今回紹介する峠は霧降高原である。
霧降高原は日蔭方面を結ぶ高原ルートとして、ドライブルートとしても人気の道だ。
まずは日光側の北ルートについて説明していこう。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★★☆☆☆
景観: ★★★★★★★☆☆☆
路面状況:★★★★★★★☆☆☆
距離
11.7km
最大標高差
882m
平均斜度
全体:7.5%
上り:7.8%
下り:0%
獲得標高
上り:881m
下り:0m
・補給ポイントについて
スタート地点は霧降大橋の交差点からとなる。
全長は11.7kmで、ゴールは六方沢展望台という駐車場になる。
アクセスとしては東武・JR日光駅からほど近く、スタート地点まで1㎞ほどで到着できる。
・ラストコンビニ
ラストコンビニは駅のそばのサンクスだ。
・ラストコンビニ
自販機については、坂を登り始めたこの地点にあるが、あらかじめコンビニ補給してしまうほうが良いだろう。
・実走レビュー
登り始めるといきなりのウェルカム登坂12%が出迎えてくれる。
出発から早々にくじかれそうになるが、1kmほど登り切れば緩むので最初は頑張ろう。
この峠は10%程度の急坂と5%程度に落ち着く箇所が繰り返し現れるタイプであるが、進んでいく内に緩くなる部分がだんだん短くなり、中盤以降は基本的に登り続けることになるので、あまり前半から飛ばしすぎないほうが良いだろう。
また親切にも、勾配看板でこれからの斜度を教えてくれるのだが、実はこの看板は詐欺だ。
8%や9%の看板が出るところはすでにその斜度に達しており、看板から先は10%になる。
全体を通しても平均斜度7.5%ときつめであるが、中盤以降は平均斜度以上の勾配となるため、体感としては常に10%くらいの感覚だ。
とはいえ、10%を超えるということもほとんどないため、マイペースで登っていけば登り切れないということはないだろう。
また坂の途中には頂上までの距離表示などがないので、メーターとにらめっこしながらペース配分をするのが良い。
後半になると視界も開けてきて景色も良くなるので、辛くなったら顔を上げて周りを見渡しながら走ろう。
また写真の分岐が見えてきたらゴールまでは1.5kmとなるので、目印としてほいい。
ただし、斜度は最後まで10%を維持し続けるので、気を抜かないように。
タイムを狙う場合には斜度の緩んだところでペースをスピードを乗せることだが、前述したとおり中盤以降は斜度はあまり変わらないので、中盤以降はたれない程度のペース維持でよいだろう。
・頂上施設について
ゴール地点からは日光市街を一望することができるので、景色を見ながらゆっくり休むと良い。ただし、曇りの日などは寒いのでウィンドブレーカーなどの防寒を忘れずに。。
日光側の登りは頭上を遮るものがないため、日に照らされて暑い。
特に高度が上がると気温は下がるが、太陽光がジリジリと体力を奪ってくるので、アームカバーやアンダーウェアで対策をしておけば、無駄な体力を奪われなくて済むだろう。
・路面状況について
路面状況としては、概ね良好で登り下り共に気にするような箇所はない。
ただし暖かい季節の土日や祝日等は自動車やバイクも多いので、周囲には注意を払うようにしたい。