#69 夏油高原でヒルクライム!大会コースを解説!

今回紹介する峠は、岩手の名湯で有名な夏油(げとう)温泉手前にある、夏油高原だ。
夏油高原では毎年ヒルクライム大会も行われているようで、私が登った週の週末に実施された。

・峠スペック

坂バカ度:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
景観:  ★★★★☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★★★☆

距離
18.3km
最大標高差
560m
平均斜度
全体:3.1%
上り:4.4%
下り:4.2%
獲得標高
上り:619m
下り:65m

・補給ポイントについて

今回は大会の応援に使用された、地元の小学生が作ったかわいらしい看板も合わせて紹介していこう。

スタート地点は、大会のスタート地点と同じ小学校の横とする。
ゴールの夏油高原スキー場までの全長は18.1㎞だ。

アクセスとしては、東北新幹線の北上駅から10㎞もないので、容易にアクセスできる。

・ラストコンビニ

ラストコンビニはスタート地点から1㎞ほど離れた位置にあるローソンとなる。

・ラスト自販機

自販機はコース沿いに点在しているが、ラストは瀬見温泉の入り口にあるものが最後だ。

・実走レビュー

スタートすると、小学校横の7%ほどの坂を登り、高速道の上を通ってから先は5㎞以上の直線となる。

直線区間は2%程度の登り区間なので、脚に自信があれば、ハイスピードの展開でいこう。

脚に自信がなくても、勾配は緩いのでマイペースでのどかな風景を楽しみながら進むことができるだろう。

直線区間を越えると、2度ほど交差点が現れるので、大会以外の時はしっかり停まって左右確認を行ってほしい。

二つ目の交差点は丁字路なので、右(登っている方)に進もう。

そこから先は1㎞ほど5~7%の坂を含み階段式に登る。
とはいえ、平均斜度では3%ほどなので、心配はいらない。

さらにそこから1.2㎞ほどは下り基調だ。

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その区間が終わると今度は登り基調に転じる。
この登り区間は今までと比べるときつめで、場所によっては9%程度の坂も現れる。
トンネルを過ぎるまで登りは続くので、トンネル内はしっかり前後ライトの点灯を心がけよう。

ちなみに途中には、自転車ラックのある日帰り入浴が可能な入畑温泉もある。

トンネルを越えると、ダム湖が現れる。
ダム湖の区間は少しの登りを含むものの、基本は下り基調だ。
また、景色も良いので走っていても気持ちが良い。

ダム湖を越えると本格的な登りに突入する。

ここからスキー場の入り口までの3.1㎞区間で平均勾配は6%強だ。
この区間は若干の下りもあるので、実際には登り部分はもっときつい。

特に鬼の顔のある鬼森橋のあたりは勾配もきついので、前半飛ばすとこのあたりで応えるはずだ。

ゴンドラが見えたらスキー場の入り口となるので、看板に沿ってスキー場の方へ進もう。

ここから先は勾配も緩くなり、2.5㎞で3.8%となる。

スキー場は夏の間は閉鎖となっており、こうした柵がある。
関係車両以外進入できないようだが、自転車は進める。

最後の1㎞はスキー場の駐車場をぐるっと一周しながらのゴールとなる。

勾配も緩いので、スパートをかけよう。

・頂上施設について

頂上はスキー場の建物があるだけで、自販機等はない。
夏は暑いので、建物の日影で休憩しよう。

・頂上施設について

タイムを狙う場合には、最初の直線区間でどこまでスピードを上げて走れるかが重要になる。
また、各坂は一部を除けば距離が短いので、短い登りは勢いを利用しよう。

大会では、最初の直線は距離が長いうえ、平坦に近いのでレースでは40㎞/h前後までスピードが上がるのではないだろうか。
また、脚を休められる区間もほどよく存在しているので、アタックも頻繁に繰り返されるはずだ。

全体で見た時の勾配は緩いうえ、厳しい区間も少ないので初心者でも問題なく登れるだろう。
景色も比較的よく、初心者から上級者まで楽しめるヒルクライム大会だと思う。

・路面状況について

また路面状況も良いので、下りも問題ない。その辺も初心者にはありがたいはずだ。