今回紹介するルートは、三重県と奈良県の県境にまたがる高見山を通る、高見峠の三重県側からの登りについてだ。
タイトルにある通り、高見峠は旧道として存在しており、新道は高見山を貫くトンネルとなっている。
旧道ということもあり車通りはほとんどないが、そのせいで路面は非常に荒れており、ちょっとしたグラベルロードの様相を呈していた。
早速その様子を紹介していこうと思う。
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・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観: ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
距離
10.9km
最大標高差
562m
平均斜度
全体:5.1%
上り:7.1%
下り:4.6%
獲得標高
上り:596m
下り:46m
・補給ポイントについて
スタート地点は、波瀬駅という道の駅のようなドライブイン施設からとする。
明確なスタート地点がないままに登り始めてしまうので、どこをスタート地点にするかは個人的な判断で良いだろう。
コース全長は10.9kmだ。
・ラストコンビニ
コンビニは近くにはない。
波瀬駅で、食事等の補給は済ませておきたい。
・ラスト自販機
自販機ついても、波瀬駅にある物が最後だ。
・実走レビュー
スタートして最初の3㎞程は、平均4%弱の緩やか勾配で始まる。
途中にトンネルがあるので、ライトを忘れないようにしよう。
3㎞地点まで来ると旧道の入り口があるが、ここから登り始めたところ、途中で工事通行止めとなっており先に進めなかった。
そのため、この入口はスルーして新道を進もう。
ここから旧道に再度分岐する5.5㎞地点まで、平均勾配は7%程度まで勾配は上がる。
進んでいくと、ループ橋の様に見える道路が上の方を走っており、感覚的にはかなり登りそうな気がするが、実際にはそこまできつくはない。
新道のトンネル手前に分岐があるので、これを旧道の方に進もう。
500mほど進むと再度分岐があるので、これを折り返すように左だ。
看板もあるので、迷うことはないだろう。
因みに先ほどの通行止めのルートは、ここに合流することになる。
ここから道幅は細くなり、路面も悪くなる。
ただし交通量は皆無に等しいので、対向車を気にする必要はないだろう。
次の分岐がある7.5㎞地点までは、平均6%程度の勾配だ。
この区間は、前半こそ樹木に囲まれて暗いが、後半は景色が開ける。
なおこのルートで景色が開けるのは、唯一この区間だけだ。
分岐を高見峠の方へ進むと、ここから10㎞地点まで、勾配は平均4%程度になる。
ただし、ここから路面は更に悪化するので、パンクなどには注意しよう。
この緩い区間は、短いダート区間が見えると終わることになる。
ここから頂上までは、7%の勾配が1㎞に渡って続く。
この区間は、特に路面が悪い(ここまで来たら、どれだけ悪化するのかを楽しもう笑)
正直なところ、勾配がきつくなることを気にするよりも、散乱物や路面の穴を避けることに気を遣うことになるはずだ。
・頂上施設について
樹木に囲まれた道を進んでいくと、突然頂上が現れる。
頂上には、駐車場とトイレ、神社があるが、閑散としている。
水分補給等、できるような設備は見当たらなかった。
・路面状況について
路面は後半区間がとにかく荒れている。
散乱物が取り除かれれば、それほど荒れていないような気もするが、交通量の非常に少ないルートなので、清掃が行われている様には思えない。
下りだけではなく、登りの際も路面状況には注意してほしい。
・その他
なお、奈良側からの登りについては取り上げない。
理由としては、獲得標高が小さく、旧道区間が短いためだ。
また比較的交通量もあるので、奈良側から登る際には十分注意してほしい。