勝手にグルメランキング(不定期)




2月になって道の凍結などでめっきり峠に登る機会が減ってしまい、それに伴いネタ記事を連発しているが、今回は遂に自転車から離れて、いままでの旅で食べてきたグルメ(しかもお財布にやさしい!)についてランキング形式で紹介していこうと思う。
なおグルメというものは、どうしても好みやお腹の空き具合によって補正(空腹は最高の調味料的な)が掛かり指標がブレてしまうので、あくまでそういった不確定要素を含めた相対的なランキングであり、絶対指標ではないことをご承知おき頂きたい。
(だって一番おいしいとか言い始めたら実家が一番だし。。)

第20位:とちの実売店 カレーパン

東京都の西端、風張峠の途中にある都民の森にある売店
都民の森にあるレストランから、焼き立てほかほかのカレーパンが定期的に運ばれてくる。
生地はサクサクふんわりで、ちょっぴり辛いカレー餡は癖になる旨さ。
サイクリストや登山客に人気があるので、土日は売り切れとなっていることも多い。
食べたかったらとにかく速く風張峠を登ることだ。

第19位:髭 盛岡冷麺

岩手県盛岡市にある焼肉店
髭は焼き肉店であり冷麺専門店ではないが、ここの冷麺は非常においしい。
盛り付けはシンプルだが麺はコシがしっかりしており、合わせる汁は少し甘めになっている。
辛味として一緒に出されるカクテキを足すことで辛さを調整することができ、甘辛いタレとつるつるとしたの喉越しの麺が病みつきになる。

ランチには冷麺付きの焼肉定食も提供しているので、どちらも食べたい場合にはランチがお薦めだ。
ただ地元でも人気店の様なので、昼時は非常に混雑している。

第18位:そば五郎 がっつり五郎

秋田県仙北市にあるそば専門店
こだわりのある十割そばは風味も豊かだが、コシがある。
がっつり五郎は、このそばを暖かい甘辛い鶏ベースのつけ汁につけていただく、つけ麺スタイル。
普通に食べるそばとは違い、パンチが強めで新鮮。
またお好みで入れる生卵を使うと、そばののど越しと汁のコクがアップて箸がどんどん進む。
ちなみに店主はラーメンも大好きで、日替わりのラーメンも提供している。(なんと月に一回店がラーメン五郎になるほどだ!)
このラーメンも、その辺のラーメン屋より断然おいしいので、注文時にそばかラーメンか迷ってしまう。

第17位:さわやか げんこつハンバーグ

静岡県にあるチェーンのハンバーグ店
チェーン店でありながら、かなりおいしいハンバーグを食べることができる。
中がレアのハンバーグが鉄板に乗せられて提供される。
しっかり焼いて食べるのも良いが、赤身の残ったレアな状態で食べると、肉感をしっかり味わいながら食べることができる。
ハンバーグのサイズは分かれているので、誰でも満足できるはずだ。

第16位:ラッキーピエロ チャイニーズチキンバーガー

北海道函館市を中心に展開しているハンバーガーチェーン
ハンバーガー以外のメニューも豊富で、店舗ごとに限定メニューもある。

とはいえ、最初は定番のチャイニーズチキンバーガーを食してほしい。
甘辛いタレがたっぷりしみ込んだ大きなザンギとシャキシャキレタスと風味のあるバンズのハーモニーが堪らない。
なお北海道でも函館近辺でしか食べられないので、道内でも食べたことない人は結構多い。
店内はいつでも混み合っているので、食事の時間帯を少しずらすのがお薦め。




第15位:ZUND-BAR つけ麺

神奈川県厚木市のラーメン店
山の中にあるが、内装はラーメン店とは思えないバーの様なおしゃれな造り。
知り合いの方に連れて行っていただき、いくつか注文した中で印象的だったのは、辛口のつけ麺辛露。
麺に香辛料のパウダーをかけて混ぜ合わせ、意外と辛さ控えめの甘辛スープ(汁)につけていただく。
通常スパイスを使うと麺の小麦感はあまり感じられなくなるが、ここはしっかりと小麦の風味が残っていておいしい。
パンチ感が強く満足感も高い。
また、一緒にコロコロチャーシューが乗った炙りコロチャーシュー飯を食べれば、どんな人も満足できるだろう。
もちろんラーメンも、出汁をしっかり感じることができながらも自然で優しい味に仕上がっており、非常においしい。
人気のお店なので、できるだけ時間をずらして訪問したい。

