今回紹介するのは、兵庫県の西部に位置する上山高原のルートについてだ。
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・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★★☆☆☆
景観: ★★★★★★☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★☆☆☆
ルートラボではコース作成ができなかったので、STRAVAよりコースを紹介する。
距離:9.36km
平均勾配:7%
最低高度:237m
最高高度:902m
高度差:665m
・補給ポイントについて
スタート地点は、県道262号線から上山高原に分岐する交差点からとする。
・ラストコンビニ
スタート地点が山の中なので、近くにコンビニ等はない。
補給食等、事前に準備をしておきたい。
・ラスト自販機
ラスト自販機は、スタートから3㎞弱進んだところにある、「うみがみ元気村」という食堂の前にある物が最後だ。
食堂は土日と水曜日の8時~17時まで営業しているようなので、登った後で食事をするにはちょうど良い。
・実走レビュー
スタートして最初の1㎞は、10%を含む少しきつめの勾配で始まる。
スタート地点まで自走してきているはずなので、アップは済んでいると思うが、無理をしないように走り始めよう。
1㎞進むと勾配はいったん緩くなる。
その後すぐに勾配は上がるが、6~7%なのでそこまできつくはない。
2㎞地点辺りから勾配は再度緩くなり、ラスト自販機のあるうみがみ元気村までは、緩やかな勾配の区間が続く。
3㎞地点からは、1.5㎞に渡って10%前後の登りが続くことになる。
場所によっては5%程度までゆるむ箇所もあるが、逆に15%程度まで勾配がきつくなる箇所もあるので、ダンシングをうまく使って疲労を分散させたいところだ。
4.5㎞地点まで来ると、勾配はいったん緩くなり、最終的には短いながら下り勾配となる。
短い下りを終えると、田んぼの中の道を登っていくことになる。
この景色が見えた地点が、ちょうど5㎞地点だ。
田んぼを抜ける道は気持ちが良いが、勾配はきつい。
700m程は13%強の勾配が続くので、脚を削られる。
ここからは登りが連続するので、無理をせずにマイペースで登ろう。
きつい区間を越えると、勾配は6%程度まで落ち着く。
また、先ほど登ってきた集落を見下ろすことができ、登ってきたことを実感できるだろう。
6.5㎞地点辺りから再度勾配がきつくなると、ここから頂上までの3㎞は休みなく登っていくことになり、平均勾配は8%強に上がる。
特に最初の1㎞程はヘアピンカーブが連続し、勾配はきつめになっている。
8㎞辺りからは頭上が開けて、高原のさわやかな風が吹き始める。
勾配が緩くなることはないが、視界が開けることで精神的には楽になる。
右側にベンチが見えてきたら、上山高原までは残り1㎞程だ。
勾配が緩くなり、先に上山高原の看板が見えればゴールとなる。
・上山高原からの登りについて
実際には、ここから先も登りが続いているので、登り足りない人のために紹介しておこう。
ゴール地点から最高標高地点までは、2㎞強で100m程登ることになる。
上山高原から1㎞程は、5%弱の勾配で登る。
そこから先に、短いながらも下り勾配になる区間がある。
このため平均で見れば、3%強の勾配ということになるが、後半の700m程は7%程度まで勾配が上がる。
・頂上施設について
頂上には何もないが、そのまま100m程下ると、水とふれあいの広場という施設があり、冷たい湧き水を飲むことができる。
ボトルが空の場合には、ここでしっかり補給しておこう。
ちなみ頂上付近が県境となっているので、山の中ではあるが、県境を表すプレートが路面に設置されている。
・路面状況について
道幅は広くないものの、路面は比較的綺麗だ。
頂上付近のグレーチングに隙間があるので、タイヤを落としたりしないように気を付けよう。
また最初の登り区間だけ、アスファルトのひび割れや剥がれが目立つので、この区間だけは下りの際は注意したい。