#28,29 今川峠でヒルクライム!ロードバイクで登る急勾配の山間ルート!

今回紹介する峠は山梨県の小菅村と丹波山村にまたがる今川峠(標高947m)である。
この峠は単体で攻めるというよりは鶴峠や松姫峠から柳沢峠方面に抜けたり、この地区の峠をつなぐ際にピリッと刺激を加えるようなスパイス的な峠といってよいだろう。

今回紹介する峠は松姫峠(標高1250m)である。 松姫峠は山梨県の小菅村と大月市を結ぶ峠であるが、近年峠を迂回するトンネルが完成し...
今回紹介するのは、山梨県の山梨市から丹波山村へ抜ける柳沢峠(標高1472m)である。首都圏在住の自転車乗りの間では奥多摩と山梨方面を...

・小菅側の峠スペック

坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観:  ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★☆☆☆☆

距離
2.9km
最大標高差
288m
平均斜度
全体:9.9%
上り:9.8%
下り:0%
獲得標高
上り:284m
下り:0m

・補給ポイントについて

では、まずは小菅側からの登りについて紹介しよう。
スタートは小菅の役場を過ぎた交差点からとして全長は2.9㎞である。

・ラストコンビニ

ラストコンビニは松姫峠同様このヤマザキショップである。
自販機についてもこの先にはないので、ここで補給しておきたい。

・実走レビュー

登り始めは緩めに始まる。
ちょっと雰囲気のいい神社横を通り抜けて進んでいくと、徐々に勾配がきつくなってくる。

10%前半の勾配を登っていくとおおよそ1㎞ほど進んだところで17%程度となる。
ただし、17%区間はそこまで長くないので無理に飛ばさなければ、へばってしまうことはないはずだ。

その後勾配はいったん落ち着き、10%前後を行き来しながら頂上へ向かっていくことになる。

頂上の手前が最もきつく、最大勾配は20%弱となる。
体感的にも、ここまで登ってきた体力の消耗も重なって辛く感じることだろう。

ちなみに小菅側の登りは、背の高い杉林の中を進んでいくことになるので、日光が遮られ夏でも涼しく登ることができる。(登りで熱くはなるが。。)
逆に冬は凍結箇所も発生するので、十分に注意してほしい。

生活路としても使われていることから交通量はそれなりにあるものの、路面状況としては比較的良好で、荒れた部分は見られない。
ただし傾斜が急なこととコーナーのRがきついので、スピードの出しすぎによるオーバーランやスリップには気を付けてもらいたい。

・頂上施設について

峠の頂上を示すものは特になく、すぐに反対側への下りとなる。(お触書があったが)
ここまで峠として平坦部分がないところも珍しいかもしれない。

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・丹波山側の峠スペック

坂バカ度:★★★★★☆☆☆☆☆
景観:  ★★★★☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★☆☆☆☆☆

距離
4.5km
最大標高差
338m
平均斜度
全体:7.2%
上り:8.4%
下り:4.8%
獲得標高
上り:322m
下り:12m

・補給ポイントについて

次に丹波山側からの登りだ。
こちら側のスタートは道の駅たばやまから走り出してすぐの交差点とする。
こちら側のほうがコース全長は長く、4.5㎞となる。

・ラストコンビニ

コンビニや自販機は道の駅での補給が最後となるので、しっかり補給しておこう。

・実走レビュー

登り始めてすぐに勾配は10%を超えてくるが、その先のローラーすべり台横が最もきつく20%オーバーとなる。
ただしこちら側の登りのハイライトは、このローラー滑り台横の登りなので、これをクリアしてしまえば、80%はクリアしたと言っても過言ではないだろう。

20%区間を抜けると勾配は域に5%程度に緩まるので、しっかり足を休ませよう。

その後は淡々と7%前後で登っていくことになり、後半でやや勾配が増して10%前後になる。

小菅村の看板が見えれば頂上はすぐそことなるが、ラスト200mはまた勾配がきつくなり15%程度となるので、その前までに体力を回復させておこう。

丹波山側の登りは北斜面となるので比較的日当たりは弱いが、小菅側の様な杉林ではないので道は明るい。

また若干ではあるが、景色が開ける場所もあり、こちら側のほうが登っていて気持ちは良いと感じた。

・路面状況について

こちら側も路面状況は良好であるが、小菅側と比べると路面のひび割れなどが多い。
またローラー滑り台付近では観光客の自動車の出入りもあるので、気を付けてほしい。