#259 三郷スカイライン(豊科大天井岳線)でヒルクライム!隠れた急坂と絶景を楽しもう!

今回紹介するのは、長野県の安曇野市に位置する三郷スカイライン(豊科大天井岳線)と呼ばれるヒルクライムルートについてだ。
前回紹介した中房温泉と同様、このルートも頂上でどん詰まりとなり折り返す必要のあるルートとなっているが、短い距離ながらぐっと登ることのできる刺激のあるコースプロファイルとなっている。

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実走できる機会も少ない梅雨シーズンに入り、少しフラストレーションがたまっているころではないだろうか。(少なくとも私は溜まっている) ...

・峠スペック

坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観:  ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★☆☆☆☆☆


9.1km
最大標高差
754m
平均斜度
全体:8.3%
上り:8.4%
下り:0%
獲得標高
上り:746m
下り:0m

・補給ポイントについて

スタート地点は、三郷小倉交差点からとする。
頂上までは、9.1㎞と比較的短めだ。

・ラストコンビニ

コース上にコンビニはなく、最も近いセブンイレブンまでは3.5㎞程離れている。
距離が短いため、それほどの補給は必要としないが、お腹が空いている状態で登るのはさすがにきつい。

・ラスト自販機

自販機は、スタート地点の交差点横にある酒屋にあるものが最後となる。

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・実走レビュー

スタートすると、すぐに登りが始まる。
最初の1㎞弱の区間は7%以上の平均勾配となるので、油断しないようにしよう。

最初の区間を過ぎると分岐が現れるので、これを左に進もう。

なんだか鬱蒼とした森の中へ進んでいくので少々不気味ではある。
熊の出没情報もあるようなので、音の出る物を用意しておいた方が良いだろう。

分岐を曲がってから最初の4km区間で、平均勾配は8%となる。
実際には階段式の登りとなっており、10%を超えるポイントも所々に現れる。

分岐から先は曲がりくねったコースが続き、見通しが悪い箇所もあるが、ほとんど車両の通行はないので、登りには集中できるだろう。

大きな砂防ダムが見えてきたら、4㎞地点まで進んできたことになる。
砂防ダムの先は、少しだけ勾配の緩くなる区間があるので、前半区間で疲れた脚を少しでも休めたい。

砂防ダムからの2㎞区間は、今までと比べると若干勾配が緩くなって、平均は6%ほどになる。
相変わらず道はクネクネとしているが、コーナーの内側を除けば6%前後の勾配で推移する。

ちなみに、コースには所々に残り距離が記載された看板があるので、体力と相談する参考にすると良いだろう。

スタートから6㎞を過ぎた(上記の残り3㎞看板)辺りから勾配はきつくなる。
ここから1.5㎞の区間で、平均10%超の坂が続く。
前半を調子よく飛ばしてしまうと後半にタレる可能性があるので、タイムを狙う場合には、ある程度のペーシングが必要だ。

7.5㎞地点を過ぎた辺りの300m程の区間で一旦勾配が緩くなる。
九十九折れ区間なのだが勾配が緩くなるので、距離を確認していないと、ここで頂上が近いと勘違いしてしまう可能性がある。

勾配の緩い区間を過ぎると、頂上までの約1㎞に渡って平均12%の勾配が待っている。
最後の最後で長い急坂が待っているので、知らないとかなり精神的には辛い。

トイレのある小さな駐車場を過ぎれば、頂上はすぐそこだ。

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・頂上施設について

頂上は舗装が終わる地点となっており、地図上では道が続いているが、ロードバイクで進んでいくことはできない。

頂上の少し手前にグライダーの出発点があり、この地点の上に展望台がある。
自転車を降りて少し歩くことになるが、休憩するには気持ちが良いだろう。
道沿いでも景色は十分良いので、クリートの泥詰まりなどを気にするなら道沿いでも良い。

・路面状況について

枝や落ち葉などの散乱物はあるものの、舗装自体はそこまで悪くはない。
また交通量は皆無に等しいので、走りやすいと言える。
ただ一か所、道路上に排水溝が設置されている箇所があり、これが下りだと落車の危険があるポイントとなっているので、登りの際に場所を覚えておきたい。