第14位:点香苑 中華まん

北海道美幌町にある持ち帰り中華まん専門店
とにかくでかくて、安くて、旨い!
ここの中華まんを食べてからコンビニの中華まんを見ると、とんでもなく小さく見える。
味付けはオーソドックスでありながら、ぎっしり詰まった餡はしっかりと肉汁を含んでおりコクがある。
おやつのつもりで食べると、男性でもそのあとの食事はできなくなるほどのボリュームなので、お腹を空かせて訪問したい。

第13位:龍上海 赤湯からみそラーメン

山形県南陽市に本店のあるラーメン店
米沢ラーメンを食べに行ったついてに派生ラーメンを食べに寄ったところ、パンチのある味にはまってしまった。
本来の米沢ラーメンは澄んだ醤油ベースのスープだが、濃厚な味噌と唐辛子が効いて、クセになる辛旨な味。
麺は縮れてコシがあり、みそを溶かしたとろっとスープに良く絡む。
土日は観光客で混み合うので、平日がお薦め。

第12位:パプリカ ピザ

北海道上士幌町にある本格イタリアンのお店
上士幌はお世辞にもおいしいお店が多い町とは言いづらいが、パプリカのピザは本格的で非常においしい。
地元の素材をふんだんに利用しており、耳はクリスピー生地でサクサクしている。
またチーズベースのピザには、地元産のはちみつを一掛けすることで甘さと塩気が絶妙なハーモニーを醸し出す。
ピザ以外にもパスタやワインがあり、種類も豊富でどれもおいしい。

第11位:まったり まったりらーめん

福島県会津若松市のラーメン店
ベースの醤油に大量の背油をちゃっちゃしたものとなっており、濃厚ながらもしつこすぎるということがなく、しっかり醤油を感じることのできる絶妙の旨さ。
麺はちぢれ麵でスープが良く絡み、コシもしっかりしている。
まったりが苦手な人にはあっさり(シンプルな醤油)も用意されているので、自分の好きな方で注文できる。

また背油によりスープが冷めづらいので、最後までおいしく頂くことができる。
店員さんの威勢がよく、気持ちよく食べることができる。
街中の人気店となっており、グループだと順番待ちの可能性あり。




第10位:韋駄天 韋駄天みそラーメン

北海道北斗市のラーメン店
ここのみそは札幌にも劣らない旨さで、個人的には今まで食べたみそラーメンで最もおいしかった。
3種のみそとゴマをブレンドしてあり、濃厚でとろみの強いスープは、啜るとみその甘味としょっぱさが程よく口に広がり、そのあとにゴマの風味が口の中を抜けていく。

麺は定番の太ちぢれ麺だが、少し硬めに茹でられているようで、コシがあって食べごたえあり。
スープと麺の相性も良く、更にトッピングの白髪ネギが辛味とシャキシャキ感を演出するナイスアシスト!

第9位:道の駅かづのあんとらあ きりたんぽ鍋

きりたんぽ発祥の地、秋田県鹿角市の道の駅
道の駅内にはレストランもあるが、紹介するきりたんぽ鍋は奥にある手作り体験館で食べることができる。
地元のおば様方が手作りするきりたんぽ鍋は素朴なおいしさがある。
鶏肉や野菜から出た出汁とお米の甘さがしっかりするきりたんぽは、食べた瞬間に気持ちがほっこりする。
また1人前でもしっかりボリュームがあり、腹持ちも良い。
足りなければ焼きりたんぽを追加するという手もあるだろう。

第8位:とんきい ロースとんかつ

静岡県浜松市にある畜産会社の経営するレストラン
バニラ金華豚という自家育成の豚を用いたロースとんかつは、ジューシーで脂が非常に甘い。
ここまで脂の甘味が強い豚肉というのは私の経験上あまりない。
また食事をすると、豚汁・ごはん・自家製ウィンナー・コーヒー・ソフトクリームが食べ放題という豪華な特典が付く。

