ロードバイク初心者におすすめ!おすすめのタイヤ7選




今回は、ロードバイクを買ってから最初に交換することになるであろうパーツ、タイヤについて紹介したい。
タイヤはロードバイクの中でも地味な存在であるが、その重要性は極めて大きい。
タイヤを変えれば、走りが変わると言われるほど、交換した変化を体感できるパーツなのだ。
また自分の愛車に合わせたカラータイヤで、コーディネートするのも面白く、色々な意味で面白さのあるパーツだ。




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タイヤの重要性について

タイヤの紹介をする前に、タイヤの重要性について説明しておきたい。
自転車と路面は、タイヤを通して繋がって(接地して)おり、その接地面はボールペン2本分程度と言われている。
つまりロードバイクとは、ボールペン2本分程度の面積でしか接地していない状態で、最高時速80㎞を超えるようなスピード(ダウンヒラーと呼ばれる、ダウンヒル(下り)を得意とする選手は時に時速100㎞を超える!)で走り、なおかつ人間の体重と自転車の重さを支える乗り物なのである。
乗る人の体重やタイヤの空気圧にはよるが、㎠当たり約6~8㎏の圧力が掛かっており、タイヤが果たす役割の大きさを実感できるだろう。
(もし試してみたいなら、人差し指をテーブルの上に置いて、その上に5kgのダンベルを置いてみたらその圧力を体感できる)
もしそんなタイヤのグリップ力が低かったり、劣化によって低下していたらと考えると、更にその重要性を理解できるはずだ。

またタイヤは他の自転車パーツとは違い、非金属(天然ゴム)でできており、劣化の進行が早い。
仮に乗っていなくても、その劣化は1年もすれば目に見えて進行するほどだ。
劣化したタイヤというのは本来のゴムが持つ柔軟性を失い、グリップ力だけでなく、耐パンク性や乗り心地も落ちる。
あまり乗っていないという方も、上記の理由から、装着してから1年以上経過しているタイヤは交換した方が良い。

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今回は、前回に引き続きロードバイク初心者に向けた、揃えておくと便利なアイテムを紹介していこうと思う。 必ず必要ではない...

タイヤの種類

ロードバイクのタイヤは、大きく3種類に分かれる。
初心者向けの完成車には、ほぼクリンチャータイヤが装着されているので、今回紹介するタイヤもクリンチャータイヤを中心に紹介するが、タイヤの種類を覚えておけば、ホイールの種類の理解にもつながるので、覚えておきたい。

空気圧の重要性:
タイヤそのものも重要だが、タイヤの空気圧も同様に重要な要素だ。
タイヤが細い分、空気圧の変化は非常に分かりやすく、走行性能に直結する。
大抵のタイヤメーカーでは、そのタイヤの推奨空気圧があるので、走行前には推奨値まで空気をしっかりと入れよう。
乗る回数が増えてきたら、天候や季節の変化、自身の体重の変化に合わせて空気圧を好みの圧に調整していくと良い。
大まかに言えば、乗り心地を重視する場合には指定空気圧より低圧にし、走行抵抗を減らしたい場合には指定圧より高圧に入れる。
ただし空気の入れ過ぎは、乗り心地の低下だけでなく、反発が強くなり車体が跳ねるので、必ずしも速く走るための正解ではない。
(最近、通常の舗装路面では一定以上空気圧を越えると、タイヤの走行抵抗が逆に増えることが証明されている)

チューブラータイヤ

ロードレースでは伝統的に使われてきたタイヤで、チューブとタイヤが縫い合わされて一体化しているタイヤを言う。
最近はクリンチャータイヤの高性能化とチューブレスタイヤの台頭によって、装着率は下がりつつある。
乗り心地の良さや走行抵抗の低さに加えて、パンクの際の空気抜けが穏やかなのがメリット。
デメリットとしては、価格の高さ、一度パンクすると補修が難し事、装着と取り外しが若干不便な点が挙げられる。

チューブレスタイヤ

最近、急激に主流になりつつあるタイヤ。
自動車やバイクと同じ方式で、ホイールとタイヤが密着することで、気密性を保つ。
チューブラータイヤを凌ぐ乗り心地の良さ、走行抵抗の低さと、気密性の高さ(空気の抜けづらさ)、パンク時の穏やかな空気抜けの特性を持つ。
また、パンクの際は緊急的にチューブを入れて走行することも可能。
装着に相応の技術とコツを要することが最大のデメリットであったが、チューブレスタイヤ対応ホイールやタイヤ自体の進化により、克服されつつある。

クリンチャータイヤ

チューブドタイヤやWOタイヤとも呼ばれ、タイヤとチューブによって構成される。
ママチャリなどでもおなじみの方式で、最もポピュラー。
パンク時の修理が容易なことに加え、対応製品が多く安価なことがメリット。
また製品改良により、以前は高かった走行抵抗も、現在ではチューブラータイヤと並ぶまでになっている。
デメリットとして、パンク時には空気が一気に抜けるため、場合によってはコントロールを失い落車に繋がることもある。

パンクを未然に防ぐためのタイヤシーラント(パンク防止剤)という製品があり、これを事前に注入することで、画鋲などの突起物によるパンクを防ぐことができる。(どのタイプのタイヤでも利用可能)
例えば自転車で旅をしたり、レースやイベントでできるだけパンクを避けたいという人は活用すると良い。
ただし、重量の増加やシーラント内の水分蒸発によって、4~5か月程度で硬化することは避けられないので、そのデメリットは事前に認識しておく必要がある。
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おすすめのタイヤ:ミドルグレード

