今回は、前回に引き続きロードバイク初心者に向けた、揃えておくと便利なアイテムを紹介していこうと思う。
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必ず必要ではないが、ロードバイクに乗り始めると、これはあると便利というアイテムをピックアップしてみた。
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自転車に装着するもの
サドルバッグ
サドルバッグは、サドルの下に取り付けることで、収納スペースのないロードバイクに荷物を載せるためのアイテム。
・TOPEAK(トピーク) エアロ ウェッジ パック(ストラップ マウント) M
自転車グッズの老舗トピークのサドルバッグで、定番の製品。
使いやすい形状で、サイズ展開も豊富なので、自分の荷物を考えて製品を選ぶことができる。
完全防水ではないが、下半分が防水生地なので、ちょっとした雨なら問題ない。
価格も2000円前後で安価なのも◎。
・ORTLIEB(オルトリーブ) サドルバッグ 防水IP64 S 0.8L
オルトリーブはドイツの自転車バッグメーカーで、自転車乗りの創業者のアイディアを形にした製品づくりが特長。
この製品は、ちょっとした日帰り旅やコンパクトカメラなどを収納しておくのに便利。
後方から折りたたむようにして閉じる口は、かさばる物も仕舞いやすい。
また完全防水で脱着がしやすいのも特徴。
サイズ展開も豊富。
品質が高い分、値段も5000円程度と高めではある。
・トピーク(トピーク) Back Loader バックローダー 10L
1泊2日や2泊3日の旅となるなら、このサイズのサドルバッグがあると便利。
自転車ツーキニスト(自転車通勤する人)にもメジャーな製品。
バッグがかさばらないように、空気を抜くバルブが付いていたりと、利便性が考慮されている点が好評。
サイズの割には価格も6000円程度で安価。
製品が防水を謳っていても、念のため中の物をポリ袋などに入れておくと良い。
ツールボトル
サドルバックを使うと、自転車の見た目がごちゃごちゃして嫌だという人や、更に収納を求める人におすすめ。
・SHIMANO(シマノ) ツールボトル ブラック/シルバーロゴ Y9S0TLBTL
シンプルなルールボトル。
蓋つきなので、雨や汗から収納物を守ることができる。
価格は1000円程度。
・OGK KABUTO(オージーケーカブト) ツールボックスWP 700 [ブラック] 700ml
通常のツールボトルの内側にウレタンを入れたことで、自転車の振動で収納物が揺れて出すカチャカチャ音を低減する。
値段も通常のボトルと大きく変わらないので、神経質な方はこちらをお薦めする。
・R250(アールニーゴーマル) ツールケース スリムロングタイプ カーボン柄/ブラックファスナー R25-K-TOOLCASEG5 カーボン
ボトル型のバッグタイプ。
ファスナーで開閉できるので、収納物の出し入れが便利。
最近はこのタイプの製品を使うローディ(ロードバイクに乗る人)も多い。
ロードバイクで普通のリュックを背負うと、思っているよりも体が上下左右に動くので、肩や腰が痛くなったり背中が蒸れてしまう。
そのためリュックを背負うということは、基本的にあまり行われないが、通勤や旅行の場合には自転車用に開発されている製品を使用するサイクリストが多い。
しっかりとした専用品は、ドイツブランドのドイターや日本のシマノ等から販売されており、この2社の製品であれば間違いはない。
空気入れ
パンクをした時や、出先で空気を足したい時に使用する携帯用の空気入れ。
通称、携帯ポンプ。
ロングライド(長距離サイクリング)をするなら必須のアイテム。
・LANDCAST 自転車 空気入れ 仏式・米式 携帯ポンプ
今までの携帯ポンプの考えを覆す画期的な製品。
ビックリするほど軽い力で空気が入り、更に小さく軽量なので女性におすすめ。
価格も2500円程度と標準的なので、手を出しやすい。
軽い力で空気が入りやすいが、サイズが小さいのでポンピング回数は必要。
・TNI(ティーエヌアイ) CO2 ボンベセット (バルブタイプ)
こちらは人力ではなく、CO2のカートリッジを使用して空気を入れる製品。
力は全く不要だが、空気を入れるのは多少のコツがいるので、最初はボンベを無駄にする可能性がある。
とはいえ、慣れてしまえばスピーディにパンク修理が可能になる。