第7位:間宮堂 塩ホタテラーメン

北海道の宗谷岬にあるラーメン店
観光地にはあまりおいしいもののイメージはないのだが、ここの塩ラーメンは絶品。
ホタテの出汁がしっかり効いた魚介系の透明スープは、飽きの来ない濃厚なうま味と甘味が特徴。
大きなホタテも食べ応えあるが、その横に入っているおふがスープをしっかり吸ってかなり濃厚な名脇役となっている。
こちらも昼時は混雑するので、早めの来店がお薦め。

第6位:正嗣 餃子

栃木県宇都宮市が本店の正嗣
餃子専門店だけあり、メニューは焼き餃子と水餃子のみ。
餃子を堪能するためだけに訪れるべきお店。
焼き餃子は丁度口に入り切るサイズで外はパリパリ、中はジューシー。
水餃子もプルプルの皮を噛むと中から濃厚な肉汁が溢れ出る。

宇都宮餃子の王道を行くキングオブ餃子。
地元民は持ち帰りが主流のようで、10人前程度の持ち帰りはざら。
これが嫌いな人はなかなかいないと思う。

第5位:道の駅おこっぺ おこっぺアイス

北海道興部町にある道の駅
この道の駅で提供されているおこっぺアイスは、全国でアイスクリームを食べまくっている私のランキングで不動の1位を誇るソフトクリーム。
濃厚でありながら、後味が非常にさっぱりしており喉が渇かない不思議なソフトクリームで、新鮮な素材ということが分かるほどおいしい。
このアイスを食べるために興部に行くと言っても過言ではない。




第4位:希林 とりもつそば

北海道岩見沢市の蕎麦屋
ここのとりもつそばは、トロトロ濃厚なとりもつの出汁が最高においしい。
またとりもつがゴロゴロと入っており、そのボリュームは満足感も非常に高い。
そばは太目の田舎そばと更級そばの2種類から好みに応じて選択できる。
私は田舎そばでいただいたが、食べ応えがあり出汁が良く絡みついておいしく頂けた。
昼時はかなり混雑しており、閉店も早い。
確実に食べたい時は平日の開店直後が良いだろう。

第3位:浜頓別 ホタテ

地元の漁師の方が獲れたてのホタテをごちそうしてくれた。
新鮮なホタテは一切の臭みがなく、その甘みとプリプリ感はその辺の居酒屋で食べるものとは別物と言えるほどの旨さだ。
また浜頓別のホタテはクッチャロ湖から流れ込む養分によって、オホーツク海沿岸で獲れるほかのホタテと比較してタウリンが倍以上含まれているらしく、ホタテパーティーの翌日も二日酔いにはならなかった。
旨いいホタテが食べたいなら一度は浜頓別を訪れてみてほしい。

第2位:Hydune ハンバーガー

北海道洞爺湖町のハンバーガー店
北海道の食材を豊富に使ったハンドメイドのハンバーガーは旨いの一言。
パテやトッピング、サイズも豊富で、誰にでもあったメニューが頂ける。

また店員さんも素敵なハイテンションで出迎えてくれるので、気持ちよく食事ができる。
自転車に乗った後ならスーパービッグな「どすこいバーガーシリーズ」がお薦め。

アルコール類の提供もあり、夜まで営業しているので夕食にもお勧め。
常に混んでいるので、ゆっくりしたいなら時間帯としては午後1時以降がお薦め。
なお食材終了で閉店となるので、夕方以降は注意が必要。

第1位:北海道の寿司

回転ずしは北見のトリトン、根室の花丸、函館の函太郎の3店、回らない寿司屋は小樽のおおとみで食事をしたが、どこもネタは新鮮で、価格も安い。
本州でおいしいお寿司を安くお腹いっぱい食べるのは難しいが、北海道ならお腹いっぱい食べても3000円あれば事足りる。

なんならスーパーで買う寿司さえそれなりにおいしいから驚く。
「寿司なら北海道」これはもう正義と言っていいだろう。

今回紹介したグルメはどれも財布にやさしい「安くて旨い」店ばかりだ。
もし近場に行けそうなお店があれば、是非行ってみてほしい。(場所が北海道に偏ってしまったのはご愛嬌ということで。。)
またこのランキングを作るにあたって迷ったお店は他にもたくさんある。
私が行ったグルメ情報については全国のヒルクライムスポットにまとめてあるので、参照いただきたい。
(マップを開いてグルメポイントフィルターにチェック)