今回は、前回に続き霧降高原の日蔭側からのルートについて紹介したい。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観: ★★★★★★★★★☆
路面状況:★★★★★★★★☆☆
距離
13.3km
最大標高差
724m
平均斜度
全体:5.4%
上り:7.3%
下り:10.8%
獲得標高
上り:833m
下り:119m
・補給ポイントについて
こちらのスタート地点はこの交差点からで、ゴール地点は日光側と同じく六方沢展望台となる。
全長は13.3㎞となり、勾配も日光側と比べると緩やかだ。
・ラストコンビニ
コンビニは近くにないので、注意してほしい。
自販機は坂の手前の栗山食販にある。
ちなみにこの栗山食販では、珍しい鴨の串焼きを食べられるので、お薦めだ。
・実走レビュー
スタートするとこちらもすぐにウェルカム登坂11%が待ち受ける。
しかしすぐに終わり7%前後に落ち着くので安心してほしい。
3㎞ほど進むと九十九折れが現れる。この九十九折れは、坂のセオリー通りカーブ区間がきつく、直線部分は緩いタイプだ。
この九十九折れが終わると一旦500mほどの下り区間になるので、脚を休めると良いだろう。
そこから1㎞ほどは3%前後の緩い登りとなり、大笹牧場という牧場が現れるので、この交差点を右折しよう。
ここから6.5㎞がゴールまでの後半戦となるが、前半と比べると少しきつくなり、9%前後の登りも登場するようになる。
イメージ的には7~8%程度の坂をずっと登っていく感覚だ。
ゴール手前の六方沢大橋ではいったん下ることになるが、展望台までは登り返すのでタイムを狙う場合には最後まで脚を緩めないように気を付けたい。
・その他
とはいえ、そのつらさを忘れさせてくれるほどに、この道が何とも素晴らしいのだ。
牧場の中を道が通っており、その景色はまるで阿蘇や北海道を走っているかのうようで、非常に気持ちが良い。
運がいいと牛の放牧を見ることもできるだろう。
とにかく気持ちの良い道なので、この記事を書くにあたり霧降高原を往復しているが、あまり疲れたという感覚のない坂であった。
また標高を示す看板があり(日光側にもある)、その看板に木彫りのかわいらしい動物が乗っている。
どんな動物がいるか探してみるのも面白い。
また、途中の大笹牧場では定番のソフトクリームや牛乳、ジンギスカンやアユの塩焼きなどのグルメを楽しむこともできる。
霧降高原の周りには飲食店が多くないので、ここで食事や補給を摂るのが良いだろう。
・路面状況について
こちらも路面状況については問題となるような箇所はなく、良好である。
スタート地点から大笹牧場までの区間は日影も多いので涼しいが、影で路面が見えづらくなる箇所も多いので注意してほしい。