Vittoria【ヴィットリア】 RUBINO PRO SPEED【ルビノ プロ スピード】

イタリア/ヴィットリア社の中級グレードタイヤ。
以前のモデルは至って平凡なタイヤであったが、グラフェンを採用することによって天然のゴム素材が持つデメリットを緩和し、スピード・グリップ力・耐久性・耐パンク性能が大幅に向上した。
価格は他社の同グレードタイヤと比べると高いが、性能や軽量性を考慮するとお買い得なモデルと言える。

定価:5,000円
重量:230g(23C),250g(25C)
耐パンク性:★★★★★★
グリップ力:★★★★★★★
耐久性  :★★★★★★★

Continental(コンチネンタル) UltraSport2 ウルトラスポーツ2 クリンチャー 700c

ロードバイクでは定番のドイツ/コンチネンタル社の中級グレードタイヤ。
重量こそVittoriaのRubinoに劣るが、耐久性は抜群。
タイヤ交換が面倒というユーザーや、走行距離が多いユーザーにおすすめ。
私も練習を良くしていた時は、リアタイヤ(後輪)のみこのタイヤを使っていた。(自転車は後輪駆動なので、前輪と比べて後輪が摩耗する)
また耐久性の高さの割にグリップ力もしっかりしており、価格が安いのも素晴らしい。

定価:3,200円
重量:240g(23C),260g(25C)
耐パンク性:★★★★★★★
グリップ力:★★★★★★
耐久性  :★★★★★★★★★★

パナレーサー(Panaracer) クリンチャー タイヤ クローザープラス F725-CLSP

国内メーカーパナレーサーのミドルグレードタイヤ。
ミドルグレードとなっているが、重量はトップグレードクラスに迫る210g(23C)と非常に軽量。
また軽量でありながら、耐貫通パンクベルト「PRベルト」を装備し、耐パンク性能も高い。

定価:3,381円
重量:210g(23C),220g(25C)
耐パンク性:★★★★★★★★
グリップ力:★★★★★
耐久性  :★★★★★★★★★

おすすめのタイヤ:トップグレード

Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX 4000 S II グランプリ4000 S2

ロードバイク界隈では超定番。
グリップの良さに加えて耐久性、耐パンク性が高い総合バランスに優れたタイヤ。
これといった欠点がなく、ドイツブランドらしい質実剛健さ。
粗を探すとすれば、乗り心地が固めなことくらい。
私も前モデルから愛用中。

定価:7,000円
重量:205g(23C),225g(25C)
耐パンク性:★★★★★★
グリップ力:★★★★★★★★★
耐久性  :★★★★★★★

MICHELIN(ミシュラン) POWER COMP

こちらも定番のフランス/ミシュラン社のロードバイク用タイヤ。
柔らかいコンパウンドによって、もっちりとした乗り心地と安定したグリップ力を発揮。
路面の感覚を捉えやすく、ぬれた路面やカーブの途中などでも安心感がある。
前作のPro4からPowerへ正常進化しているが、扱いが少しシビアになっているような報告が見受けられる。
品質安定性と低価格を求める場合は、前作のPro4がお薦め。

定価:7,800円(23C),8,100円(25C)
重量:190g(23C),210g(25C)
耐パンク性:★★★★
グリップ力:★★★★★★★★★★
耐久性  :★★★★★

IRC【アイアールシー】 FORMULA PRO TUBELESS RBCC

日本の井上ゴム工業(IRC)が販売しているチューブレスタイヤ。
近年急速に広まりを見せるチューブレスタイヤにおいて、流行前から製造と改良を重ねており、チューブレスタイヤと言えば最初に名前の出てくるブランドになっている。
チューブレスタイヤは、通常のクリンチャータイヤと比較して装着方法にコツが要り、それはタイヤ自体の製品精度にも大きく係わってくるが、IRCタイヤは製品精度が高く、海外ブランドのチューブレスタイヤと比較してユーザーフレンドリーである。
製品自体もプロの現場で実践的に鍛えられており、チューブレスタイヤとして最高のレベルとなっている。

定価:7,600円
重量:260g(23C),280g(25C)
耐パンク性:★★★★★★★
グリップ力:★★★★★★★★★
耐久性  :★★★★★

BRIDGESTONE ANCHOR (ブリヂストンアンカー) EXTENZA R1S

日本のブリヂストンアンカーが販売する超軽量タイヤ。
一般的なロングライドなどに利用するタイヤではないが、ここぞというレースやヒルクライム大会に非常に有効。
驚異的な軽量性は、ホイール外周部の軽量化に威力を発揮し、圧倒的な漕ぎ出しの軽さを提供する。
軽量な分耐久性はないが、いままで発売されてきた決戦用タイヤと呼ばれる軽量タイヤと比較すると、耐パンク性は高いと言える。
もしヒルクライムレースに興味が出てきたら、検討したいタイヤだ。
もちろん一般的なロードバイク用タイヤもラインナップしているので、ブリヂストンファンなら利用してみると良いだろう。

定価:6,300円
重量:145g(23C)
耐パンク性:★★
グリップ力:★★★★★★★★
耐久性  :★★

以上、私がお薦めするタイヤについていくつかピックアップしてみたが、この他にも多くのメーカーやブランドからたくさんの製品がラインナップされている。
タイヤを変えると走りは大きく変わるので、ぜひ皆様も走り込んでたくさんのタイヤを試してみてほしい。