万円弱であった。(航空券5.5万+宿泊0.9万+その他1.5万)この価格で少しエスニックでスリリング、かなりチャイニーズな旅が出来てしまうのである。これはもうバーゲンプライスでありプライスレスではないだろうか。