価格は1500円程度。ボンベのみの販売もある。
・GIYO(ジーヨ) 携帯用マイクロフロアポンプ
手動ポンピングと脚踏み式を併用するタイプで、価格は2000円程度。
サイズは少し大きいが、体重を掛けて空気を入れることができるので、高圧まで空気を入れやすい。
空気圧ゲージが付いているのも便利。
チューブ
ロードバイクは、パンクしてもその場で修理することが可能だ。
基本的にはパンクしたらタイヤを外してチューブを入れ替えて対応することになるので、予備のチューブを持っておく必要がある。
なお一人でロングライドをするなら、パンク修理は必須科目になる。
・パナレーサー チューブ [W/O700x23〜26C/27×1.00]
700円程度で最も安価なチューブ。
Panaracer(パナレーサー)製品は、ホームセンターなどでも入手できるのがありがたい。
重量的には重いが、その分耐久性も高い。
・パナレーサー チューブ R’AIR [W/O 700×23~28C]
1500円程度のパナレーサーの高級チューブ。
軽量でありながらしなやかなゴム素材でできているため、乗り心地とパンクへの強さを両立している。
ただし良く伸びる分、初心者はタイヤ交換の際に噛み込みパンク(タイヤとリム(ホイールの外周部)にチューブが挟まったまま空気を入れて、チューブが裂けてしまう)させることも多い。
・SCHWALBE(シュワルベ) 700×18-28Cチューブ 仏式 40mm
シュワルベはドイツのチューブメーカーで、製品の品質が安定している。
私もシュワルベ製品は良く使っているが、空気圧さえ管理していればパンクすることは稀。
値段もそれほど高くないので、海外製に抵抗がなければお薦め。
その上で700Cの中にタイヤの太さがあり、ロードバイクでは20C~32C程度の太さが使われる。
最近は物理学的根拠と乗り心地の点から太いタイヤが主流になりつつあり、レースの現場でも25C~28Cが主流となっている。
ロードバイクを買ったら、タイヤの側面(サイドウォール)を見て、自分の自転車のタイヤサイズを確認しておこう。
サイズ表記例:700×23C、700×32c
パンク修理キット
パンク修理するのに必要な製品。
ロングライドをするならチューブ、携帯ポンプと一緒に携帯するべき装備。
タイヤレバーと、パンク修理パッチを持っておくと良い。
・SCHWALBE(シュワルベ) タイヤレバー(3本セット)
タイヤをホイールから外すためのレバー。
500円程度で使いやすく、私も愛用中。
折れたりすることはまずないので、一度買っておけば長期間使える。
・タイヤキー
上記のレバーは昔からあるタイプのものだが、タイヤキーは簡単にタイヤをはめることができるアイデア商品。
てこの原理をうまく使えるので、女性でも苦労することなくホイールからタイヤを外すことができる。
サイズも携帯可能な大きさなので、パンク修理が不安なユーザーにはおすすめの製品。
・パナレーサー パンク修理 イージーパッチキット RK-EASY
予備のチューブもパンクさせてしまった時に、家まで帰るために必要となる命綱的製品。
街中なら良いが、人通りのない所でパンクしたらこういう製品がないと自力帰還ができなくなる。
数百円の製品だが、私も何度となくこれに救われている。
多少慣れは必要だが、しっかり貼れれば長期的にチューブを利用できる。
・パークツール(ParkTool) タイヤブート 3枚入
これはタイヤを鋭利なもの(落石や落ちている金属等)で切るようにパンクさせてしまった場合に、タイヤの裏側から張って使う。
通常のパンクと違ってカットパンクをすると、チューブを入れ替えても空気を入れるうちにタイヤからチューブが飛び出てきてしまい、またパンクしてしまう。
そういった状況の時は、このタイヤブートが有効に機能することになる。
600円程度なので、お守り代わりにパンク修理キットとして持っておくと良い。
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ボトル
自転車に乗りながら飲み物を飲むために必要となる。
ペットボトルでも良いが、いちいちふたを開ける必要があるので、そのうちボトルが欲しくなる。
・プロ(PRO) PRO ボトル 800ml クリア
最もオーソドックスなボトル。
価格は1000円程度の場合が多い。
色々なデザインがあるので、好みの物を探すと良い。
