今回紹介するのは、愛媛県の中部に位置する上林峠の、東温市側からのルートについてだ。
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・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★★☆☆☆
景観: ★★★☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★☆☆☆☆
距離
13.8km
最大標高差
938m
平均斜度
全体:6.8%
上り:7%
下り:2%
獲得標高
上り:931m
下り:1m
・補給ポイントについて
スタート地点は、県道23号線から上林峠へ分岐する県道209号線の交差点からとする。
コース全長は13.8㎞となる。
峠へのアクセスは、松山市内から自走で十分対応できる距離だ。
・ラストコンビニ
コンビニはコース上にはなく、スタート地点から2㎞弱離れたところにあるセブンイレブンが最寄りのコンビニとなる。
・ラスト自販機
自販機は、スタート地点から4.2㎞進んだところにあるものが最後だ。
そこまでは点々と自販機が存在している。
・実走レビュー
スタート後、最初の2㎞はかなり穏やかな登りとなる。
脚を慣らすにはちょうど良い区間といえるだろう。
2㎞地点を過ぎてから、徐々に勾配が増していく。
4㎞地点までの2㎞区間は、平均6%強まで上がることになる。
特に、3.5㎞地点にある上林小学校から先の500m程は、9%の登りとなっている。
4㎞地点を過ぎると、ここから2.6㎞区間は、平均6.5%程度のコンスタントな登り区間となる。
この区間は、前半の1.6㎞が平均7.6%の勾配で、後半の1㎞区間は5%強と、勾配が大きく変わる。
この後の区間から勾配が増すので、後半の1㎞は無理せず回復に充てると良いだろう。
なお、この区間の後半にはトイレがあるので、催したら利用させてもらおう。
6.7㎞地点まで来ると分岐があるので、ここを右折しよう。
この地点で、概ねコースの半分を進んできたことになる。
またここからは、上林林道という林道区間になり、道が狭くなる。
林道に入って最初の1㎞は、平均7%強の勾配となる。
道はくねくねとし始め、山道感が増していく。
最初の1㎞を過ぎると、ここから傾斜は増す。
頂上までラスト1㎞地点までの5㎞区間で、平均約9%の勾配が続く。
特に最初の2㎞程は平均10%強となるので、辛い区間となるだろう。
カーブの内側では、20%弱まで勾配が上がるので、辛い場合にはできるだけ外側を走行したい。
9.5㎞地点を過ぎると、いくらか勾配は落ち付くようになる。(それでも平均7%以上だが。。)
11㎞地点まで来ると、流しそうめんのお店が見えてくる。
距離の目安になるほか、暑い時期には流しそうめんを楽しむというのも乙かもしれない。
11㎞地点を過ぎると、再度勾配はきつくなり、ラスト1㎞地点までの平均は9%ほどになる。
この区間は、今までと比べると勾配変化がある区間なので、ダンシングとシッティングをうまく使い分けて乗り切ろう。
ラスト1㎞程は、今までと比べて勾配が緩やかになる。
ラストスパートするにはちょうど良い勾配だ。(その体力が残っているかは疑問だが。。)
・頂上施設について
頂上は上林トンネルというトンネルになっており、そのまま進むと久万高原方面に抜けることができる。
またトンネルを越えて少し下ったところに湧水ポイントがあるので、ボトルが心配なら給水していくと良いだろう。
・路面状況について
前半は片道1車線の綺麗な路面だ。
林道区間からは、道幅が細くなることに加えて、舗装の剥がれや湧水が一部で見られた。
・井上峠について
補足だが、上林峠の隣に位置する井上峠は、路面崩壊のため通行止めとなっている。
登る際は、事前に交通情報を確認しておこう。