今回は前回に引き続き、美幌峠の屈斜路湖側からの登りについて紹介したい。
・峠スペック
坂バカ度:★★★☆☆☆☆☆☆☆
景観: ★★★★★★★★★★
路面状況:★★★★★★★★☆☆
距離
11.1km
最大標高差
365m
平均斜度
全体:3.2%
上り:4.2%
下り:1.6%
獲得標高
上り:369m
下り:12m
・補給ポイントについて
屈斜路湖側のスタート地点は、屈斜路湖へつながるもう一つの峠、津別峠と分岐する交差点とする。
コース全長は11.1㎞だ。
ちなみに津別峠は屈斜路湖側からの登りは、路面崩落により通行止めとなっている。
・ラストコンビニ
こちら側も自走以外のアクセスは自動車輪行だ。
屈斜路湖側も補給できるところがあまりない。
自販機は和琴半島に入る交差点にあるものが最後で、コンビニは弟子屈まで行かないとない。
少し値段は高いが、屈斜路プリンスホテルでランチ営業があるので食事は可能だ。
・実走レビュー
スタートしてからしばらくは、平坦基調が続く。
3.5㎞程は微妙なアップダウンのみなので、タイムを稼いでおきたい。
平坦区間が終わると、本格的な登りに突入する。
ここから先は頂上までコーナーが連続する。
勾配自体はここからゴールまで5%前後で推移する区間が多く、大きな変化も少ない。
ただ、常に一定というわけではなく、階段式に5%かそれ以下の勾配が連続する。
コース上は日影と日向の区間が連続することになる。
時期によっては、ウェアのチョイスが難しいかもしれない。
スタートから9㎞ほど進むと景色が開けてきて、屈斜路湖を眼下に望むことができる。
ちなみに湖ばかりに目が行ってしまいがちだが、山側も笹が茂っており、美しい。
特にスタートしてから10㎞地点の最終コーナーを抜けてからの景色は北海道でも随一と言える景色だ。
その中を自転車でヒルクライムできるなんて、坂バカ冥利に尽きるといえるだろう。
タイムをねらう場合には、最初の平坦区間でどれだけスピードを上げつつ、タレないペースを維持して登り切ることができるかが重要となってくる。
・路面状況について
路面状況は概ね問題ないが、一部にアスファルトの剥がれたところがあるので、特に下りは注意してほしい。