保温性などはないので、夏場に飲み物がお湯のように熱くなるが、自転車乗りの中では伝統芸能。
・キャメルバック(CAMELBAK) ポディウム チル 21oz(約0.6L)
保温性に優れたボトル。
夏場でも、普通のボトルより飲み物の温度を保つことができる。
飲み口にも工夫があり、逆さにしても漏れないが、ボトルを手で押すと飲み物を飲むことができる機構を備える。
価格も1500円程度で買いやすい。
・THERMOS(サーモス) 真空断熱ストローボトル FFQ-600 600ml
真空断熱ボトルなどの大手メーカーサーモスが発売した、保温性に全振りした製品。
自転車のボトルケージにしっかり収まるように設計されている。
重量は通常のボトルより重く価格も3000円程度するが、夏にどこでも冷えた飲み物が飲めることを考えたら安い。
普段使いもできるので、コストパフォーマンスも高いと言える。
ボトルケージ
自転車にボトルを保持するための製品で、ボトルを使うなら必須の製品。
・MINOURA(ミノウラ) ボトルケージ [AB100-4.5] デュラゲージ
1000円未満と安価で軽量高強度のアルミ製。
カラーバリエーションも豊富とけなすところがない。
私も最初のボトルケージとして使用していたが、お値段以上の製品だった。
まずは使ってみたいという場合にもお薦め。
・Ibera(イベラ)自転車 ボトルケージ 超軽量アルミ合金製 サイクル ボトルホルダー 29g
こちらも1000円前後で軽量。
見た目もスタイリッシュなので、空力を意識したようなデザインのバイクには良く馴染む。
・Emgreat 超軽量自転車用 カーボンボトルケージ
ノーブランドに近い製品だが、自転車がカーボンフレームならそれに合わせてこういったカーボンボトルケージを付けてみるのもいいだろう。
フレームと違って、製品破損で命に直結するようなパーツではないので、値段を重視するなら選択肢に入れても良いだろう。
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サイクルコンピューター
ロードバイクに乗ったら、スピードや距離を知りたくなるはずだ。
スマホなどでもアプリを使えば計測はできるのだが、GPSなどを利用するためバッテリーの減りが激しい。
そこでサイクルコンピューターを付けておくと便利だ。
サイクルコンピューターの価格は、機能によって2000円程度~10万円近いものまで様々だ。
高価なものになるとGPSによる計測やナビゲーション、トレーニングメニューの設定、高度やライダーの出力値を計り、スマホのアプリ(GarminConnect/STRAVA等)と連動することで、世界中の自転車ユーザーと比較したり交流することができる。
・キャットアイ(CAT EYE) サイクルコンピュータ VELO WIRELESS+ CC-VT235W
日本の老舗メーカー、キャットアイのサイクルコンピューター。
自転車を買って最初に装備する定番の製品。
スピードや距離など基本的なデータを確認できる。
表示部分と計測器が無線連動するので、無駄なケーブル等がなく見た目もすっきり。
3000円ほどで買えるので、最初の1台にはべストチョイス。
・Wahoo ELEMNTミニGPSサイクルコンピュータ
最近伸びているWahooというブランドのベーシックな製品。
速度、距離、時間、ケイデンス(ペダルを漕いだ時の回転数)、心拍数といった情報をセンサーと連動して計測可能。
スマホと連携したGPS計測モードも搭載。
最近値上がりして2万円弱となってしまったのが残念。
ただし、製品にはスピードセンサー(速度を計るためのセンサー)のみしか付属しないので、ケイデンスや心拍センサーは別途購入する必要がある。
・レザイン(LEZYNE) メガXLGPS サイクルコンピュータ
こちらも最近勢力を伸ばしているアメリカのレザイン社の製品。
機能も豊富だが、バッテリーがロングライフで画面が大きく見やすいのが特徴。
自転車は走行中振動しているので、大きい文字が表示できるのはありがたい。
ただし価格は2.5万円と高価。
センサー類も必要に応じて購入する必要がある。
・GARMIN(ガーミン) Edge530J
GARMINはドイツのGPS関連製品の会社。
ローディ定番のサイクルコンピューターで、必要なものが一通り入っている。
ただしセンサー類がセットになった製品は約5万円と高額になる。
本格的に走り始めた時に検討すると良いだろう。